老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

出会いと上司

2010-04-26 05:18:54 | 会社時代
巷では坂本龍馬がブームです。前にも書きましたが、 NHK大河ドラマに併せて
「けいはんな文庫」でも「龍が翔る」が同期して連載されています。4月15日号で
龍馬と勝海舟の出会いについて書かれていました。

私の記事 ネット時代小説「龍が翔(かけ)る」 作者市川笑一 けいはんな文庫

けいはんな文庫「龍が翔る」:

「竜馬が行く」を読んでいて、いつもワクワクして熱くなるのは、龍馬と勝海舟の
出会いの部分で、それ以後の行動を見ていますとターニングポイントと思います。
(以下、「龍が翔る」から一部引用)

故郷の土佐を飛び出してはみたものの、何をなすべきか、全く手探りの状態から
徐々に「船に乗って大海原に乗り出したい」 ただ、それだけを思い続けます。
ただ、それだけのために・・・竜馬は幕末の激動の中で波乱万丈の人生を送ります。

竜馬にとって「事とは船」でした。竜馬のエネルギーの源は海と船に対する強烈な
思い入れでした。すべての行動が海と船に結びついていきます。

竜馬自身は臥(が)竜(りゅう)、伏竜ですが、彼の胸にあった竜は勝海舟によって
目を覚まし、一気に天に向かって翔けだすことになります。

まさに、決定的瞬間です。勝海舟と中浜万次郎、この二人との出会いが幕末の英雄、
いや、日本人の英雄・坂本龍馬を生みます。

ここで「龍が翔る」の作者文聞亭笑一氏は、次のように述べています。
そういう意味では、若い人との初対面には気をつけなくてはいけませんね。鳥類の雛は、
卵から出て最初に出会った生き物を母だと思うといいますが、人間も似たところが
あります。特に、新入社員を迎えたときの先輩、上司の立場は、この親鳥の役割に
なります。

「厄介者が…」などと対応すると、将来の厄介者を育てることにもなりかねません。
新卒の新人というのは、実に手のかかる厄介者に違いありませんが、将来は自分の給料
を稼いでくれる人材です。人財なのです。自分の能力が衰えて人在(居るだけの人)や、
人済(役割を終えた人)になってしまった後でも、給料を稼いでくれる人です。財産です。

可愛くば 5つ教えて3つ褒め 2つ叱ってよき人とせよ  (二宮金次郎)

私は会社勤めの最初の上司は怖いボスのM主任でした。お陰で今の私があります。
仕事を徹底的に教えていただき、ストレス耐性も出来上がりました。この出会いに
感謝しています。


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