続・切腹ごっこ

~当ブログは更新を終了しました~

恒例行事

2010-12-23 | ★その他
 今年一年を振り返って。

 一番ショックなことと言えば、11月にブログが非表示になってしまったこと。ブログ始めて半年経った頃にアカウントが削除(この時は一方的なこっちのミス)されて慌てて書いた記事を全て引っ越した時と同じくらいショックだった。
 アマゾンの18禁商品へのリンクとか、エログロイラストの掲載なんかがその原因だった。なので自分が描くイラストのほとんどがブログでは公開できなくなってしまった。pixivには随時公開していっているけど、記事といっしょにイラストを見てもらうことができなくなったのはやっぱり残念。
 ブログ上からはイラストのほとんどを削除したので、イラスト関係のカテゴリーも整理した方がいいかも。

 今年は城巡りによく行った。彦根城、岡山城、姫路城、大坂城、明石城、高知城、篠山城、福知山城。今まで石垣だけの城は敬遠してたけど、今年は石垣の魅力も分かってきたような感じがする。あんまり時間をかけられなかったり写真を撮らなかったところもあるから、近くに行く機会があれば一回行った城でもまた行きたい。
 来年は、赤穂城、竹田城、二条城、和歌山城、安土城、さらに足を伸ばして犬山城、名古屋城、丸亀城、高松城、備中松山城なんかも周れたらいいな。

 今年初め頃から下書きを始めた切腹トランプ。まだまだ数枚しか着色できていない状況。時間が経ってから下書きを見直すと、描き直したくなることがよくある。でもあんまりそんなことばかりやってるとなかなか進まないから、ある程度割り切って着色してるけど。
 モンハンもほどほどにして着色しなければ。

 このブログを始めてからもう丸5年。改めて思い返すと5年前って物凄く前な感じがする。現実の環境も変わったし、精神的にも色々変化があった。記事を書いてると、今の自分を省みたり、以前の自分と比べたりすることもできる。
 リアルの自分についてこのブログには書いてないことも多い。現実の生活とは切り離した形で書き始めたブログだけど、やっぱり完全に無関係にはならないんだなと今は感じている。それが自然ななりゆきなら、無理に切り離す必要もないと思うし。

城郭模型の世界 日本の名城をつくる (イカロス・ムック)
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読ませるブログ (ベスト新書)
樋口 裕一
ベストセラーズ

「桜田門外の変」

2010-12-18 | ★レビュー(映像)
 映画「桜田門外の変」を見てきた。
 12月6日の記事の情報の通り、たしかに水戸浪士たちが次々に切腹、自刃。切腹する時も顔だけ映すような中途半端なことはせず、正面から全身を映していた。斬られれば遠慮なく血が飛沫き、喉を突けばビシャビシャととめどなく溢れ出て来る。この映画の見どころは流血の場面なんだ!という監督の意思がドンと伝わってくるようなシーンの連続だった。

 大沢たかお演じる関鉄之介ら水戸藩士たちは、大老井伊直弼による尊王攘夷派への弾圧「安政の大獄」に憤り、大老襲撃を計画。脱藩に成功した数十名が、大老襲撃班とその後の薩摩藩挙兵の準備をする班に分かれ計画を実行に移す。

 映画の前半、ペリー来航からこれまでの経緯を挟みつつ襲撃直前から当日の模様が描かれる。
 そして大老襲撃。雪が降りしきる中、ゆるゆるとこちらへ進んでくる登城の行列。その眼前に計画通り浪士の1人が訴状を掲げて走り出る。「さがれ!」と怒鳴る供侍をいきなり斬り捨て、他の浪士が駕籠めがけて短筒を放つ(その弾は大老の腰を貫き、大老は駕籠の中から動けなくなる)。その音を合図に浪士たちがいっせいに駕籠と行列に襲いかかる。
 供侍たちは雪避けのための柄袋を被った刀をすぐに抜くことができず、数で劣る水戸浪士たち斬られ、あるいは藩邸へ遁走してゆく。シーンとしては10分ぐらいだろうか?真っ白な雪の上至るところに血だまりを作りつつ壮絶な斬り合いが続き…、襲撃班の中でただ一人の薩摩藩士有村次左衛門が大老を駕籠から引きずり出し、その首を一刀のもとに斬り落とす。
 その後浪士たちは、闘死した1人をその場に残し散り々に逃げていく。しかし重傷の4人は途中で切腹、あるいは刺し違える。中でも首を挙げた有村次左衛門(二代目 坂東巳之助)の最期は、路傍の石に腰かけた姿勢で大刀を左脇腹に突き立て、さらに脇差を抜いて喉を貫くという壮絶なシーンだった。
 大老襲撃は成功したが薩摩藩は挙兵せず、その準備のため上方にいた浪士たちも各地で捕えられたり自刃したりした。計画の首謀格の浪士親子は、街中で捕り方に囲まれた際茶店の店先で腹を切りかける。しかし「店先が汚れる」という店主の言葉に刀を腹に突き立てたまま近くの武家屋敷まで移動し、座敷を借りて親子共々自刃して果てる。子役の自刃シーンが見れなかったのは残念だった。

 襲撃を指揮した主人公関鉄之介は全国を股にかけた逃亡生活を送るが、ついに「変」から2年後水戸藩の取り手に捕縛され斬首される。
 この映画、浪士たちを英雄視することも逆に非難することもなく、色々深く考えさせる内容だった。「自分たちは井伊大老1人を殺すために何人の命を巻きこんだのか(正確ではないけど、だいたいこんな感じ)」という主人公のセリフが印象的だった。
 大老が暗殺されることによって時代の流れは加速したと思う。「変」に関係した犠牲者たちは時代を早送りするための生贄に捧げられたような感じに思えた。

 ※ちなみにこの映画には、いわゆるリョナが好きな人も楽しめるシーンもある。主人公の妾が拷問にかけられるシーンなのだが、両手を縛られて吊るし上げられ、腹と背中を木刀で打ちのめされたり、“石抱き”をさせられてたり。口の周りを吐いた血で汚しているようなシーンはTV時代劇ではなかなか見られないと思う。

桜田門外ノ変―時代を動かした幕末の脱藩士
黒沢 賢一
宮帯出版社
図説 拷問全書 (ちくま文庫)
秋山 裕美
筑摩書房

義士祭あちこち

2010-12-14 | ★男の切腹+グロ
 今日は、元禄15年12月14日(1703年1月30日)吉良邸に大石内蔵助たち赤穂浪士が打ち入った日だ。一年の中で「切腹」という単語がよく検索される日でもある。この日に浅野内匠頭や義士たちが切腹したわけではないのだが、忠臣蔵(元禄赤穂事件)の象徴的な日になっているからだ。
 ちなみに事件の発端となった「松の廊下の刃傷」事件があった日、つまり浅野内匠頭が切腹した日(即日切腹が決定執行されたため)は元禄14年3月21日(1701年4月21日)。で、四十七士が切腹したのは討ち入りから年が明けた元禄16年2月4日(1703年3月20日)。
 忠臣蔵って年末の風物詩なんだけど、実は季節でいうと1月末の一年で一番寒い時期の夜中に決行されたのだ。装備を着込んだ義士たちはともかく、寝間着のままチャンバラして庭の池に落ちる吉良家方の侍はたまったもんじゃないだろうな~ なんて想像をしてしまう。

 本当は今日なんとか仕事を休んで赤穂義士祭に行きたかったんだけど、年末のこの時期はそんな余裕もなく…。いい天気だったから、内匠頭切腹の場面を再現した山車(屋台?)を見終わったら赤穂城とかも周ったりしたかったな。赤穂城はいずれ行くつもりだけど。

 「山科義士まつり」っていうのも今日開催されてたらしい。京都山科は大石内蔵助が潜伏した土地。こっちは忠臣蔵の各見せ場の芝居が見られるとか。もちろん切腹の場面も。いいな、これいつか見に行きたいな。

 東京の泉岳寺でも、今日と4月はじめに赤穂義士祭が開かれている。堀部安兵衛ゆかりの新潟県新発田士でも同じく今日義士祭があったそうだ。

NHK「その時歴史が動いた」 忠臣蔵、父と子の決断~赤穂浪士討ち入りの時~ [DVD]
ドキュメント
日本クラウン
NHK「その時歴史が動いた」コミック版 忠臣蔵編 (ホーム社漫画文庫)
NHK「その時歴史が動いた」取材班,谷口 敬,ながい のりあき,小川 おさむ
ホーム社

5周年+1日

2010-12-11 | ★男の切腹+グロ
 やってもた… 1日遅れの5周年。

 この1年を振り返るのは置いといて、とりあえず5周年記念イラストを公開する。と言ってもこのブログではグロ関係の画像はアップできないので、pixivに投稿する。

 切腹戦隊モツレンジャー。普段は高校生として別々の高校に通う5人。登下校中の中高生が襲われ、腹がきれいな円形に切られ新鮮な内臓を抜きとられる事件や、避雷針に“モズのはやにえ”のように晒される事件、スーパーで人肉が売られる事件、修学旅行中に1クラスの男子生徒全員が集団で山の中腹で切腹する事件等々が発生。5人は全国の中高生を魔の手から守るという使命を帯びて立ち上がる。
 彼ら・彼女らは切腹することによってのみ戦闘スーツ姿に変身できる。自ら腹を切らなくても、敵に腹を刺されても変身できるので、ハラワタを狙う敵を誘い出すおとりになることがよくある。切腹創は変身すると同時に修復されるようだ。
 敵幹部は、妖刀に斬られた者の怨念がサムライの姿となって現れた妖刀ムラマサ、肉を裂く感触が忘れらず現世を彷徨うジャック・ザ・リッパー、蘊蓄を垂れながら食人するハンニバル博士、断頭台の露と消えた貴婦人の霊・ギロチン王妃、拷問器具の精・アイアンメイデンなどなど。

 女性切腹絵を描いて公開したのは初めてかも。切腹トランプにもジョーカーとして2枚入れる予定。
 一応、よくある(?)採石場かどこかで背後に爆炎を背負ってのキメポーズ!みたいなイメージ。レッド、イエロー、ブラックのポーズはすぐに決まったものの、ピンクとブルーがなかなか決まらず、あんまり納得のいくものにならなかった。後列にいながら腹まで見えないといけないっていうのが無理があったかも。なるべく5人をコンパクトにまとめたかったし。

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コロムビアミュージックエンタテインメント

リアルな切腹

2010-12-06 | ★男の切腹+グロ

 昨日付けのメールで、とてもテンションの上がる情報をもらった。

 12月4日の朝日新聞に「リアルな切腹 生命の重み」というコラムが載った。
 今年公開された時代劇映画のうちの4本で、リアルさを追求した切腹シーンが見られるという。三池崇史監督の「十三人の刺客」では、冒頭に内野聖陽演じる武士の切腹シーンがある。「桜田門外の変」では井伊直弼を襲撃した水戸浪士たちが次々に自刃。岡田将生・蒼井優主演の「雷桜」でも切腹シーンがある(岡田将生ではなさそうだけど)。「最後の忠臣蔵」でも重要な局面で10分間の切腹シーンがあるという。
 小林正樹監督の「切腹」や、三島由紀夫の「憂国」がリアルな切腹を描いた映画として引きあいに出されているが、これらはモノクロ。4本の映画は全てカラー作品。血が出れば赤く映る。監督たちは、それぞれこだわりやメッセージを込めてリアルな切腹シーンを描いているのだという。

 紙面の画像をPDFでもらったんだけど、このブログ上では表示できないようだ。JPEGかGIFなら表示できるんだけど、どうやって変換するのか分からない。紙面と同じ記事がネット上にもあったのでリンクを貼る⇒ 
 ただ紙面には切腹や自刃のシーンの写真も載っていたので、それが見せられないのが残念。

 どの映画まだやってる(「最後の忠臣蔵」は今後の公開)ようなので週末にでも映画館に行って見たい。

雷桜 (あすかコミックスDX)
やた みどり
角川書店(角川グループパブリッシング)
舞姫 (SDP Bunko)
森鴎外
SDP