氷のかけら
一面に散らばる
きらきら
きらきら
地表は カンヴァス
どこまでも カンヴァス
畑のうね
立ち枯れの草
みんないっせいに
きらきら
きらきら
光の粉 ふりかけて
銀の筆 高々と
さっと一刷け
きらきら
きらきら
一面に散らばる
きらきら
きらきら
地表は カンヴァス
どこまでも カンヴァス
畑のうね
立ち枯れの草
みんないっせいに
きらきら
きらきら
光の粉 ふりかけて
銀の筆 高々と
さっと一刷け
きらきら
きらきら
バス停でほがらかに
ふたりのシスターがおしゃべり
塀の向こうの枝が
覗き込むように 間に分け入る
そしてやってくる沈黙
振り返ってバスを見やる人
静かに目を伏せる人
風の向きはどんな?
早春の日差しはまぶしい?
ふたりのシスターがおしゃべり
塀の向こうの枝が
覗き込むように 間に分け入る
そしてやってくる沈黙
振り返ってバスを見やる人
静かに目を伏せる人
風の向きはどんな?
早春の日差しはまぶしい?
こんこんぱらぱら
雨が軒をたたいているよ
そうして心もたたているよ
どんな気持ちで応えよう
やさしい気持ち
大きな気持ち
静かな気持ち
どこにもないような 不思議な気持ち
そうだな
誰も感じたことがないような
摩訶不思議な気持ちがいい
たたいた雨を
びっくりさせたいんだ
雨が軒をたたいているよ
そうして心もたたているよ
どんな気持ちで応えよう
やさしい気持ち
大きな気持ち
静かな気持ち
どこにもないような 不思議な気持ち
そうだな
誰も感じたことがないような
摩訶不思議な気持ちがいい
たたいた雨を
びっくりさせたいんだ