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2014年に小学校を建設。
家族がともに暮らせ、夢を持ち歩める環境へ。

バッグ作り開始。子ども達の中にあるもの。

2016年08月10日 | 日々

これからは、2,3日に分けて村泊まりを開始。

3人の15歳以上の女の子。

1人は、小学5年生。
勉強もそれ以外の活動も一生懸命やっている。クラスの中ではリーダー的な存在。
お父さんは他界し、お母さんは別の家庭を持っている。
とても頑張り屋。

1人は、小学5年生を4か月程で辞めた。
両親はどこにいるのか分からない。前の教師の家で住まわせてもらっている。
その代わりに家事を任されている。それが任せれるようになってから学校を辞めてしまった。

最後の1人も小学5年生、けれど2週間ほどで辞めてしまった。
去年の11月に、家庭訪問を通して親とその子と話し4年生の後半に辞めたけれど再入学をさせた。
根本が変わっていなかった。
学校に再入学する時に、頂いたお金の中から制服とノート、ペンを購入しプレゼントした。
辞めた後に、制服を渡すと言われたが、受け取ることは出来なかった。
今は、月の大半を親の借金のために仕事に費やしている。


小学校、村にあるお菓子袋からバッグ作り。

ここに辿り着くまでは、本当に色んな道に迷い込んだ。
背中を押してくれた大切な人がいた。

子ども達の3人の存在。
給料を渡すということ。
それぞれが持っている過去の背景。

この1年4か月の中で沢山のことを見て来た。

去年来る時、それ以前から思っていた仕事の必要性。
それは、子ども達がしっかり学校に通い続けれらるために。

けれど、もっと深い部分を見なければいけないということに気づいた。
子どもを個としても。
仕事、家族と勉強を天秤にかけた時にどちらに傾くか。


勉強を続けた先にあるもの。
そして、今目の前にあること。

自分で選択し、切り開いて欲しい。

学年ごとに1家庭1家庭、教師とまわって親の話を聞いた。
勉強よりも生活や家事、本当に困っているから仕方ないという親、親は行かせたいけれど子どもが行く気にならないという親、
しっかりと理解し勉強させたいと思っている親。

それぞれ。どうしようもない現実があるのは確かかもしれない。

学校にいる時、特に高学年の子達を見て、どんな表情をし、どんな表現をしているか、どういう態度をしているか気になる。

自分が今やっている活動がどこにどう繋がっていくか正直分からない。

その答えが個の中にあるかもしれない。

今、自分がどこに向かっているのかも見える時見えない時がある。
それじゃいけないのかもしれない。

迷いがあるのか。

日本語が終わった後、夜8時まで話し合った時、泣きながら相談をされたこともある。

自分として、そして村を支援している1人としても。
重なる部分の気持ちもあるけれど、割り切らなければいけない時や態度もある。

ごちゃごちゃになってしまう時も幾度とあった。

自分で軌道修正するのが難しくなった時も。

村にいる時の自分の考え方、村から離れた時の考え方、見方。様々。

考えても仕方ない。
その時に感じることが今の自分にとって大切なことだと信じる。

始まったバッグ作り。

村の中を歩くと散らばっているお菓子袋、
道の両端に捨ててあるお菓子袋。



どうにか利用できないか考えていた。
小学校でも、毎日、朝と昼の授業前には生徒達が掃除をしている。
けれど、それ以外の時になると教室や校庭にポイ捨てする子もいる。

低学年の生徒達は村を歩き回りお菓子袋集め!


調べて考えた時に見つけたバッグ作り。

本当に、今年の1月には思いついていた。
けれど、そこから踏み出す覚悟がなかった。

雇うこと、給料、村の子、継続、売る、商品としての価値と子どもの存在。
小学校としての空間。
そして自分自身のこれからを照らし合わせる。
やる前から、色々な不安と心配、失敗に恐れて怯えていた。
それはそう、やったことないから。

そんな自分の背中を押してくれた人。その紹介であったお店の方。
話の中から、バッグのことを話し、後日持っていく、
「やりなさい、自分が思うように、やっていく中での失敗はもちろんある。」
そんな一言を貰った。
それから、沢山の相談をさせてもらって踏み出す覚悟が出来た。

3人の女の子。
教師との相談も何回も繰り返し、成績や態度、学校での様子、家での問題を
話し合い決めた3人。
最初は、中学、高校を辞めてしまった子、通学が金銭的に困難な子を雇おうと思っていた。

けれど、何か引っかかっていた。
小学校だけではなく、村、その中にいる生徒も。という自分はいた。

でも、考えるだけで余裕はなかった。
そもそも小学校を建設し、そこにいる生徒達を後回しには出来なかった。
教師にも言われた。隆太。やるならまずは高学年の子を頼むと。

そして、決まった3人。
それぞれ、楽な生活はしていない。
そして、それぞれに自分自身の見方と理想がある。

1人は、勉強を頑張りつつも、1か月に4,5日は小学校を休み日雇の仕事に行く。日曜日はほとんんど毎週。
それでも、成績を維持している。
本人も、これからの進学も含めいっぱい考えている。
素直に応援したいと思った。

もう2人の学校を辞めてしまった生徒。
共通して思っているのは、学校から離れた距離を埋めるのと自分を表現する場を設けたいということ。
仕事で追われていた日の中で、どれだけ大変だったか分からない。
1日、朝から夕方まで7時間近く日雇いの仕事をしている子。
そういう子に対しての不安はある。辞めてしまう、来なくなってしまう可能性。
けれど、それでもそういう場は今のあの子達には必要だと思った。
新たな自分を見つめる場としても。

この3人。

8月に入り、2日に3人と親、村長そして教師を呼び活動の説明と仮の契約を行った。

5日には、計画を作り8日にスタートをした。

これからおそらく1か月は、村滞在を2,3日に分けてしながらやり方を教えていく。

この2日間だけでも気づいたことは沢山あった。

1人1人との接し方。これは、今までとの関係がある分、子どもによっては接し方が難しい。

今は、大学から後輩が来て、この先1か月いるからその子を中心に女の子たちに教えて貰っている。

そして、下級生の出入り。空いている教室でやっているからどうしても生徒が入ってきてしまう。
上手く、分担し教師の協力も得ながらやっていきたい。

上にも書いたけれど、バッグとしての価値、そして3人の女の子たち自身が楽しめる表現できる空間を
これからつくりあげていきたいと思う。

お菓子袋をきれいに洗う!みんなで一緒に。


洗ったお菓子袋を広げて、長方形にカット!


お菓子袋と紙を一緒に織り込んでピースをつくる。今作っているのはポーチ、150ピース必要!




教師達も積極的にお手伝い!



まだ、始まったばかりかもしれないけれど
この2日間で嬉しかったことがある。
5年生を2週間で辞めてしまった女の子。
誰よりも早く学校に来て、丁寧に作業している。
そんな姿を見るとやっぱり嬉しい。


この1か月、そういうところを見逃さずに沢山の声をかけていきたいと思う。
1日1日、自分自身も勉強しながら多くの気づきを得て、一緒に歩み続けたい!


きのこProject

畑の方は栽培してから8日目!そろそろ生えてくる頃!?


霧吹きで菌糸をカット!


5日は小屋の中で菌をまき、菌糸が張ってきた!


4日間放置し、良い菌が出来て来た!あと、5日ほど!


今回は、小屋の中での収穫量が楽しみ!
市場へ持っていけるように管理を学んでいきます!!

新しいHPが出来ました!!

http://share-the-wind.sunnyday.jp/

こちらの方でも、活動の報告を日々しています!
また、これからの活動に必要な資金の呼びかけもさせて頂いております。
是非、見て頂けたら嬉しいです!

宜しくお願い致します!!
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ゆうちょ銀行
「口座名」Share the Wind(シェア ザ ウィンド)
「店名」〇二八(読み ゼロニハチ)
「店番」028 「口座番号」4057842


内田 隆太

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