全国初の品種茶専門店 心向樹 茶ソムリエのマイ茶ート

お茶の「品種」専門店だから出来ること。品種の魅力や新しい価値を提案致します。

3煎 お茶の品種と流通

2016-01-03 07:11:58 | 品種茶関連
皆様、おはようございます。品種茶専門店[心向樹]代表 兼 茶ソムリエの川口です。

魅力はあるのに知らない人が多い お茶の品種 にまつわる話や、お茶全体の話題等について
読んで下さる皆様のお役に立てるようなブログをご提供できればと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。 (前回のコラム お茶の販売訴求方法)


さて、今日のお題は 【お茶の品種と流通】 についてです。

前回のコラムでお茶の販売における訴求要素をご紹介しましたが、なぜワインやお米のように品種をパッケージに記載しないのでしょうか?
いくつか理由はあると考えますが、2つ大きな理由が存在すると私は考えています。

・1つ目は、お茶は流通の過程でほぼ全て ‟ブレンドされる” からです。

・2つ目は、国内で栽培されるお茶の75%程度が「やぶきた」という品種だからです。



前者によって、パッケージに品種表記すると「ブレンド」になります。(品種を全て記載することも可能ですが訴求効果や作業性などで非現実的)
後者については、別枠で詳しく述べたいと思いますが、端的に言うと「競合と差がない」から記載もしないのです。どこの誰もが「やぶきた」を売っているわけですから。

これらをまとめますと、
多くのお店が「やぶきた」主体の「ブレンド」したお茶を扱っているため、販売訴求に関して品種を採用するメリットがない(出来ない)から、となります。

補足:「ブレンド」はお茶業界用語で「合組(ごうぐみ)」と言いますが、お米などでブレンド米というと 安いとか信用性が落ちる などといったネガティブなイメージになりがちです。
一方で、様々な食品などで 当社オリジナルブレンド という表現も多々見かけますが、こちらは 拘りとか良いとこ取り のようなポジティブなイメージもあるかと思います。


次回は、お茶の品種の栽培について少しご紹介したいと考えております。

それでは、今日もお茶で素晴らしい1日に!



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