全国初の品種茶専門店 心向樹 茶ソムリエのマイ茶ート

お茶の「品種」専門店だから出来ること。品種の魅力や新しい価値を提案致します。

4煎 お茶の品種別栽培状況

2016-01-04 07:09:24 | 品種茶関連
皆様、おはようございます。品種茶専門店[心向樹]代表 兼 茶ソムリエの川口です。

魅力はあるのに知らない人が多い お茶の品種 にまつわる話や、お茶全体の話題等について
読んで下さる皆様のお役に立てるようなブログをご提供できればと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。 (前回のコラム お茶の品種と流通)


さて、今日のお題は 【お茶の品種別栽培状況】 についてです。

前回のコラムでお茶の品種をパッケージに表記しない理由をご紹介しましたが、今回は根本的な部分に迫って参りたいと思います。
日本におけるお茶の品種別の栽培面積は、一言で表現するなら 1強多弱  です。

グラフにするとこのようになります(H24年時点)。


茶栽培総面積は4万4000ha(ヘクタール)
*東京都(約2.2万ha)の 2倍 になります。

「やぶきた」が圧倒的なシェアを誇っています。
統計上は8割弱ですが、印象としては9割以上ある感じがします。
取引における存在感や見たり聞いたりする頻度、「やぶきた」以外は無下に扱われたり・・・

お茶の品種は大別すると2つの側面があります。
・味や香りといった【品質面】
・病気や虫や寒さへの適応、収穫量や収穫時期といった【生産面】
これらに茶市場や茶商(加工・卸問屋)の評価を加えて総合的考え、お茶農家の方が決定され植えています。

なぜこうも1強多弱になったのか?他の品種は魅力がないのか?等々 たくさんの疑問が湧いてきますが書ききれないので紹介は別枠で行います。

茶業界は「やぶきた」に偏った状態が長く続いていますが、近年は新しい兆しが見えています。
お茶の品評会で「さえみどり」や「あさつゆ」といった品種が優勝や上位入賞を果たすようになってきました。
また、まだまだ1%未満ですが大変有望な新品種も続々と登場し、品種 はにわかに賑わってきているのも事実です。
今後、各品種にスポットを当てて紹介したいと思いますので、お楽しみに。


次回は、お茶の品種が作り出される話=育種について少しご紹介したいと考えております。

それでは、今日もお茶で素晴らしい1日に!



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