古民家SHIKIORI日記/Homenaje Project

アジア・アフリカ・ヨーロッパ、古民家SHIKIORIを舞台につながる音楽。
コントラバス奏者、松永誠剛のブログ。

宗像堂のパンとボボ・ステンソン

2017-10-31 14:21:55 | Weblog
沖縄にお店を構える、パン屋さん「宗像堂」

SHIKIORIに足を運ぶ、音楽家もいつもここのパンを頂いています。
オーナーの宗像誉支夫さんが昨年のボボ・ステンソン・トリオの来日で体感したことを文章にしてくださいました。

沖縄公演は11月23日、今度はさとうきび畑の中です。

"Bobo Stetson Trio の前の世界を思い出せない。"

2016年11月27日

「現象」
彼らの音は違っていた、私の知っている音楽という概念を遙かに飛び越えてしまっていた。
演奏が始まってしばらくの間、何が起きているのかを感じようとしていたのだが、身体はすでに受け止めていた。左脳では理解できない何かを。
深い森、小雨と霧雨の中に佇み、遠雷を感じ、同時に森の中の動物たちの存在と共にある実感。自然に包まれているような、自然を包んでいるような。
メンバー間のコミュニケーションによる創造の過程では、演奏者というよりも純粋は波動の重なり合いが宇宙で共鳴し、唸り波となってより深い自然体験への感覚そのものが生み出されていくような感覚に近いのではなかろうか。
Bobo Stetson Trio の演奏が終わった後に身体が感じていたのは、深い森の中にしばらくいた感覚。彼らの表現と呼ぶには何かをこえてしまっている「現象」と呼ぶのが相応しいような気がしている。

宗像堂
宗像誉支夫

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