御杖村の神末杣谷
墓地奥の堂内に腰折れ地蔵と呼ばれる石仏が在ります。
宇陀郡御杖村神末杣谷
もとは背後の岩肌に彫られていた磨崖仏で
巨木が倒れて地蔵岩が割れたものです。
南北朝初頭の造立銘があり、この地方最古銘の石仏です。
元は等身大の地蔵立像ですが六個に割れています。
腰折れどころか、上半身で袈裟懸けに破損しています。
光背の左右に蓮華瓶を線刻しているそうですが、確認出来ませんでした。
背後の岩肌に地蔵の裾と両足が残っています・・・
足だけが磨崖仏・・・・・
堂脇の小石仏
昔は埋め墓でしたが、現在は普通の石塔墓になっています。
こんなになっているとは。
これが磨崖だったとは・・・、大地震で崩れたのかなあ???。
でも良い風情ですね・・・・前の格子扉は開くんですか??
格子戸は鍵掛かっていませんが
前に見える賽銭箱を針金で巻きつけているので
ちょっとだけ面倒くさいです~
今は真新しい墓石ばかりで、在所墓の雰囲気は無くなってしまいました。
足だけ磨崖仏って、笑ってしまいました~
この辺り、三峰山や学能堂山など良い山もあるので
石仏と山歩き両方楽しめます♪