WindowsPhone 8について雑感

HTC8Xを触りだしてから3日ほど経った。

前回の記事（HTC8Xを買った！（第4弾））で触れたけど、ファイルの管理が
アプリごとになってるかも知れない点について、ちょっと考えなおしてみた。

WP8の各アプリではしばしばSkyDriveに○○する、などという表示をみかける。
（実際は英語だけど）

ということはSkyDriveをSDカード代わりに使うべきということなのだろう。
なるほど理にかなっている。
けどクラウドストレージで問題なのはすぐにデータを取り出したり、アプリで
直接保存、読みだして利用することが出来ない点。
どこかで必ずローカルにインポートだったりする。

WP8で良いと感じた点は、OfficeやOneNoteでは標準ではSkyDriveにファイルを書き込んでくれるという点。
読み出しもインポートなどは出ず、直接読み込んで操作させてくれる。
サードパーティのアプリが果たしてそこまでの権限を与えられるものなのかわからないが、
これだよこれ。自分が理想としていたPC/スマフォ等端末とクラウドストレージの関係性は。
編集するためにわざわざ内蔵ストレージへインポート・クラウドストレージへ
エクスポートするのを意識することなく操作できる。

まだ一般のアプリでここまでできてるのは少ないようだが、
少なくともWP8はSkyDriveを起点としてその運用を本気でやろうとしている感じがする。
この点はそのストレージすら持っていないiOS、Google Driveを持っているけど
そこまでの連動ができていないAndroidとは大違いだ。
このSkyDriveの連動がもっと広まっていくならばWP8はとても評価できる。

ただ今はまだSDカードという物理的な安心感が多くの人にとって当たり前すぎるし、
そういう意識を払拭できない以上はSDカードのような共通のファイル管理場所を設けるか、
ファイルの管理単位をアプリごとではなく、システム全体にするべきだ。

ちょっといじっただけでもファイルの管理の仕方がバラバラなので意識散漫になる、わかりづらい。
（エクスプローラで見た時、各アプリの時など）
深く広くビジネスに使われるようなアプリ連携ではこの点は何度も書いてるけど足を引っ張りかねない。

ともあれこれでiOS/Android/WPとモバイルOSを3種類触ったことになる。
ここで個人的な評価を挙げてみた。参考になるかわからないけど。

全体的な分かりやすさ
iOS　＞＝　WP8　＞　Android

アカウント絡み連携とわかりやすさ
Android　＞＝　WP8　＞　iOS

アプリの構造の合理性とわかりやすさ
WP8　＞Android　＞＝　iOS

カスタマイズ性
Android　＞　WP8　＞　iOS

アプリ同士の連携のしやすさ
Android　＞　iOS　＞　WP8
※WP8がまだほとんどわかっていないため評価不可

できることの多さ
Android　＞　iOS　＞＝　WP8

慣れの必要さ
Android　＞＝　WP8　＞　iOS


自分の中ではWP8は総合でAndroidについで2番手の使い勝手の良さだと思った。
アプリ一覧が碁盤の目上に並ぶだけのiOSよりも、WP8のライブタイルのような
分かりやすさと機能性を持った仕組みのほうが使いやすいと思う。
ただし最低限慣れるために勉強が必要なのは仕方がない。
機能が少ない分、確かにiOSはとっつきやすいが・・・。
（しかし深く踏み込もうとすると途端に不便になる）

自分としては、WP8だんだん気に入ってきた。
iPhoneはもうさらさら使う気起きないが、WP8はAndroid端末に交えて
使っていこうと思った。


AndroidでWP8のホーム画面を楽しみたいなら
Launcher7がオススメ。
気分だけならこれで楽しめます。