行方不明

この前の日記にも書いたのですが、チャマダラセセリの蛹、残っていた１つが今朝羽化しました。
蛹を見たら羽化した後だったので、どこにいるかなぁと思ったらすぐ近くで羽を伸ばしていました。
まだ羽は縮んでいたので、もしかしたら羽化不全かもと思ったのですが、仕事に行くころには綺麗に伸びていました。

この状態で箱にでも入れておけばよかったのですが、朝でギリギリだったのでそのままにして仕事に行きました。
放し飼い状態で。

で、帰ってきたら成虫がどこにいるかわからなくなってしまい、現在も行方不明です。

最近はいろんなチョウチョの飼育をしていますが、昼間なら大体はカーテンのところに行きます。明るいほうに行く習性があるためです。夜なら天井の電気によくやってきます。蛾みたいですが、同じ仲間なんだなと感じます。
なので、蝶が行方不明になっても電気をつければ飛んで来て確保できますが、セセリチョウ科の蝶を羽化させたのはこれが初めて。
習性はよくわかりませんが、電気のところには来ていません。

普段野生で見るチャマダラセセリは地面近くを飛んでいることが多いし、吸蜜に関しても地面近くに咲いているリンドウとかキジムシロなんかでよく見かけるので、部屋の中でも低いところにいるのかなと思います。
テレビの下とか冷蔵庫の下に入り込まれればもう見つけようがありませんね。

今朝の話に戻りますが、今朝はとても寒くてなかなか布団から出られませんでした。
朝食が出来上がり妻に起こされて食べたのですが、妻が「特別にこのあとお布団に入ってもいいよ」というので、ごちそうさまの後、速攻でベットに戻りヌクヌクしながら２度寝。
それを見た妻が「なに、お言葉に甘えてるのさ！」と怒っていましたが、確かに布団に戻らずに羽化したチャマダラセセリを箱に入れておけば行方不明にならずに済んだのにと仕事から帰ってから後悔。

でも朝の二度寝、最高に気持ちよかったです。

それで妻が家を出るときに起こされて、それから私がようやく起き上がり仕事に行く準備をして慌しく出て行ったのでチャマダラセセリを箱に入れる暇がなかったと言うか、入れ忘れたというか。

けっこう貴重で人気のある種だと思うから、ちゃんと標本にしようと思っていたんだけど残念でした。
ちなみに十勝に来て１０年になり、チャマダラセセリの写真はたくさん撮影したのですが標本はまだ一頭も持っていません。

十頭くらいは標本として保有したいかなと思っています。

写真はコタキナバルのセンターポイントと言うデパートのような建物の駐車場にて撮影しました。
レンタカーを建物の屋内駐車場に止めて車から降りたら何故かこんな蝶が柱に止まっていました。

北海道昆虫大好き！