避難範囲ではないが、いわき市はまるでゴーストタウンだとか。 原発事故となりゃ日本中どこでもそうなるやろ。この写真は3年前に華々しくオープンした巨大ショッピングセンターのレストラン街。土曜日の午後なのに閑散としていた。同じような光景は教会でも見られる。もしかして…神なんて必要がないということがバレたんかも知れん。
3/20(日) 柳井で開かれた反原発講演会は立ち見が出るほどの盛会やった。地震の前から企画されていたこの集会やが、今回の震災がなければたぶん閑古鳥が鳴いとったやろ。だが驚いたのは質疑応答の時、手を挙げるおばちゃんたち。しかもモックスなどという専門語が飛び出る。おばちゃんを侮っておりました。
21(月) 風評被害、風評被害、と注意を喚起しとるが、分からんのは放射線量の報道。たとえば、被曝したホウレンソウなどの野菜に対し、「基準値を超えていますが食べても身体に影響はありません」と断言すると同時に、「販売ならびに摂取は禁止」などという。こんな時、大阪の人間ならこう言いまっせ。「どないやねん!」
22(火) 開幕でモメとるセリーグやが、やっぱり分からんことがある。「野球を通して被災された方々に元気を与えたい!」という言葉。ほとんどの被災地ではテレビなど見られんで。野球だけやない。「サッカーを通して」「ゴルフを通して」「大相撲を通して」「無理を通して」「肉に火を通して」「この祈りを主の御名を通して」 …。
23(水) 知らん間にロングラン上映中やった映画『ヒア・アフター』が中止されとった。理由は津波に襲われて命を落とす人のシーンがあるからやという。あまり興味のある映画ではなかったけれど、これも僕には微妙に分からん。もしかしたら、飲み屋やカラオケボックスではサザンの『TUNAMI』も自粛されとるんやろか?
24(木) 業者に出すと2~3千円かかるし、これくらい自分でやろうと冬タイヤを外した。でも花粉の飛ばん夜に作業をせにゃならん。また今夜はえらい寒い。手がかじかむ。やっぱ業者に出すべきやったかなあ…などと考えつつ、十字レンチを回している時にふと思い出したのは映画『卒業』。ベンは十字架を振り回しとったなあ。
25(金) 久しぶりに映画『東京原発』を観た。この映画は2004年に封切られたが、ほとんどの映画館で上映されんかった。電力会社の圧力が如実に現れた証拠や。中でも役所広司が扮する都知事の「この世に絶対なんて言葉があってたまるか!」というセリフはいつ聞いてもシビレるなあ。そりゃあ、圧力もかけたなるで。
26(土) 今朝、ボタン電池の形をした核燃料を素手で持ってカンカンに入れるという夢を見た。誰かがせにゃならん!という場面で、周囲のみんな(誰がいたかは分からん)は「そりゃあ、牧師の役目でしょ」という視線で見ているので、仕方なく僕がやったというわけです。しかし、これがホンマやったら…真っ先にトンズラやな。