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投句のすすめ15

2024-05-17 | 日記
俳句の勉強をしていて、色々入門書で勉強していますが、最近、とても良い本を見つけました。
NHK俳句番組の司会者岸本葉子さんの「俳句の学び方」です。
この本の良いところは、余計な俳句論がないことです。
例えば入門書の初めに俳句と川柳の違いとか「季語」の説明とか述べてあるものがありますが、俳句を飯の種にしようとか、研究しようとかする人でなければ、そんなの必要ありません。
ただ、俳句に嵌まってゆくとそんなことが知りたくなってはゆきますが、多くの俳句愛好者が知りたいのは「どうしたら、選ばれるか」と言うことだと思うのです。
自分のためとかなんとか理由付けても、結局は人に認められたいと言うことだと思います。
あの選者に認められたいとか、あの選者に認められたと言うことが、励みなのです。
女優の吉行和子さんが、役者として認められるより俳句を金子兜太さんにみとめられたのが、うれしいと言ってました。
同じく女優の富士真奈美さんとお友達なのですが、ことある事に「吉行さんは、金子先生に認められた」と言っています。
「私は金子先生に選ばれたことがないのに」と言うのです。
もちろん女優業で褒められることは、うれしいことだろうけど、それは仲間内で言えることではないのです。
同じ役者としてだと、やっぱりライバル関係になりますが、俳句だと全くの素人同士。
妬みもそのまま言えるようです。
やっぱり、自分の作品が認められたいですよね。
平凡・類句からの脱出技が分かりやすく書かれています。
こんなのしらなかつたという一例が、「時候の季語には具体的なものを入れる」
これ定石だそうです。
知ってましたか ?
俳句に定石があるなんて、と思いました。
ただいま、この本勉強中
こんなの教えないで、こっそり自分だけなんて思わないところが、俳句愛好者です。
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