oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

「工芸家&起業家フレンドリー」な土地、オレゴン

2006-08-02 | 消費文化
先日、ポートランドで開催された「第19回Oregon Brewers Festival」に行く機会がありました。「brewers」とはビール醸造人のことですが、「オレゴン・地ビール・フェスティバル」と訳した方がピンときますね。北米最大のこの地ビール祭り、「オレゴン」とは言ってもオレゴン内だけではなく、南はハワイから北はニュージャージーまで合計72の地ビールが大集合。ビール好きな人にはたまらない!

これだけのビールが集合していると、どれを試飲するか迷ってしまうところですが、特にビールが好きというわけではないわたしは、モンタナやコロラドなど、ロッキー山脈地帯のビールを中心に試飲。ロッキーの水を利用したビールはおいしそうだと思うのは偏見か?それはともかく、どのビールにも深い味わいとコクがあったのは確か。「(市場に出回っている)アメリカのビールなんて水っぽくて・・・」という人でも、この地ビール祭りのビールを飲めば考えが変わるはず。毎年7月の最終週末に行われているので、ビール好きの人にはお勧めです。

北米最大の地ビール祭りがポートランドで開催されるのには、理由があります。ポートランド市内にある醸造所の数31は、世界の都市の中でトップ。オレゴン州全体でも80の醸造所があるそうです。そんな「地ビール天国」のオレゴン州は、7月を「Oregon Craft Beer Month(オレゴン地ビール月間)」に指定しているのだとか。(わたしにとって、7月はやっぱり「ブルーベリー月間」です。)



オレゴンで地ビールが発達したのはなぜ?まず、ビールの原料になる作物が育つこと。オレゴンは、全米有数のホップと大麦の生産地帯だそうです。それに、オレゴン州は工芸家や起業家を尊重する土地柄であることも、地ビールの醸造業者が多い理由のようです。この地ビール祭りのすぐ近くでサタデー・マーケット(写真上)が開催されていましたが、このサタデー・マーケットが1970年にアメリカで最初に始まったのはオレゴン州。オレゴンで地ビールを含んだ工芸品関連の行事が多いのは、工芸家や起業家を応援する人が多いから、というのが衆人の一致した意見のようです。

ベジタリアン・フレンドリー」、「自転車フレンドリー」、そして、「工芸家&起業家フレンドリー」。ロハスな土地・オレゴンは、21世紀のライフスタイルをリードする?

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