人類猫化計画

「基本的な生き方は猫に学べ!」を提唱するイラストレーター●山下セイジの猫並みな日々雑感記

火曜日は歯医者の日

2008年02月05日 20時00分39秒 | 猫並み日記
本日火曜日は歯医者の日、毎週通い始めてどれくらいになるのだろう。と、調べてみたら昨年10月から毎週欠かさず、という感じだった。が、実は先週はサボった。ちょこっと忙しかったこともあったが、すごく行きたくなかったので「ちょっと急用ができて」とウソの電話を入れ、キャンセルしたのだった。すまん、歯医者。

今日はウェイティング・リストに載っていたあらたな虫歯箇所の治療。比較的小さな虫歯だったので、「麻酔はしなくていいですかねえ」と先生が仰有る。「しなくても痛くないでしょうか?」と聞けば、「やってみて痛ければ麻酔しましょう」と。「あああああ、それだったら先に麻酔をお願いします」と僕。

虫歯を削っていて、来るか来るか(痛みが)と緊張していて、ほんのちょこっとでもチクッと痛みを感じれば、もう身体全体がビクーンと反応してまうんですね。それくらい、歯の治療にまつわる痛みにはトラウマがある。

「いや、心理的なものですから」と言えば、先生も僕のビビリをよくご理解いただいていて、「じゃあ、麻酔しましょう」と。治療中、何度となく「痛くないですか?」を繰り返すのだった。気遣いさせてすまんな、先生。

治療中、思ったのだけど、若い女性歯科助手(わりとタイプ)が側にいるわけですが、彼女の手を握らせてくれたらいいのになあ、と。けっこう、落ち着くと思うんですね。いやいや、いやらしい意味ではなく。(いやらしい意味か)

今回、けっこう多めの麻酔をされたようで、治療後4時間は経っているのに、まだ唇あたり痺れている。感覚のない唇裏面を感覚のある舌でまさぐると奇妙な感じがする。なんだか、セルフ・ディープキスのような感覚というか。なんとなく楽しい。

個展でセッション

2008年02月03日 19時33分03秒 | 猫並み日記

起きたら、おやまあ、雪ではないか。それもけっこうどかどかと。いいねえ、もっともっと降って二、三日、交通も十分に麻痺して、会社も休んで、閉ざされた冬というのを首都圏もたまには体験するべきだ。これを機会にストップ&シンキング、みんな引きこもって、家族顔をつきあわせて、コタツで丸くなろう。買い物にも行けないから、冷凍食品食べたりね。笑

と、妄想していたら、夕方には雪もやんだ。今日は日曜日であるが、朝から殊勝に仕事。音楽雑誌のブギウギ・ピアノ特集の扉絵、てなわけで、ジャイブ・ジャンプスウィング系、ビッグバンドをBGMに。コンピレーションのJazz Jive And Jump とか、RCA 100 Years Of Recorded Jazzとか。30年代、40年代あたりの眠たげなモノラル・ブラスアンサンブルの音は案外、雪の日に合うなあ、と思ったりした。


昨日は、友人の写真展オープニング・パーティに参加するため原宿へ。
http://www.bliss2001.com

アート・ディレクターの友人はギター弾きで歌も歌う、シンガーソング・アートディレクター。セッションをやろう、ということになっていたので、シンガーソング・イラストレーターの僕はウクレレ持って駆けつけた。

酒が入り、唄う機会があると「イタコ」状態になるワタクシ、唄いまくりました。今年から「メロウでいこう」と思っていたが、まだまだメロウへの道は遠いようだ。


画像は「個展でセッション」風景

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る

2008年02月02日 02時39分07秒 | 猫並み日記
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言い回しを知ったのは小学校6年の時、担任の吉田愛子先生が卒業式を控えた3学期の始業式に言っておられた。良く覚えている。

行ってしまった1月も顧みれば、そこそこに忙しかったが、逃げはじめた2月に入り、今週も小忙しかった。フリーランスが「忙しい」と言えば「それはけっこうなことで」となるが、実入りのある忙しさではなく、「じっと手を見る」類の忙しさだ。やや寝不足の日々、さきほどこたつで小一時間うたた寝をしてしまった。

ま、しかし、「猫並生活」が基本の僕としては、忙しいと言ってもたかが知れている。一日に8時間程度働けば、僕にとっては十分に「忙しい」。

ようやく試験問題を全部作成し、昨日は一日の授業を試験の対策にあてた。今回は、思うところあり、ウチの生徒にも試験というものを少しは楽しんで貰いたいという気持から、試験の範囲を知らせるだけでなく、事前に具体的な問題までかなり教えた。

こういうことをやったのは初めてだが、ずっと長い間、試験には苦しめられてきた生徒達である。たまには、自信を持って解答を記入する喜びを知って貰おうと考えたのだ。そういう試験をやって意味があるのかということはあるだろうが、僕なりの考えあってのことだ。

国語で今期は、国語教材クラシック「ごん狐」を取り上げたが、小狐ごんの性格、及び、準主役キャラ、兵十とはどういう人物か、というのを簡単に書け、という問題を出すと告げ、ごんについては「いたずら好きな狐だが、本当は思いやりのある優しい性格の持ち主」とか書けばよい、と教えた。

一方、兵十という人物について模範解答(例えば、「貧しくて、あんまりかっこよくないけど、母親思いの働き者」とか)を提示する前に、クラスのKクンに「兵十ってどんな男なのか、言ってみ」と聞いてみた。「兵十は、お母さんが病気になって、お母さんのため一生懸命ウナギを取ったりしたんだよねえ」と促すと、Kクンはすかさず「マザコンじゃないの?」と。鋭い指摘、笑ったね。