Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

vol214:龍安寺の謎とWindowsVistaの関係

2007年02月22日 | eラーニングに関係ないかもしれない1冊
龍安寺石庭の謎―スペース・ガーデン

講談社

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『宇宙の庭 龍安寺石庭の謎』明石散人 佐々木幹雄(講談社 1992)
http://www.amazon.co.jp/dp/4062057476/ref=nosim/?tag=sannoelearnma-22

『龍安寺石庭を推理する』宮元健次 (集英社新書 2001)
http://www.amazon.co.jp/dp/408720104X/ref=nosim/?tag=sannoelearnma-22

本メルマガで、最近京都旅行に行ったことをお伝えしました。
http://blog.goo.ne.jp/sanno_el/e/e8a8dbc41e59cf466880208be7514fa5

その時訪れた龍安寺石庭のインパクトがあまりにも強かったので、この庭の謎に
挑んだ人の本を続けて2冊読みました。
「誰が作ったかわからない」
「作庭の意図がわからない」
「いつ作られたのかもわからない」
この3つの謎に対して、明石氏、宮元氏が独自の視点から挑んでいます。

しかし、2冊の本を読んでいて、つくづく「高校時代に日本史や古典をしっかり
勉強しておくべきだった」と反省しています。日本史が分からないことには、上
記の推理ゲームに十全に参加できないのです。まあ本にある程度解説してあるの
で何となくはわかるのですが、こういう所を楽しめるかどうかが教養なんだろう
なあと思ったりします。

さて、『龍安寺石庭を推理する』の文中にヴィスタという言葉がでてきました。
ちょうどWindows Vistaがリリースされたばかりだったので、何かと思ったら、
「ヴィスタ」とはルネッサンス・バロック期の西欧庭園に用いられた作庭の手法
の一つなのだそうです。16世紀に発展したパースペクティブ(いわゆる遠近法)
の発展過程で同時に開発された手法で、
「ヴィスタとは目の前が遠くまで何物にも邪魔されず、すっきりと見通すこと」
だそうです。
筆者はまだWindows Vistaを使っていませんが、作庭技術のヴィスタのように何
物にも邪魔されず、すっきりと動作するOSであって欲しいと思っています。

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