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ささやかな生活の日々

屋久島 お家事情。。。

2007-05-28 | 移住のコト
先日、玄関の鍵が鍵穴に入ったまま、真っ二つに折れてしまいました。
そんなに馬鹿力を入れたわけではないのに--;
玄関は引き戸でして、、、
鍵を入れたままスライド→サクッと真っ二つ!ありゃりゃ!
ちょっとあせりました。。。
大家さんに報告。
仲介の不動産屋さんに連絡してくださり、鍵は全取替えに。
業者の方が来て、一安心な状態に復帰しました。
そして、工事費含め約1万円。大家さんが負担してくださいました。
不動産屋さんに「普通はしてくれないよ~」と言われ、
当たり前とは思っていませんが…^^;
大家さん。ありがとうございました!
よい大家さんに出会うのも、運と縁でしょうか。

屋久島で賃貸物件を見つけるのは、地元の方でも簡単ではないと聞きました。
家を決める際、こちらに知り合いは一人もいませんでしたし、
職場でも住居を紹介などもしてくれませんでしたので
数少ない不動産屋さんからの情報だけが頼りでした。
選択肢はほとんどありませんでしたので、受け入れるしかない状況です。
不動産屋さんで紹介される物件は、4万円~6万円が相場でしょうか。
価格は安いかもしれませんが、島内では些か「お高め」です。
町営住宅もすぐに入れるわけではありませんし、抽選を待たなければいけません。
即入居を希望するものにとっては、屋久島の家事情は厳しいものがあります。
でも、最近はアパートなども増えて、ほんの3~4年前よりは数段、
見つけやすくなっているかもしれません。

厳しい条件の中、めぐり合えた今の家。
風通しもよく、日当たり良好。
たまに、ねずみがでたりしますが
屋久島ではよくあることのようです。。。^^;

はじまり#2

2007-03-09 | 移住のコト

当時の庭の様子

shimaoさんは、11年勤めた会社を辞め転職をしました。
彼は横須賀出身、私は横浜出身で、関東を中心に生活をしていたのですが
以前から、森林関係の仕事に就きたいと思っていて
長野に説明を聞きに行ったりしたこともありました。
でも、決まった場所は屋久島。
前年の夏に、念願の屋久島へ旅行で訪れていて、私も屋久島は好き。
まさか住むとは思っていませんでしたが
屋久島で森林関連の仕事に就けるなんて、最高じゃない!って思い、
強い決心の元、やってきました。

やっとの思いで到着した屋久島。
この日は家もなんとか決まり、夕方shimaoさんのボスに会うことに。
どんな人だろう。。。ドキドキ。

1時間ほど話をしたと思います。
たんかんの季節だったから、お茶とたんかんを出してくださって
組織の現状や島のことなど、色々話してくれました。
今でも覚えているのは、この3つ。

1.そのへんの草でも食べて生きてく覚悟が必要。
2.村八分にだってなることある(ボスは経験済!)
3.都会でサラリーマンやっていたときのように「楽」じゃない。

3番目。これには内心「フザケルナ」って思っちゃいました。
僻地だろうと、都会であろうと楽に稼げるコトなんてありませんよ。
って思いながら聞き流しましたけどね。

でも最後に、
「なんだかんだ言ったけど屋久島には素晴しいこといっぱいあるから。
 一緒に楽しみましょう」と言ってくれました。
ボスはとても正直な人だと思いました。
だから、いやな印象はなくて不器用だけど熱意みたいなものは
きちんと伝わったし、島での生活の厳しさもわかりました。
しっかりやってこう!って襟を正すこともできたのも確かです。

そしてあれから3年。。。
てんやわんやな日々が過ぎ、そんなボスから新しいボスに代わり組織も一新。
やっと仕事も生活も落ち着いてきました。

毎日美味しいご飯も食べれているし、雨風もしのげてお布団で眠ることもできています。
おかげさまで、そのへんの草なんて食べずにすんでますし、
村八分にもなっていません^^;ご安心くださいませ。

石の上にも三年。という言葉があるように、3の持つ神話ってまんざらでもないかも。

回想録もこれまでです^^
そろそろ今の生活にいくとしましょう。

はじまり#1

2007-03-08 | 移住のコト

前を歩くは夫のshimaoさん。出発の朝。

この写真はちょうど3年前、屋久島へ移住の準備にやってきた時のもの。
前方に輝いているのは桜島。なぜ?それはですね。。。

借家を決めるために屋久島入りする予定が、
前日、天候不良のため搭乗する飛行機が欠航に。いやな予感。。。
鹿児島空港で欠航便が続く中、あきらめずに待つこと3便目。
やっといつもの条件付(天候不良などで降りれない場合鹿児島へ引き返すことが条件)
で屋久島へ向かいました。
どうか降りれますように。。。1回目。視界不良で急上昇。2回目も。3回目も。
もういいよ~鹿児島帰りましょうよ。と思ったら、やはり引き返すことに。
不動産屋さんに連絡を入れたら「雲低いもんなぁ~」と一言。
こんなこともあるんだなぁ。と島の現実を目の当たりにしました。

今思えば、「君たち本当に来るのかい?」「だめだよ君たちは」
なんて屋久島の神様たちに試されてたのかしら?
とにかく、この日だけは屋久島にふられちゃいました。

というわけで、鹿児島に一泊することになり翌朝
朝一番の高速船トッピーに乗り込もうと、颯爽と歩いているわけです^^
足止めに合っても意外とお気楽だったな。
お互い初めての鹿児島だったので、焼酎飲みながら黒豚のしゃぶしゃぶ食べよう!
なんていって、鹿児島の名産に舌鼓をうってぐっすりでした。
でも、本当は二人とも自分たちでも気づかないくらい、緊張していたと思います。
自分たちで選択したコトとはいえ、だ~れも知らないし、
車ですぐ帰れるところじゃないし・・・
旅行で訪れたときとは、当然まったく違うし。
いろんな思いがあっただろうけど、考えないようにというより、
そんな余裕も無かったかな。
それにそんなこと思ってしまったら、そもそも移住なんてできませんよね^^;

そんなこんなで翌日はお天気にも恵まれ、
無事に屋久島へ到着することができたのでした。

しばらく屋久島へ来た頃を、もう少し振り返りたいと思います。
おつきあいくださいませ。
つづく。。。