きままなたぐりぶろ(日記)

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Ubuntu for Tabletを試した

2013年02月27日 19時54分55秒 | 技術
前回の記事で予備のNexus7ができたので、今回はさっそくそれを使って
カスタマイズしてみた。それが・・・



Ubuntu for Tablet



である。
写真アルバムはGoogle+にて公開しています。
Ubuntu for Tablet写真

以下に、アプリのシステムメニューの記述を追記しました。

Nexus7についての準備は以下のAndroidLoverさんのところが最高に詳しいのでそちらを参照。
Ubuntu for TabletsをNexus7にインストールする方法・手順。 - AndroidLover.Net

Nexus7にイロイロする際は最近だったらこのGoogle Nexus 7 Toolkit 4.0.0が手っ取り早くて便利。

リカバリーには自分はTWRPを入れた。
手順は上記ブログの通りなので困ることはない。
サクッとUbuntu for Tabletをインストールすることができた。



ちなみにUbuntu for Phone/Tabletのイメージファイルは普通にそのキーワードで検索しても
たどり着くのが困難なので、AndroidLoverさんに載っているリンクから開いたほうが確実。

起動



電源を入れるとGoogleロゴの後、割りとすぐにこのウェルカムスクリーンが表示される。
この状態で右端から左へ向かってスワイプするといわゆるホーム画面が出てくる。


左端を短くフリックするとダッシュランチャーが表示される。



基本の画面



全体的な操作を動画に収めたのでご興味のある方は御覧ください。
Google+にて公開しております。
Test of Ubuntu for Tablet

ホーム画面は全部で5面。
音楽 - 人々 - ホーム - アプリ - ビデオ
の順だ。


スワイプ・フリックの場所によって画面の遷移と起動する機能が異なるので場所をしっかり踏まえて
指を動かさないといけない。

中央のあたりをスワイプすればホーム画面が左右のページに切り替わる。
画面の端(本当にスクリーンの端の部分)をフリックすることで起動済みのアプリや
ダッシュランチャーを起動できる。

アプリの起動



アプリはダッシュランチャーからか、ホーム画面のアプリのページから起動できる。
起動すると完全にそのアプリの画面に切り替わる。


ホーム画面に戻る場合は、左端から右へ向かってスワイプするとすぐに戻れる。

あるいは左端をサッとフリックしてダッシュランチャーを表示させると自動的に起動中のアプリが
隠れるようになる。

ちなみに左端から長くスワイプすると、指の先にダッシュランチャーのアプリ名が表示されて、
指で隠れがちなダッシュランチャーアイコンを確認しやすくなる。

起動中のアプリに戻る際は右端から左へ向かってスワイプすると戻れる。

何度も行うとさらに前に起動していたアプリにも戻ることができる。
この操作、画面の真ん中あたりでスワイプしても意味ないので注意。


ネットはもちろん繋がる。GMailやブラウザから各種サービスを見られるようだが、
日本語は一切表示されない。こればっかりは仕方ない。

キーボードでの入力もまだ不安定のようで、キーボードは表示されるのだが
入力しても入力エリアに出てこない場合がある。
ブラウザはきっと既存のいずれかを使っているんだろうけど、どれなんだろう・・・


ステータスバー(通知領域)



Androidで言うところのステータスバー(通知領域)には時計やネットワーク、音量などの基本設定がある。
メールやSMS、電話などの通知もまとめて見られるようだ。
それぞれのアイコンを下に向かってスワイプするとそれぞれの画面が表示される。


表示した後、別の設定画面を見たい場合は一旦下端から上に向かってスワイプしてホーム画面に戻した後、
それのアイコンをスワイプすればよい。

2013/02/27追記

アプリのシステムメニュー



たまたまいじっていたら見つけた。正式名称がわからないのでシステムメニューとしておこう。
画面の下端から長くスワイプすると、指の先に四角いマークが出てくる。

これに触れると、下からステータスバーのように画面が出てくる。

ここにはどうやら起動中のアプリで何か追加の機能があった場合に操作できる画面らしい。
というか、WindowsやLinuxでいうところのタスクバーを右クリックで出てくるコンテキストメニュー的なものだろう。
ここでアプリを選択して、下にある×ボタンをタッチすればアプリを終了できた。

「Type or say a command」をタッチして文字入力を始めれば、Ubuntu UnityにあるHUD(ヘッドアップディスプレイ)のように
アプリ内の機能を探せる。
これは気づきにくいなぁ~。
画面下端も、スワイプの量、スワイプし始める場所によってアプリ内のメニューかアプリのシステムメニューが出てくるという、
一風変わった動作がしっかり実装されているようだ。

2013/02/27追記終わり

その他



音楽やビデオ、メール、People(連絡先)はサンプル表示のため、再生やソレに対して返信などはできない。
あくまでこういう感じで使えますよ程度の紹介になっている。

気になった点は、一度起動したアプリをどうやって完全に終了させるのかわからない点か。
Running appsのそれぞれのアプリを長押ししてみたけど特に反応がない。
4~5個起動しておくと明らかに動作が重くなってくるのでこれはきつい。

今のところ再起動必須。

その再起動なのだが、とりあえず現段階ではできない
電源ボタン長押しで電源を切ることができるのだが、電源メニューなどが出ることなく、
画面が暗転してそのまま。
終了ロゴなども出ない。これはわかりづらい。まあ素早くオフにできていいのかもしれないが。
あと、自動で画面オフにならないっぽい。

ゲームは一応起動するけどまだプレイできる段階ではないみたいだ。
あと気づいたけど、横向きになってもステータスバーやダッシュランチャー、起動中のアプリを呼び出すスワイプの方向は
そのままなので、全画面になるゲームなど操作する際は、これあきらかにシステム的設計に問題がある気がする。
このへんも試したユーザー・開発者はどんどんフィードバックして意見を出すべきなんだろう。
(Ubuntu開発に関してはLaunchpadやUbuntu Design Blog、Wikiなどでユーザーが意見を手軽に寄稿できたはず)

今のところ、Ubuntu for Phone/Tabletはずっと入れておいて得するものではないので、
サクッと消してもとに戻すか、カスタムロムを入れて別に楽しんだほうが良い。

うーん、これならNexus7もう一台買う必要なかったかもなぁ・・・
ここまでサンプル状態で何も出来ないとは思わなかったので
ある程度常用していられるものだと思ったからわざわざ自由に扱えるように空きのNexus7を作ったのに。
まあ自由に扱えるようになったということで、Ubuntu for Phone/Tabletよりも
FirefoxOSで使うべきだな。あっちはそのまましばらくは常用出来るレベルの出来だし。


終わりに



それにしても、ここまで堂々とシステム的なボタンなしで操作させるのってすごいわ。新鮮。

フリック・スワイプさせる場所によって動作する機能が違うというのは
僕らみたいなガジェットに慣れた人たちならいいと思うけど、
一般的な人たちはまず間違いなく動きに混乱するだろうな。
それを慣れさせるのはちょっと酷だ。いかにスムーズに慣れさせて簡単と思わせられるか。

動きは公開初期としてはいいほうなのかな。カクカクなのは仕方ない。今後に期待。
今のところiOSに対するAppleID、Androidに対するGoogleアカウントみたいに
中心となるアカウント設定が見受けられないけど、そこはUbuntu Oneのアカウントでやるようになるのだと想像。

個人的にはFirefox OSのほうが出来が上。
(現時点でもある程度常用しても問題ないと思えるくらい出来が良いというか、環境が揃ってる)
ただ、開発者に手軽に(実機で)試してもらえる環境づくりはややUbuntuのほうが上かも。
(イメージファイルを既存のAndroid・カスタムリカバリを崩さずに戻しやすいのは大きなポイント)


FirefoxOS
iOS/Androidに連なる系統。末っ子、三男坊的な。

Ubuntu for Phone/Tablet
WP8のようにまったく別次元の存在。


このような印象。iOS/Android/WP8に慣れてる人は頭を完全にリセットしてUbuntu試すべきかも。

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