Contagion、つまりは「伝染」。
新型のインフルエンザウィルスが地球規模に猛威をふるう、パニック映画だ。
最近、アカデミー賞受賞俳優のオンパレード映画としてテレビ宣伝も相当かまびすしい。
しかし。
「見たい度第一位」。え~~? やらせじゃないの?というのが私の感想。
かつては「アウトブレイク」というダスティン・ホフマンのウィルスパニック映画があった。
アフリカのジャングルから病原菌を持ったサルがアメリカに密輸され、全米に殺人ウィルスをばらまくストーリーだ。
もうひとつ。スティーブン・キング原作の「ザ・スタンド」も世界の総人口の90%が死滅してしまうという猛烈殺人ウィルスのパニック映画。
これは軍の研究所で開発された殺人ウィルスというストーリー。
こういった過去の名作があって、あえて「コンテイジョン」を制作した意味はなんだろう。
Day 2 から始まる物語。感染・伝染の似通ったシーンが40分以上続く。
あまりに退屈で眠くなる。
最後にようやく出てくるDay 1。
なあんだ。「アウトブレイク」と一緒?
マット・デイモンはここでは「ボーン・アルティメイタム」のような活きの良さは全然ない。
映画の命はシナリオの鉄則通り。DVDで見れば十分のがっかり作品だというのが私見でした。