大熊町はあまりメデアに取り上げられないけど原発のまんまん中にある町だ。昔２０世紀梨が取れてそれは高価なものでなかなか庶民の口に入るもので無かったがおいしさは折り紙つきであった。原発が出来てから大熊町の人は魚を食べなくなった。原発から排出される美しい水の中でいわしの大群が排出口に群がっていると聞いた。でも大熊町の人々はその魚は食べない。あの事故のちょうど一年前そこに住んでる知人は東電様々だと言っていた。100円タクシーがあって年寄りにはありがたいと言っていた。東電の人が次々と町に一戸建ての家を建てていた。脱原発と原発の無い町の人が言うのはたやすい。でも国策でしたことの責任を大熊町の人には問えない。メデアは大熊町の人の言葉を伝えない。差別してるなら問題だ彼らがもっとも被害者なのだから
私は団塊の世代で終戦後生まれた。その当時も子のない家庭もあったが多くは多産で子供はあふれていた。貧乏人の子沢山という状況で戦後の困難の中で貧しくとも懸命に生きてきた。テレビで不妊医療の実体が報道されているのを見た。私が衝撃を受けたのは、45才で不妊治療を受けている女性の言葉であった。壱千万かけても自分の子がほしいという。子供は神様からの授かり物という観念が私たち世代にはあった。医療の発達はすざまじいものがある。でもちょっと待てという感じがする。それが本当の女性の幸せにつながるかどうか疑問だ。野田聖子さんの出産に賛否両論がある。私は金さえあればどんなことでも出来るというのは人間の傲慢であると思う。子供を金で得ようとするのは反対だ。
主権回復の日に一人の国会議員が天皇陛下万歳と言ったら三権の長以下全員が天皇陛下万歳と唱和したという。私は戦前にもどったかと錯覚した。今の憲法は主権は国民にあるとしているが安倍総理は天皇を元首としたいらしい。なぜ元首としたいのか意味不明である。主権は国民でなくなるということなのか判然としない。第二時大戦後天皇は神でなく人となった。歴史の事実である。それなのに三権の長が天皇陛下万歳という。戦前の悪夢に逆戻りだ。私は戦争を知らないでも原爆の悲惨な写真は頭に焼き付いている。子供も人殺しにはさせたくない。昔から時の権力者は権力維持に天皇を利用した。それはやめてほしいと私は思う
主権回復の日に天皇皇后両陛下が出席された。お言葉はなかったけれど私はいやな感じを持った。憲法では天皇には公務を拒否出来ないからだそうだけど私としては天皇のお考えと相容れるのか疑問だ。沖縄の人に寄り添って来たかのように思えるからだ。靖国神社にA級戦犯が合祀されたことで参拝を拒否された昭和天皇を思う時、ちょっと頼りなげに感じる。戦争を経験された陛下はその悲惨さを十分ご承知だろうし全国民がのぞんでもいない主権回復の日に出席する必然があったのか疑問である。