動画やレンタルDVDで時々1970年代の日本のドラマを見る。ネットでは、「今ではこういうドラマがなくて残念」とか、「この時代に生きた味のある俳優が今ではいなくなった」とかそういうコメントを見る。まあ単純に多感な時期に見たテレビドラマが本人にとっては一番面白く映るものだから、本人の主観に過ぎないとは思うし、今のドラマだってアタマと労力を相当使って作っているだろうから、昔のドラマよりつまらないとは思わない。ただ、やっぱり「伝説」として語り継がれるような作品は最近少なくなったと思う。と、こう綴ってふと別の理由が浮かんだ。それって「伝説」を作る「語り部」が少なくなったという事ではないのか?実はいかなるドラマでも伝説になり得る可能性がある。それを伝説として語り継ぐ人がいるから伝説になり得る。安室奈美恵が引退を発表したが、これもまた、伝説として語り継がれるための布石を打ったのかもしれない。
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