徳島×大森日記

徳島でのお遍路やキタリスのテトとの思い出、東京での新しい生活、
サイベリアンのルイとの毎日を綴ります♪

剣山の紅葉

2006-10-26 21:58:41 | ドライブ
 今年の秋の剣山

 今年も剣山に紅葉を見に行って来ました。今回は高速道路で美馬まで行って、R438を南下。狭い道を冷や冷やしながら、見ノ越まで。往復1800円のリフトを使って西島まで登りました。
 今年の紅葉は昨年と比べて少し色づきが薄いような・・でも、きれいです。頂上の方はもう、旬を過ぎていました。頂上まで歩いて1時間ほど。行きたかったのですが、今回も時間が無く、途中まで登ることにしました。

 

 リスの「火の用心」がかわいい♪ 

 

   海抜1800mの高さ! 

 

       大剱神社 

 

 所々このような石が突き出ています。それで剣山というのでしょうか?・・・
 大剱神社のところで引き返し。近くの名水百選で、水を汲んで帰りました。

 

 帰ろうとすると、霧が発生して真っ白に。リフトに乗る頃には少し晴れてきて、紅葉とジェットコースターのような迫力ある高さの眺めを楽しむことが出来ました。

 

 昨年通った見ノ越トンネル。この先の道はガードレールもところどころない、離合も苦しい、超難関の道です。今回は通らず、元来た道を帰りました。(^_^;

お遍路23番札所 薬王寺

2006-10-25 22:40:54 | お遍路
 薬王寺山門

 

 平等寺前の桑野川を渡って、約22km先の薬王寺に向かいます。

 

 国道55号線を目指して、竹林の中を進みます。ひっそりとしたところなので、ゴミを捨てないよう、こんな看板が効果的なのかもしれません。

 

 薬王寺への案内図が出ていました。国道を進むと約15km、海側の赤い四国の道を進むと約44kmと書いてあります。四国の道は気になりますが、ここは国道を進むことに。

 

 延々と続く国道を進んでいくと、休憩所が何カ所か作ってありました。しかし、コンビニや自動販売機がなかなか無くて、この道は大変です。道も半ば過ぎて自動販売機を見つけたときは、思わず「あったぁ~~」と大喜び。

 

 二つめの休憩所にはトイレがありました。先に見えてきた、お店らしいものは2軒ともやっていませんでした(^_^;
 
 

 やっと、やっているお店発見!カフェのようです。その近くにも休憩所がありました。

 

 もう少しかな・・というところにあった水場。その先には船の形をしたレストランが建ってました。

 善根宿

 やっと日和佐の町に入り、NHKの教育テレビ「趣味悠々」でも紹介されていた、食堂の方が好意でされてるバスを利用した宿をみつけました。四国の方の善意に感心します。

 

    女厄坂        男厄坂

 厄よけで有名な薬王寺に到着。17時まであと少しなので、先に納経所に行きました。そして、女厄坂33段男厄坂42段を上って、本堂へ。還暦の厄坂61段もあるのですが、今回は上りませんでした。
 厄坂の石段の下には経文を小石に一字ずつ書いて埋めてあるそうで、自分の厄坂の石段を踏み、一段ごとにお賽銭を置いていくそうです。

 薬王寺本堂

 ここのユギ塔と呼ばれるものは色も鮮やかで形も個性的で、興味深いものでした。

 日和佐はウミガメ産卵の大浜やウミガメ博物館カレッタなどがあり、観光でもおもしろい所です。帰りは日和佐の道の駅でウミガメアイスを食べて(きなこ味のアイスに卵に見立てたマシュマロが入っている)、日和佐駅から帰途につきました。ここには足湯もあったのですが、時間がなく利用できなかったのが残念!

お遍路22番札所 平等寺 

2006-10-25 21:17:40 | お遍路
 平等寺

 

 太龍寺を後にして、平等寺まで11km山を下りていきました。2km下の駐車場を通る道なのですが、相当な坂道で、車で来る人もかなり大変だな、と思いました。駐車場にあった小屋の前で、鶴林寺を下りる時に出会った若者が休んでいました。そこには水道もあったので、お寺の人に聞いて小屋に泊まっていいか聞いてみるつもりだということでした。いろんなところでバックパックを背負った若者と出会いますが、皆さんタフですね (^^)

 

 山を下りて、県道195号線を阿瀬比に向けて進みます。辺りも暗くなってきた頃、ようやく阿瀬比のバス停に到着。この日はここで、終わりです。
 日を改め、阿瀬比のバス停から県道195号線を平等寺に向け進みました。本当は山を通る遍路道があったのですが、なぜか迷うことなく、県道へ。ちょっと遠回りになりました。
 

 県道から、川沿いの道を歩き、平等寺に到着。お手水舎には、楓の葉が沈められ風情があります。

 

     平等寺本堂        本堂の天井

 本堂の天井には見事な絵が描かれていました。花や亀など様々な絵が色彩も美しく描かれていて、見事です。

 
白水泉
 お大師様が掘ったとされる井戸の白水は万病に効く「弘法の水」として知られているそうで、開運の霊泉だそうです。この日も汲んでいるお遍路さんがいました。




お遍路21番札所 太龍寺

2006-10-15 23:49:44 | お遍路
 太龍寺山門

 

 鶴林寺の脇から右下に山を下りる道が続いています。太龍寺に向かう遍路道です。道しるべによると約6.68kmあります。まずは焼山寺を下りたときのような結構な下りの坂道。階段は膝にきますね。

 

 一旦道路に出て、また、下り。途中、犬を連れたお遍路さんと、足が痛いと休憩していた若いお遍路さんに会いました。私達みたいに休みの日に回っているのではなく、一挙に歩いているようで、大変だと思います。抜きつ抜かれつしながら、山を下りました。

 

     水井休憩所         水井橋

 山を下りきったところで、民家で気になる箱を発見。実は徳島の山などでよく見かける約30cm四方の木の箱なんですが、なんだろう?と思っていました。家のおじさんがご苦労様、と声をかけてくれたので、聞いてみると蜂蜜をとる蜂の巣でした。(^_^;)でも、この頃では商売も厳しいとのこと。いずこも大変ですね。
 目の前に横たわる那賀川のほとりに休憩所がありました。眺めもいいし、ここでお昼ご飯。膝が完全に笑ってしまっていて、もう一山登るかと思うと不安でした・・・
 水井橋は欄干が低く、水面までの距離は結構あるので、なかなかスリリングでした。

 

     丁石           若杉山遺跡

 舟形の石にお地蔵さんと「二丁目」などの丁数が刻んである物が、山道の所々にありました。だいたい1kmの距離につき、一丁ずつ減っていく・・・なんだろう、と調べてみると「丁石」というそうで、お寺まで後どのくらいなのか、教えてくれているそうです。(だいたい1丁109mくらい)鶴林寺の参道には室町時代のものがあったそうで、疲れきっていたので、どれであったのか思い出せません・・・・
 山道に入ってから川沿いの緩やかな登りの道を進んでいきました。鶴林寺に比べ、楽じゃない♪と、調子よく歩いていたんですが、そんなはず無いと言うことが後で分かります・・・道は川沿いということもあり、蛇嫌いの夫は落ち着かない様子。でっかいみみずも蛇に見えるらしく、騒いでいました。(^_^;
そんな道中、ふと、嫌な予感のする物体が道の真ん中に見える・・・私が一番苦手な、鮮やかな緑の見たこともないようなでっかい芋虫が!!!
 声も出せず、走って逃げる私に蛇だと勘違いした夫が慌ててついてきました。(^_^;)
山に入ってから、太龍寺まで約3.5kmなんですが、だいたい真ん中くらいのところに若杉山遺跡というところがありました。ちょうど休憩出来るように椅子などがあったのですが、水銀鉱石の丹砂採掘遺跡だそうです。丹砂は赤色で古くから土器などに塗られていたそうです。知らないことが多くておもしろいですね。

 

   やっぱり坂道・・・         二つめの山門

 楽な道で終わるはずがないのが、山の上のお寺さん・・・あと、1.67kmという道しるべとともに急坂の山道がはじまりました。山道ってなんであんなに距離が進まないのでしょう・・・丁石を一つずつ数えているとなんだか丁数が増えていく!!どうもここの丁石は逆になっていたようです。
 やっとの思いでぜいぜいしながらコンクリートで固めた道に出ました。あと少しか?!と見上げると(ほんとにここの傾斜は見上げるほどきつかったのです。)まだまだ上が見えない・・・杖にすがるように這い登っていると、転げるように下りてくるお遍路さんが「もう少しよ。頑張って。」と声をかけて、下に続くコンクリートの道を下りていきました。ここのお寺さんは駐車場が2km下にあり、そこからは車で来た人もこの急坂を歩かなければならないのです。とても無理!という方はロープウェイで山の下から行けるので、安心です。(大人往復2400円です)
 やっとで、神々しいひとつめの山門が見えました。清々しい気持ちです。頭を下げて山門をくぐるとまだ上が・・・二つめの山門までは、石の階段。もう余力が残ってない私は一歩ずつ休み休み登りました。

 

     大師堂   

 到着しました。龍の絵が描いてある天井の建物を通り過ぎ、進むと右手にりっぱな建物が!さぁ、お参り、とお参りしてふと見ると大師堂と書いてある。本堂と間違えました。ここのお寺さんはとても広くて、左手奥にある本堂が見えませんでした。

 

      本堂          お手水舎  

 本堂は周りが改築中でした。そこから下に真っ直ぐ伸びる階段の先にはロープウェイの駅がありました。降りてみると、龍の頭がふたつあるお手水舎があり、こちらが正面という感じがします。周りには見事な大杉が並んでいました。
 ロープウェイの駅にはお土産が売っていて、中に入るとキノコ茶を振る舞ってくれました。おいしかったので、お土産に購入♪600円でした。
 お店の方に、お大師様が修行したとされる南舎心ヶ嶽山頂がそこから見えると教えてもらい、そこに座している空海像を探したのですが、今ひとつ分かりませんでした。ここから歩いて20分だそうなので、次回ロープウェイで来た時に、行ってみたいと思います。

 

    ロープウェイ      下にロープウェイ駅が・・ 
 

     龍天井 

お遍路20番札所 鶴林寺

2006-10-15 22:56:07 | お遍路
 鶴林寺山門

 立江寺から約15.3km先の鶴林寺まで、歩きます。「一に焼山、二にお鶴、三に太龍寺」と言われるそうで、その道のりは厳しそうです。

 

 まずは田んぼや住宅の間の道をひたすら歩きます。道の脇には、コスモスが揺れて励ましてくれました。ここにもお遍路休憩所がありました。中にはミカンやお茶など用意してくれていました。

  

 昔ながらの道しるべ。この手の具合が好きです。県道22号線に入った所で井戸らしき水場がありました。お店もなかなかないので、嬉しいです。

 
  たこ焼きやさん       よってね市
 今回はお昼は途中のお店で済まそうと思っていたのですが、歩けども歩けども、ない・・・やっとあった、たこ焼きやさん、軽食も食べられるようです。さぁ、お昼♪と思っていたのに、もう少し歩けばコンビニがあるはず!という夫の言葉を信じて我慢することにしました。しかし、コンビニまでの道のりは遠く、やっと、県道16号線に出たところに眼前に広がる勝浦川とコンビニを見つけました。皆さん、同じ思いだったらしく、数人のお遍路さんが遅いお昼を楽しんでいました。
 川を見ながらお弁当を食べて、再び歩き始めると学校を終えた小学生達が元気よく挨拶してくれます。男の子がひとり「あぁ、学校から帰るのも大変!」と自宅の前で挨拶してくれたので、「学校どこ?」と聞くと、50m先の生比奈小学校を指さしながら「あそこ。」歩きましょうね 足腰弱くなるよ・・・(^_^;
 少し歩くと地元の物産を売っている「よってね市」に到着。ちょうど残った商品を引き上げる時間だったらしく、みかん一袋お接待されました。ありがたいことです。m(__)m
 そして、この日はここ生名で終わり。次からは山道に入ります。

 
東林庵の大銀杏
 日を改め、鶴林寺を目指します。生名の町に入ると、まだ緑色の東林庵の大銀杏に町の人が集まっていました。見ると、イルミネーションを付けています。お話を聞いてみると、これからの季節みかんの収穫に忙しくなってしまうので、クリスマスの飾り付けを今やっているとのこと。^_^; お疲れ様です。

  

 お遍路道にはいろんな道しるべがありますが、山道に入るここにあったのはおしゃれな対のものでした。道の両脇にありました。

 

いよいよ山道       アサギマダラ!

 いきなり、焼山寺を思わせる急坂になりました。まわりのミカン畑を見ながら、よってね市で買ってきたミカンを食べて休憩。するとひらひらときれいな蝶が!アサギマダラです。後ろが透ける羽の具合、胴の白い水玉といい間違いない!やはりきれいな蝶ですね。

 

レンズの前にいた虫が妖精みたい・・   水?大師

 山道に入って相変わらずの急坂を約1.5km歩いた所に水場がありました。まだあと半分・・・ここで、休憩。

 

アオダイショウが出た!   跳ねながら逃げる夫
 今回も出ました!蛇が・・・写真を撮っていた夫が足を踏み出した時、いきなり叫んで後ずさり。大きなアオダイショウが右側の土手に逃げ込みました。蛇はなぜかそこで止まってこちらをじっと見ています。しばらくにらみ合い。(^_^;)
蛇ににらまれたカエル、いや夫は次の瞬間走って逃げていきました。

 

 相変わらずの山道ですが、きれいに石を敷き詰めたり、階段を作ったりしているのはすごいです。でも、階段が続くと足にきて、正直辛かったです。一番きついな・・と感じるところに「がんばって」と励ます札が掛かっているのは嬉しいですね。
 もう少しでつくだろうかと疲れた頭で考えていた頃、目の前の森の中を一羽の白鷺がばさっと羽ばたいていきました。これから行くのは霊鷺山鶴林寺。なんだか神秘的なかんじがしました。

 

鶴林寺山門の鶴

息も上がりきった頃、ようやく荘厳な中に鶴林寺の山門が見えました。ここの山門は金剛力士の代わりに鶴の像が守ってくれています。

   

鶴林寺本堂 

本堂の前にも二羽の鶴が守って居ました。空気も清々しく、気持ちのいいお寺です。
お参りを済ませ、納経所で持っていなかった和袈裟を購入しました。深い緑で鶴の印が付いているものです。なんだかバージョンアップした気分です。

お遍路19番札所 立江寺

2006-10-07 20:29:53 | お遍路
 立江寺山門

 恩山寺をあとにして、約4.5km先の立江寺を目指しました。

 
 住宅街の中を進みます     お京塚
  途中にあった「お京塚」は、夫を殺して愛人と逃げて来たお京が立江寺で、黒髪が逆立って鉦の緒に巻き取られ罰を受けたと言い伝えられているそうで、その地蔵尊が祀られているところです。

 

立江寺手前に架かっていた白鷺橋     立江寺本堂
 住宅街の中にある、立江寺に到着。お参りを終え、山門前にあった和菓子屋さんで、アントシアニンたっぷりのお饅頭と、隣のお店で特大の栗を買って立江駅から家路につきました。

お遍路18番札所 恩山寺

2006-10-06 23:34:55 | お遍路
 恩山寺

 前回、終わりにしたJR文化の森駅から、久々のお遍路再開です。夏の暑さにまいっているうちに、すっかり秋になってしまいました。目的地は約10km先にある恩山寺。

 

 狭い二軒屋通りをまっすぐ進み、国道55号線に合流。ここからは車が多く、排気ガスで目もしばしば。ここでお会いした、お遍路さんは、「私は下の道を行きます。」と大通りを避けて歩いていきました。後ろからは、スーパーでお昼をとっていたらしい年配の方たちの一団が!しゃくしゃくと歩いてきます。彼らより若いのに、のんびりもしていられず、先を急ぎました。(^_^;)

 
 ここからやっとお遍路道         びらん樹

 やっと、右に曲がってお遍路道が出てきました。しばらく歩くとお大師様お手植えのびらん樹がありました。赤い幹の大きな木です。

 恩山寺山門
 道の脇に山門が!ひっそりしています。

 ここのお寺は静かな雰囲気のなかにありました。ここで、お昼を食べて次は立江寺です。