しまなみ地域で、体験学習や産直市、農家レストラン等に取り組む人たちが一堂に会し、研修を行う「しまなみグリーン・ツーリズム研修大会2007」が開催され、約80名が参加し、交流を深めながら、グリーン・ツーリズムによる地域の活性化についての研修を行いました。
まずは、参加者それぞれが自分の活動内容について発表を行い、そのPR方法について参加者が評価を行いました。ちなみにナンバー1は岩城島の「赤穂根島自給大作戦」。
その後、県や市町から情勢報告を行った後、香川大学の原助教授より「しまなみグリーンツーリズムに関する調査報告」
講演では兵庫県三木市産業観光部の細尾先生から、三木市やその他先進事例の紹介をしながら、都市と農村の交流関係づくりについて様々なアドバイスをいただきました。
参加者のみなさんも、地域で頑張っている人や先進事例等を研修し、大いに刺激を受けたようです。
「しまなみグリーン・ツーリズム推進協議会」の事務局があるのは、愛媛県の組織である今治地方局農政普及課しまなみ農業指導班です。その仕事、農業改良普及事業の中に「グリーン・ツーリズムの推進」ということが課題のひとつとしてあげられており、協議会を中心に様々な支援を行っています。
今日は、その活動を評価していただく「外部評価委員会」が開催され、委員の方たちに1年間の取り組みを説明しました。
また、現地調査として、伯方島の「愛の地産地消レストラン」の食事と取り組み概要説明、有津婦人同志会で体験受け入れを行っているイギス豆腐作りやたこ飯作り、魚のおろし方などのちょこっと体験をしていただきました。
課題のとり方や今後の方向づけ等いろいろ指摘された事項も多かったのですが、しまなみで「いきいきと活動している女性たち」の様子を見ていただき、一定の評価はしていただいたようです。
これは「愛の地産地消レストラン」での食事。2月メニューです。
昨日に引き続き、JICAの研修生のみなさんを受け入れました。
今日は、まず、宮窪町で、潮流体験を行いました。新しい船ができたら実施する「船折の瀬戸」や伯方大島大橋のたもとなどをめぐる新しいコースで運行してもらいました。
その後、道の駅御島の直売所の視察。今日はちょうど、「トマトを作ったパン作り」の受け入れも行っているコアントローグループが、週に一回パンを焼く日だったので、そちらも見学しました。
大山祇神社参拝の後、ふきのとうグループのジャム作り体験と、昼食、意見交換。女性グループの加工品作りへの取り組みや交流活動について、いろいろな意見が出ました。
最後に、盛港の無人市を視察してしまなみでの視察研修は終了。
フェリーで広島へと向かいました。
2日間を通して、しまなみのグリーンツーリズムの取り組みについて、女性グループの活動を中心に研修していただきましたが、多くの質問や意見が飛び交い、とても熱心に研修していただきました。
受け入れ側の人たちも、普段なかなか接することのない、多くの外国の方との交流をとても楽しんでおり、「こういう刺激を受けられるのもグリーンツーリズムに取り組んでいるからだね。」とあらためて、交流活動のすばらしさを感じていただいたようでした。(事務局)