うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

木のベンチ

2012-10-12 20:03:28 | 日常
久しぶりに母校に足を踏み入れました。仕事に関係する講演会があったからです。
漆の勉強のためサラリーマンを辞めて入った大学でした。そのときは後がないだけ漆を仕事にしようという覚悟だけは持っていました。
懐かしい学内を歩くと、色々思い出されます。学食の前の自販機が並んでいるところに木のベンチがありました。覚えています。同じベンチです。
私がこの大学を受験した日、同じく社会人として受験した人とこのベンチでコーヒーを飲みました。
会社の仕事や出身地などの話をしました。好青年の印象で一緒に勉強できればいいなと思っていました。
しかし、彼は結局入学しませんでした。私は入学してそんなことはすっかれ忘れていました。
でも、ひょんなことから再会することになります。場所は違っても彼は私と同じ道を歩んでいました。
再会してからも、もう数年たっています。
彼は今も同じ道を歩んでいるのでしょうか?私も頑張らなければいけません。
コメント
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