お盆も過ぎてしまいました。
こちらは朝晩は寒く、午前中だったら家にいても爽やかな感じです。
午後になるとさすがに蒸してきますが、いつもより過ごしやすくて、今年は本格的な夏を感じないまま終わりそうです。
8月5日に千曲川源流に行ってきました。
長野県川上村の甲武信岳(こぶしだけ)というところの登山なのですが頂上までは行かず、源流が湧いているところまで歩きました。
千曲川流域の市町村や県でつくる協議会があるとのこと、毎年そこの主催で行っていて、今年が22回目だそうです。
(が、なぜかこのことは今年初耳でした。)
下の写真がコース図です。現在地(毛木家駐車場)から源流まで歩きました。
(カメラはF100fd)
水源の標高は2200m、高低差約700m、埼玉県と山梨県に隣接し、ここらへんは「秩父多摩甲斐国立公園」ということらしく奥秩父山地に属するようです。
千曲川のほか、山梨県の笛吹川、東京の荒川の水源地となっているとのこと。
出発は9時、途中3回の休憩を取り12時半に着きました。
入り口にマルハダケブキの群生。こんなにまとまって咲いているのを見るのは初めてでした。
歩き始めは車も通れる林道です。
そのうちにけっこう苔むしてきます。
実がたくさん付いた照葉樹がたくさんありました。何の木だか分かりません。
コースの3分の2くらいは沢沿いを歩きます。
ナメ滝、というところです。
何回か沢を渡ったりして、足元は濡れた岩が多く、けっこう滑りやすいです。
雨が降り続いた後だったせいか水量も多いです。
なんだか、「源流」というイメージよりも水がたくさんある感じです。
ちなみに蛍光色の緑のキャップは参加者全員に配られたものです。
(私の頭には合いませんでした^^;;)
へんなキノコ?が生えていました。
憧れの被写体、ギンリョウソウも。(前から撮影したのはピンずれなので横からのを)
源流の手前500mくらい(たぶん)のところです。
ここまで来ると倒木も多く、木と苔と水がいっしょくたになっているという雰囲気です。
川の真ん中にバイケイソウも。
千曲川源流です!といってもこの前の写っていないところがそうです。
この奥が甲武信岳の頂上に上るルート。
これが源流が湧きだしているところです。みんな写真を撮ったり、水を汲んだりしました。
水たまりの中に手を入れないと汲めないのですが、とってもとっても冷たくて手が痛いんです!
お昼を食べて山を降ります。
私としては川をゆっくり眺めながら歩きたかったのですが・・・
皆さん、とっても早足で飛ぶように降りていきました。何をそんなに先を急いでるんだ~~~^^;;って感じ。
私のほかに写真を撮っている方が何人かいらっしゃったのですが、そういう人は完璧に置いてけぼりを食ってました。
大分下ってから岩の上に咲いているホトトギス(たぶん)を一枚。
奥の方が開いていたのですが、遠くてちゃんと撮れなかったです。
最後の休憩所で胞子でパンパンになったキノコを見つけました。
持って帰ろうと思いつつも、開くと手に負えなさそうなので置いてきました~。
大変長文失礼いたしました。
森の間をずっと歩くため、あまり眺めのよくないコースですが、水と緑を満喫してきました。
ネットの記事では易しいコースのように書かれておりますが、足元が滑り易いのでしっかりした靴で登った方が良いと思いました。