うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

青貝トレイ

2018-10-12 16:23:50 | 漆工
やっと、久し振りに漆職人らしいものが出来ました。青貝を使用した小さなトレイです。
あくまで使用するための器ですからこれくらいの装飾がいいのではないでしょうか
長さ30cmで両端にアワビと白蝶貝でそれぞれ柄を変え仕上げています。
あえて色を揃えずピンクとグリーン自然な貝の表現を心がけています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014-08-30 21:26:35 | 漆工
やっとサクラマス用のランディングネットが完成しました。
以前作ったネットは、本体、ネット、ヒートンすべて自分で作りましたが、今回は大型な上、販売を目的としていたため完成度を高めるため部材はそれぞれ専門家にお任せしました。もちろん漆仕事の布張りから下地、蝋色上げまで私がしています。加飾は白と黒の蝶貝の中厚貝を使い刀の柄をイメージしました。
これで、サクラマスをすくうことが出来れば、開高さんに言わせれば”円は閉じた”ことになるでしょう。
ただ私にとっては売れないとはじまりませんが、興味のある方は私のHPの作品をごらんください。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小卓

2014-05-21 06:36:04 | 漆工
刳りもので高台を付けるのはなかなか難しいものです。今迄、刳りものを何点か作ってきましたが、それは果たしていません
しかし、漆の仕事として考えれば、刳りものなどで本体を作ったうえに後から高台を付ければ割りに簡単に出来そうです。実際そのように盛器や盤などをつくる漆の作家はいらっしゃいます。
そういった作品を目指したうえで今回、小卓を作ってみました。これなら木を刳ることなく板に高台という足をつければ形になります。高低2タイプの高台を試してみました。これで刳りものにしろ、卓にしろ高台のつけ方がイメージできそうです。
刳りものでもなく寂しいので貝で加飾しました。黒の小卓には白蝶貝、朱にはアワビを使い市松にしました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薄貝で加飾した箸

2013-09-11 12:38:53 | 漆工
2タイプの加飾方法で黒と本朱で夫婦にしています。
貝はいいですね。さまざまな色の光を内包し美しく、単独でも、蒔絵などと組み合わせて相性がよく多くの表現の可能性を秘めています。
まあ可能性はあっても、無論センス次第なのですが、その意味で今後も追求したい素材です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘭蒔絵箱

2012-05-18 20:16:57 | 漆工
薄貝で亀甲のベースを作りそこに蘭の花を表現しました。白蝶貝と金、青金の平蒔絵で5種類の蘭をバランスよく配置したつもりです。しかしこれがもうひとつ評価がよろしくない。
蘭の表現のメリハリが利いていないのか、それとも絵自体がよくないのか?両方なのか?
確かに蒔絵は絵であって、いい絵が描ければ半分は出来たようなものと聞かされてきました。事実、多くの時間を蒔絵の絵の為に使いました。さらに蒔絵の場合一面ということは少ないのでそれも難しい部分です。
結局、まだ修行が足りないと言うことでしょうか?あまり自分の蒔絵を見ていたらインベーダーゲームの画面を思い出してしまいました。年がばれそうです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FLEUR

PAYSAGE