メリとイオ ♪バイオリンのおけいこ♪ その先は

2005年生まれの長女メリと2009年生まれの長男イオ。
日々の記録を綴ります。

コンクールを終えて

2012-07-23 18:03:21 | 日記
先日の記事の続きです。

我が家の関係者も気になるところだと思うので、まずは結果から。
ピアノは部門は4位(3位とは1点差)で
バイオリンは2位と、それなりで予想通りの結果でした。

コンクールの舞台裏は後ほど記すことにして、
土曜日お昼頃に現地に到着。会場近くのホテルにチェックインの後、気分転換のため市内から30~40分奥地に入った渓谷にある<アユ釣り>と<流しそうめん>の老舗へ。

夜は会場の近くで<さかな系>の料理店を2軒回るも満席。
子供達があまり好まない<焼肉店>に行きました。
ずーっと昔にも行ったことがあるお店だが、味付けが和風なのでお肉&ガーリック臭苦手の子供達もけっこう食べる。

両親はいつもの如くほろ酔いで、ホテルの部屋に帰り着くなり就寝。
ところが深夜、酔い覚め・明日のこと・娘(体調を含めた心理状態)が気になり目覚める。

娘の変調は1週間位前から。
コンクールが近づくにつれどんどん弾けなくなる。
普段間違えない箇所やリズム・テンポまでおかしい。
金曜日には曲を通して弾くことすら出来なくなったしまった。

『今日はもう練習を止めよう』と言うと『イヤー』と泣いてしまう。
何度やっても弾けない。

そんな事が続いたあとのコンクール。

複雑な気持ちで会場入り。
既にほとんどの参加者が受付を済ませている中、みんなが引き終わったあとの演奏順のくじ引きを済ませる。

会場内を一回り案内してもらった後、
ピアノの踏み台合わせでリハーサル室へ入ると係の人が『練習はしないのですか?』
両親としては<え゛~っ、練習なんてとんでもない!>へたに刺激をして、泣きはじめたら舞台に立つこともできなくなる。

ところが娘は・・・係に人に促されるまま黙って弾き始めた。
周囲にいる参加者・父兄が一斉に注目。
ところが両親の心配をよそに、とりあえず大きなミス無く弾き終える。

次は弦の練習室へ。
伴奏の先生と合わせてみるが、全く覇気がなくテンポもバラバラ。
かろうじて音程だけは狂わないが、とても人前で披露するような出来ではない。

2回ほど練習したあと、おとな達は無言・・・(全然ダメだね~と目配せ)
1週間前に先生と最後のレッスンではあんなに元気良く、本人も弦が切れないか心配と言っていたのに。

早々にリハーサル室を出てロビーに移るが、ほどなくピアノ部門が始まるので楽屋に移動。

ここまで来たら、間違えずに弾けたらとか、上手にできたらなんて考えない。
ただただ、泣かないで帰ってきてほしい。

ハラハラして見守る中、出番となる。
そして終わった。
大きなミスはない。
でも盛り上がりもない。
拍をとって音を並べただけの演奏。

課題曲は3曲から選ぶのだが、同クラス6名の内、娘ひとりだけが違う曲だった。
技術や芸術的なことは解らないので、全体のどの位置かなんて全く知る術もなく、とりあえず泣き出さなかったことで満足する両親。

そして時間は進み、バイオリンの審査が始まる。
幼稚園組の次、娘の演奏順はくじびきで2番目。
最初の子はオケの同級生。
彼女の独奏を聞くのは初めてだが、想像通りの腕前で素人の私達でもお上手なのがわかる。

続いて娘の番。
相変わらず元気が無く、直立不動で手先だけが動いている。
ただ、元気よく弾かない分、やさしくきれいな音で大きなミスはなく弾き終えた。

この時点で両親は大満足♪
泣くこともなく最後まで弾き終えた。

コンクールの審査方式がよく解らないが、1・2位空席で3位が存在するクラスがあったので、絶対評価を取り入れた相対評価なのだろう。

表彰式の時、娘の1位はあり得ないので、2位もしくは3位というアナウンスが聞こえれば、その時点でOK
クラスの最初に1位が聞こえたら、その時点でOUT
叶うことならば、これまでの努力に対する何らかのご褒美は与えてやって欲しいと願う。

結果、前述の通りとなり、我が家のコンクールは終わった。

表彰式の最後にベストインコンクールに値する会長賞が同級生のお嬢さんに授与された。
妻(娘の母)はオケでの彼女をよく知っているので大喜び。
『やっぱりね~』と宣う。

祖父がやっていたとはいえ、両親共に音楽経験が無く、近所の教室でバイオリンを始めた娘。
発表会に出るような気持ちで挑戦したコンクール。
結果には必然しかない。

去年・今年と2回のコンクールを通じて多くのことを学ぶことができた両親。
同様に娘自身も得るものはあったと思う。
あってほしいと願う。

次に再挑戦をする機会があれば、まずは本人の気持ちを最優先しようと思う。
そして先生の推薦も。
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コンクール前夜

2012-07-21 00:54:05 | 日記
昨年、幼稚園年長の夏に初めて参加したVnコンクール。
春先に発表会の延長のような気持ちで申し込んだところ、あと2週間という7月初旬に高熱のために3週間の入院。

もちろんコンクールは棄権したが、退院日から3週間後にも別のコンクールに申し込んであった。
そちらのほうも棄権を考えたが、本人に聞くと『出たい!』と。
せっかく元気になったのだからと参加することに。

退院後1ヶ月ぶりに練習を再開したものの課題曲も思うようには仕上がらない。
娘には『夏休みの思い出の為に行こうよ♪上手に弾けなくてもイイよ』と、充分な練習も出来ぬままにその日となる。

さてコンテスト当日
参加者達の演奏(審査)が始まると参加する子供達のレベルの高い事。
この時点で初めて、発表会に出るような気持ちで申し込んだことを悔やむ始末。
<あぁ~場違いなところに来てしまった>

私の後悔をよそに、とうとう娘の順番が回ってきた。
心中、<娘自身が傷つかないよう、せめて間違えずに弾いてほしい>その事だけを祈る。
当の本人はというと、プレッシャーに強いのか、幼くてプレッシャーを感じないのか、親の気持ちも知らず淡々と自分の仕事をこなし『間違えずに弾けたよっ!』

結果はそれなり(優良賞)だったが、後になって反省しきり。
<次に参加するときは、せめて練習だけでも納得ができるまでして、それ以外にも充分な環境を整えて臨むのが参加者としての最低限の心得だと>

あの日から1年。
今年もふたつのコンクールに申し込み、直後にこれまで師事していた先生がご出産とのこと。
とってもおめでたい事だが、先生は身辺がお忙しい様子で、こちらの無理を押し通すわけにも行かず、思い出がいっぱいの教室を去ることにした。

新しい先生を探すに際し、音楽教室からご紹介もいただくも、なかなか娘と相性の合う先生とご縁が無く3ヶ月以上も先生難民の状態が続く。

そんな6月の初旬、とても高名な先生の面接(試験?)の機会をいただくことに。
事前に『場合によっては基礎からやり直します。』とお聞きしていたが、『まぁイイでしょう』そして恐る恐るコンクールに申し込んでいることも告げたところ、否定も肯定もされず。

久しぶりに週1時間のレッスンが始まる。
これまでは娘の我流で日に数分程度の練習量だったが、環境が大きく変化して6月半ばからは毎日1時間近く練習する日々。

実はこのコンクールでは副科として習っているピアノも申し込んであった。
こちらのほうは習い始めてから1年ちょっとだが、この先学年が上がってくると専修の子供達はどんどん上達して、うちのようなレベルでは二度とコンクールに出る機会は無い。
まるで記念受験のような気持ちで申し込み。

ここでも新たな間違いを犯す。
春(申し込み前)に先生に参加の意思を伝えると『なんとかなるでしょう』とのことだったが、本線の日があとひと月に迫ったある日、一向に上達しない娘に『出るだけならイイけど、賞状を貰いたかったらもっと真面目にしないと絶対に無理。他の子供達はみんな何時間も練習してるのよ。このままでは絶対に無理!』と宣告される。

実は、この日までの練習時間は週に2~3回、一回の練習が5分程度だった。
当然だが上達するはずもなく、テンポは遅くミスタッチの連続。

先生の言葉にハッとなったのは私達はもちろん、本人の心にも充分響いたようだ。
私達両親も、どうせピアノは記念参加だから、新一年生で学校にも慣れておらず宿題も多いから、バイオリンだけ頑張ればいいよという気持ちになっていた。

6月の半ばを過ぎた頃のことだ、その翌日から人が変わったように頑張りだした娘。
その成果か、翌々週のレッスンでは『頑張ったね♪これでやっとスタートラインに立てたね。』と言っていただく。
『あと2週間、頑張って賞状が貰えるようになろうねっ♪』と。

学校から帰ってくるのが午後4時、おやつを食べたあと学校と塾の宿題に1~2時間。
休む間もなくバイオリン・ピアノと続き、夕食は早くて8時。
実際にはVn・Pf・塾・スイミングの各教室があるので、直接家に帰るのは週に一度だけ。
土曜日は音楽教室が午後2時頃~8時頃で、唯一の休日は日曜日しかない。

娘の趣味(息抜き)はお絵かき・読書、まれにDVDを見るがTVはあまり面白い番組が無いそうで、土曜日の朝(おさるのジョージ)と日曜日の夜7~9時だけ見る。
近所にお友達がひとりも居らず、学校外で子供同士が遊べるのは月一度程度。
娘にとって、学校と音楽教室で、友人達と一緒の時だけが息抜きの場所かも知れない。

近くに住む祖父が、かわいそうだと言う。
そうかも知れない。
でも、当の本人はこれが普通だと感じ、学校のクラスメート達も同じだからと言う。

当初、情操教育の一環として始めたバイオリン。
気がつけば、けっこうディープなところまで浸かってしまった。

結果については、
両親の無知と本人の幼さもあり、大きな夢は望むべくもない。
定めた目標に向かって自分なりに調整と努力を積み重ねた娘。
今はその事実を労ってやりたいと思う。
そして、その事が今後の人生の糧となり自信になるように。

娘との時の経過をコマ送りで回想し、既に達成感を満喫している両親。
時間が止まれば・・・
遠からず、軌道修正をする日まで。


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今日もまた (同じ曲) 動画

2012-07-08 21:42:44 | ヴァイオリン
前回と同じザイツですが、今日から暗譜で弾くことに



こちらはオケの練習です。
セカンドバイオリンなので・・・



一週間で唯一の休日、午前中は宿題や練習でしたが、昼過ぎから六甲山牧場に行き動物たちとふれ合ってきました。
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