鹿谷の日記

私の日記です。宜しければ、たまに読んで下さい。

仕事を取るって大変だー。

2007-12-20 17:45:08 | Weblog
全国賃貸住宅新聞社主催の賃貸住宅フェアというのはご存知でしょうか? この催しは毎年行なわれており、東京では一昨日、昨日の2日に亘って開催されました。

メインは賃貸経営に関するセミナーですが、今年も150ほどのテーマで実施され、それなりに活況を呈しておりました。

ところで、このフェアではセミナーだけでなく、様々な業者が自社の商品とかサービスを出展するということも行なわれております。

当社も数年前までは不動産に関する様々なソフトを出展していたのですが、最近になって止めました。

当初はそれなりに面白く、子供達も連れて来ていたのですが、何年もやっていると飽きてきますし、私自身、長期間労働が耐えられなくなってきたのです。

このようなフェアに出展したことがないとあまり実感がわかないと思いますが、出展者は前日から準備し、終了後は遅くまで後片付けする必要があります(当然ながら設営会社等とは相当前から打ち合わせをします)。

そして、荷物の上げ下ろしのために、もの凄い数のトラックが通路等に押し寄せますので、順番待ちだけで一苦労します。特に後片付けの場合には夕方の5時以降でないとできませんので、かなり遅くなってしまいます。

寒い中をひたすら待たされるのです。このブログを書いているだけでイヤな光景を思い出してしまいました。

ところで出展していた当時は必ずセミナーの講師もやらせていただいていたのですが、今回は久し振りに聴講者として出席して来ました。

いくつかセミナーを聞いたのですが、その内1つだけ簡単に内容を紹介しておきます。それは土地活用のコンサルティングをしている講師が建設会社等の営業マン向けに話していたものです。

「アパートとかマンションの建設受注を取りたいのなら、とにかく収支と建築プランをドンドン提出しなさい。敷地調査なんかそれほど正確にやる必要はありません。とにかく、たくさん作成するのです。」

「皆さんもご存知の×××という会社なんか営業マン1人で年間100件ほど提出しています。通常の会社であれば10件がいいところではないでしょうか。」

「名刺とかパンフレットはすぐに捨てられてしまいますが、収支とか建築プランといったものは意外と捨てません。大事に取っておくのです。」

「そして、何年かして状況が変わったとき、息子さんがふと思い出して連絡してきたりするのです。」

私はこの話を聞いて非常に納得しました。種を蒔かなければ当然ながら絶対に実を結びません。種を蒔いたからといって建設営業の世界はセンミツですから簡単ではありませんが、逆に言えば1000の提案書を出せば3つは実を結ぶのです。

<ダメ営業マン>
「年間に100件も提案するところなんてありません。」

<コンサルタント>
プランを依頼してくる地主なんてほとんどいませんよ!

<ダメ営業マン>
「・・・」

そういえば、こんなことを聞いたことがあります。仕事がなくて暇を持て余していたある設計士は空き地を見ると勝手に図面を書いているそうです。

何となくわびしい気がしないでもありませんが、画家だって売れるか売れないか分からない絵を黙々と画いていたりします。

設計士だって数多く書けば段々と上手になるのでは・・・。もし、見事な図面ができたら勝手に郵送するとか・・・。

考えてみれば私だって、売れるか売れないか分からないソフトをガンガン作っているのです。

ソフトというのは1つ作成するのに簡単なものでも半年はかかります。その間の開発費ときたらビックリするほどの額になります。まるで博打です。だから楽しいのかも知れません。

そう言えば、家内があるとき言っていました。

「好きでやっているんでしょ!」

返事に困ってしまいました。

とにかくアクションあるのみです。皆様方も大いに頑張って下さい。