NPO九州森林ネットワーク

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Blog始めました!

2005年02月23日 15時53分59秒 | <日々徒然・イベント>
 大分の三浦さんに騙されて、いえ触発されて先週からBlogをはじめてしまいました。

なかなか時間が取れませんが、備忘録代わりにもろつかの出来事や風景、思ったことを記録しています
NTTので無料で出来ます。ただ少しサーバーが弱いので時々ダウンしてひどい目にあうときがあります。ただだから文句は言えないか…。よければ覗いてみてください。

三浦さんのも斬新でいいですよ。みんなBlogをもって相互リンクすると面白い気がします。
みんな自由気ままに好き勝手なことかいてますよ。

 アドレスはこちら http://www.doblog.com/weblog/myblog/40286

九州の話ではないですが・・HPの紹介

2005年02月15日 13時33分50秒 | <日々徒然・イベント>
 新潟は地震に加え、19年ぶりの大雪に見舞われています。北日本の日本海側は世界でも名だたる豪雪地帯だそうで、その雪のため杉も大きく根曲がりします。そうした特徴を活かしながら地域材活用を広げようというネットワークのHPを見つけました。

 ウッドストック協同組合(http://www.woodstock.or.jp/)です。

 家具の他、板材(おしゃれです)、ベンチ、側溝蓋が紹介されています。独自の木材産地認証の試みもなされています。
 
 ウッドストックというと、ロックバンド伝説の祭典、1969年愛と平和と音楽の3日間コンサートを思い浮かべてしまうのは、私だけでしょうか?
(佐藤/福岡)

ご後援頂きありがとうございました

2005年02月05日 10時57分24秒 | <日々徒然・イベント>
 1月30日(日)「住んでる人に聞きに行こう」をテーマにした、住宅バス見学会を開催しました。小さなお子さんをお持ちの20~30代の方を中心に、八代地域から12名(8組)、水俣・芦北地域から17名(5組)の参加申し込みがあり、バスは満席の状態でした。地域材利用の木の家や太陽熱で暖めた空気を採りこんで床暖房・給湯・換気に利用するOMソーラーの家など、4件の住宅を見学しました。参加者からは「木の香りがする」「日当たりがよく明るい」「キッチンや水回りが上手くまとまっていて使いやすそう」といった声も聞かれ、住まい手の方と談笑される姿も見られました。イベントの際は、手づくりのお弁当を毎回用意しています。今回は、見学会場であるOB施主宅で施主も参加されてのおもてなしです。赤飯・豚汁・煮物
(大根、椎茸、里芋)・野菜サラダ・漬物・手づくりパンなどをお出ししたところ、皆さんほとんど残さず食べてしまわれ大好評でした。最終見学会場となる熊本県森林組合連合会八代事業所では、「木材を乾かして(乾燥)削り(加工)出荷する所です。」という分かりやすい説明から入り、工場内の乾燥生産工程を見学しました。また、加工の際に出る端材のプレゼントもあり、皆さん持ち帰って何に使おうか考えながら選んでいました。何分、不慣れで至らない点も多々あったと思われる今回の住宅バス見学会ですが、参加者の方から「木のすばらしさ、ぬくもりを感じました」との感想をいただき、私共の家づくりを少しはお伝えできたかなと思います。
 八代でも山主・林業者・製材所・森林組合・県森連が参集して、木の家ネットワークの組織化に向けての話し合いが進み、2月10日立ち上げ予定となりました。名前は「やつしろ木夢(コム)ネット」です。目標であった今年度内の事業立ち上げもやっと決まり、いよいよ次年度から活動が始まります。
(宮川/㈱井本工務店 球磨川ライン木の家ネット)

九州森林フォーラムに参加して

2005年02月03日 08時58分24秒 | <日々徒然・イベント>
 九州森林フォーラムで、初めて古民家に泊まりました。“古”民家といっても、あんな作りの家は初めてで新鮮でした。

 昔からの建物や文化は、それらに触れたことのない人にとっては目新しいものですね。SFC認証などの“本当に新しいもの”と、“古くて新しいもの”の両方を生かす諸塚村は
魅力的だと思いました。新しい発見をしに、諸塚村にまた行きますので(何時間もかかるけど!)よろしくお願いします。

丸山沙織(九州森林ネットワーク事務局 ㈱トライウッド)

九州森林フォーラムで諸塚を訪れて

2005年02月01日 11時22分41秒 | <日々徒然・イベント>
 森林フォーラムに参加し、そのあとも引き続き諸塚の各地を見せていただきました。本当に得るものが多い滞在でした。わたしがこれまで見てきた山村に対して、諸塚の元気さには衝撃を受けました。山村や林業の関係者にお話を伺うと、だいたいどこでも最後は愚痴になります。諸塚では、ほとんど愚痴らしきものを聞きませんでした。これは本当にすごいことだと思います。どうしてこうなのか、もう一度よく考えてみたいと思っています。
1)南川の集落での神楽練習見学。こんなにもたくさんの若者が参加して、年配者から全員が熱く練習をしているとは!そのとき聞いた「神楽を通じてこそ、息子は父親を絶対的に尊敬できる」ということ、また「神楽をやっていなかった父親が、息子とのコミュニケーションを求めて神楽を始めた」という話に、神楽の効用がよく表れていたと思う。

2)シイタケ専業農家・Nさんのお話。FSCは、始めはよく分からなかったが、最近理解できるようになった。中国シイタケ問題の際、日本産ということを証明できなくて苦しんだ。スギでも同じことが起きうる。認証で産地を明確にすべきだと思った。これがなかったら、おそらくFSCには動かなかった。(これは本来は産地認証の話かも知れないが、こういう受容のあり方もあるのだと感心した)

3)公民館長の全村協議会の会長は、村長と同じぐらい偉いと事も無げに言われたこと。公民館というものが分かったようで分からなかったのだが、これでわかった。

4)山腹に転々と小さな集落がある風景。この村の伝統といまのがんばりが視覚的によく分かる。」

土屋俊幸(東京農工大学)

九州森林フォーラムで諸塚を訪れて

2005年02月01日 11時21分41秒 | <日々徒然・イベント>
 横浜育ちでそのままムラ組織のない北海道に行ってしまったため、なかなか理解できずにいました。しかし、今回集落までお邪魔して皆さんのお話をうかがい、改めて様々な集落組織の人のつながりの大切さというものを実感することができました。自治やローカルガバナンス等は市民運動とセットとして捉えがちですが、それが偏った見方であることを認識させられたように思います。また何よりも、安心できる人のつながりの中でそれぞれに役割を持って暮らしていけるということの大事さを感じました。
 森林認証という最も先端的な取り組みが、集落を基礎として可能となったということが特に私には驚きでした。これまでのFSC森林認証ははどちらかというと意識ある市民の自発性に依拠しているというイメージがありました。しかし、本当に森林認証を広げ力強い活動にしていくために集落の人のつながりが重要であることを認識し、ここからFSC森林認証の新しい可能性が生まれてくるのではとも思いました。他のFSC取得されたところで、きちんとした集落組織がないため、なかなかひざを交えた議論ができず、広がりをもてないと述懐されていたことが改めて思い浮かびます。

 また北海道の地域活性化は多くの場合Iターン者が重要な役割を果たしており、それが新たな視点による展開を可能とさせる一方で、様々な軋轢を呼び起こすことがしばしばあります。諸塚は地域で生まれ育った人が、そのまま、あるいはUターンして地域づくりに関わっていること、そうした人のつながりの中で創意工夫が生まれ、それをみんなで取り組んでいけるということも驚きでした。

 山村=「保守的」と考えがちでしたが、条件が厳しいがゆえに実は最も革新的な面をもっているのだということを認識させられました。

柿澤宏昭 (北海道大)

九州森林フォーラムに参加して

2005年02月01日 11時17分42秒 | <日々徒然・イベント>
 第三回森林フォーラム(in諸塚)の参加者、講演者の皆さん、そして準備をして頂いた諸塚村森林認証研究会の皆さん、大変お世話になりました。おかげさまで、九州森林ネットワークの設立記念のフォーラムとして、とても有意義なものになりました。私は、次の3つがとても印象的でした。

 一つは、諸塚村が九州で初めてFSCの森林認証を得たことの意義です。森林認証は経済的・生態的・社会的に持続的な管理がなされている森林を第三者機関が認証し、産出された木材にラベリングをして消費者が選択しうる制度です。諸塚村内での森林環境保全意識の高まりと認証材の販売など、今後の諸塚村の地域戦略のツールとして大きな意義と可能性があると思いました。森林認証制度は世界的には90年代後半から、日本では2000年の速水林業取得以降、広がってきました。そうした中で九州で取得事業体がでてきたことは、取得した地域だけへの効果に留まらず、九州全体への適切な森林管理に対する意識向上という点で波及効果もあるのではないか、あるいは当ネットワークの活動にも活かせるように、受け止めたいと思います。その点、諸塚村での取得についてオープンに語って頂き、感謝申し上げます。

 二つ目は、有馬先生の講演ででてきた、「そこそこの」(過剰な要求をしないという意味で)十分満足できる家をきちんと造るために求められると指摘された事項です。木のことを知り、価格も含めて関係者が情報を公開・共有して、山が成り立つような仕組み造りについて指摘されました。ネットワークの会員には、山の関係者から流通・建築関係の方々がいらっしゃいますので、取り組めるし、そのためには今後、少し詰めた議論が必要です。次回のフォーラム(長崎で本年10月頃開催予定)では、この点を意識した企画にしたいです。

 三つ目は、懇親会がとても盛り上がったことです。諸塚村の方々の心暖まるおもてなし、フレンドリーな参加者のトークに加えて、村田さん演奏のケーナの音が山里の雰囲気と参加者皆さんの心意気にとてもマッチしていて、宴が盛り上がりました。来年は村田さんと合奏できるように・・乞うご期待!

佐藤宣子(九州森林ネットワーク理事長 九州大学)