バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

温泉と灯台・本州最南端をゆくバスの旅(1)@勝浦・串本

2010-04-08 09:30:16 | ☆バスde温泉(近畿)

黒潮あらう熊野灘に沿って、那智から潮岬へ、バスで縦走しながらの温泉めぐりです。この辺り、以前からちょくちょく訪れています。なので、この「バスde温泉」は何回かの分を寄せ集めての掲載なのでご了承を…

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串本方面へは高速バスがないので電車でいきます。朝の8時、天王寺駅からきのくに線の特急「スーパーくろしお」に乗り込んで南へ。電車は381系。この電車は振り子電車です。普通の電車ならカーブにさしかかると、車体はカーブの外側に傾くが、この振り子電車は特殊な構造によってカーブの内側に車体が傾く。自転車のようですね。

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この機能によって普通の電車より曲線区間を速く走り抜けることができ、到着時間の短縮が図れるとのこと。ただし、この381系は振り子電車の初期の車両なので、傾く動作が不自然で、それによって導入当初は乗り物酔いが多発し、「特急くろしお」ならぬ、「特急げろしお」と揶揄されました。さすがに現在では調整によって乗り物酔いはなくなったが、さすがに古さは隠せません。床下からはガタガタと異音を発しているし、シートはヘタってベコベコです。もう限界だな。

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天王寺駅で手に入れた巻き寿司とお茶で朝食です。列車の旅はこれに限る。関西風の甘く味付けられたお寿司は心和みます。そして、古い電車特有の「キョエー」と鳴くフォーンの音にちょっとした旅情を感じます。これに冷凍みかんがあれば最強なんだが…

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天王寺を出てから3時間半、ようやく紀伊勝浦駅に到着しました。やっぱり勝浦は遠いわ…ここから路線バスで那智へ向かいます。車両は日野のレインボー。最初は平坦な国道42号線を進むが、那智駅のところからは山道、バスはあえぎあえぎ登っていきます。

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終点でバスを降りて、ここから急な石段を登ります。少し登っただけで息が切れる…日ごろの運動不足を痛感!

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熊野三山のうちの一社、熊野那智大社を参拝。後の二社は熊野本宮大社と熊野速玉大社で、こちらは「バスde温泉・日本最長路線バスの旅」で訪れていますね。

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この時期、境内から見る桜が見事です。

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このあと隣にある青岸渡寺を参拝します。ここは天台宗のお寺で、西国三十三箇所第一番札所。やはり一番ということでかなり賑わっています。とにかく最初だけはお参りする人も多いのでしょうね。

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この青岸渡寺から見える那智の滝は、塔と見事に調和していて美しいですね。

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参拝後、日本一の高低差を誇る那智の滝を間近に見える場所まで歩きます。昨日の雨で水量が増えたためか滝の迫力もパワーアップ!

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路線バスで紀伊勝浦駅へ戻ります。車両はまたまたレインボーです。

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ここ勝浦は生鮮マグロの水揚げ日本一を誇る漁港であるとともに、大旅館の建ち並ぶ一大温泉観光地。そんな旅館で甲斐甲斐しくサーヴィスされるのは好きぢゃない。こんな地元の共同湯や小料理店がええねん!

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宿は勝浦では小さい部類の旅館です。ここは口うるさい温泉マニアのなかでも評価の高いところなんですね。

続く…

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