太田市長とれたて日記

清水まさよしが太田の元気をお届けします

黄色の乗り捨て自転車、もうすぐ登場

2007年10月29日 | Weblog

今年の秋半ば、「黄色乗り捨て貸出自転車」が街の中に登場する。
これがそれである。

 

駅周辺には放置自転車が日々増え続け、片付けるだけでも一仕事。
まあ、放置しても気にならないような状態、無法状態にしてあったことも要因だ。「だれの責任?」といわれれば、置きっ放しにしていく市民が悪い。それだけでもない。
役所も東武も悪い。
あれだけごちゃごちゃになっていれば「置いていっちゃえ」ということにもなる。片付けるとすぐに溜まりだす。また、片付ける。この繰り返しで今日まできた。
幸いにして、X型の東武線の高架が完成した。線路下の余剰地が生み出された。そこに駐輪場を設置することになった。これを機会に「自転車を考えよう」という機運になった。
太田駅はまだ完成していないが、薮塚駅、韮川駅にも整備した。
きれいな駅前になればと願っている。

 

黄色の「乗り捨て自転車」は、ある会合で提案があった。
考えてみれば、放置自転車のすべてが不要になった自転車ではない。盗難にあった自転車も混じっている。その提案を担当職員に話した。反応は悪くはなかった。
「そんなの意味ないですよ」といわれれば「はい、それま~で~よ」とあきらめるつもりだったが「やってみましょう」ということだった。「それなら早いほうがいい」ということで準備が進んだ。
放置自転車は秋の産業祭で修理して販売している。自転車屋さんが協力してくれて新品同様で売り出す。これだけではたのしくはない。
「市内に無料で貸し出す」これはうまくいけば『いける事業』である。

 

「一目でわかる、目立つ色がいいんじゃないか」
程度のいい自転車を集めて、やはり自転車屋さんに修理をお願いする。そして、派手な塗装である。
「スバルにお願いしたら快諾をいただきました」
黄色にした。これなら持っていかれる心配はない。あったにしてもいいじゃないか、そう思う。とりあえず、30台が登場する。
「ステーションもつくった方がいい」という。やたら置かれても迷惑をおかけする。どこにつくるかも検討している。もしも、「お店の軒先に置いてもいいよ」というあたたかい申し出でがあればみんな引き受けたい。屋根のないところは簡単なひさし程度のものがつくれれば、と考えている。

 

警察に聞くと「自転車の盗難が多い」という。
昨年で100件以上にもなる。この「黄色乗り捨て自転車」の登場が盗難の防止になればという願いがある。
他人の自転車を乗っていくのは犯罪という認識はあるだろう。だれだって泥棒はしたくない。この黄色の自転車なら大手を振って街なかを走ることができる。周知ができれば自転車盗難は確実に減ると思う。
上手に活用してもらえればもっと増便してもいいかな、そう思っている。

 

青色パトカーも42台動き出した。
犯罪の防止が市民参加で拡大していければ鬼に金棒である。

 


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