Sandy Cowgirl

植田昌宏。在阪奄美人。座右の銘は、「死ぬまで生きる。」

きいろいゾウ

2017-06-23 22:25:06 | 書評


 約1時間半ほど遅れて見た内容が、具合が悪い、ちょっとお医者様も来ていて、家族を呼んだ方がいいというような内容でございまして、私も慌てて急いで家に帰ったわけです。そして帰りましてまだ麻央はこの世にいてくれて、たまたま、本当にたまたまなんですけども、私ちょうど妻の前に座って、ちょっと呼吸が苦しそうだったんで、大丈夫かなって、一昨日まではしゃべれたんですけども、昨日はちょっとずっとしゃべれずにいたんで、これは本当に不思議な話ですけれど、息を引き取る瞬間、私は見ていました。

 そのときに、これは本当に不思議なんですけども、「愛している」と言って、彼女が、その一言を言って、泣いちゃいましたけど。その一言、「愛している」と言って、本当にそれで、そのまま、旅立ちました。




私の最愛の人、西加奈子サンの傑作です。

好きになって夫婦になって、
ツマとムコになって、でも、そんなの形だけの話で、
ちょっとしたことが許せなくなって、どうしようもないほどの溝ができるけど、
でも、無理無理って思われるけど、案外、修復ってできるのかもしれないなぁ、
そして、たぶん、いや、間違いなく、そうだろう、
どうしても言いたいことは、「愛している」ってことだって、思う。
いろんな言葉を知っていても、一番、その気持ちを伝えるのに相応しい言葉は、「愛している」だと思う。
だって、愛って、見返りを期待するものじゃないから。

恋に恋するのが、
恋するになって、
恋する同士になって、
そっから、どうやったら、
愛するになって、
愛する同士になれるんだろう?

一緒にいても、背中あわせ。
何気ない時間が、窮屈で、ぎゅっと、心が掴まれた気持ちになる。
そう、蛇口をぎゅっとしめても、閉まりきらない、何か、ぽたぽたと落ち続ける状況。

何かあったわけじゃじゃない、
そういってしまえば、それまでだ。
でも、心と心が通わなくなる原因としては、十分なことだ。

どうすればいいのだろう。

男は、たいてい、とりつくろろおうとする、時間が過ぎれば、解決する、と。

でも、そこに立ち向かって欲しい、
慰めて欲しくなんかない、でも、今、いなくなって寂しい、
けど、だめ、
ちゃんと、解決して欲しい。
その間、わがまま言うけど。


そんな、女の子が、
その間に、奇跡に遭遇する話です。


もー、ツマさん、アイちゃんが、かわいくてかわいくて仕方がありません!
でも、今にも消えてなくなりそうで、すごくせつない。
きいろいゾウの絵本が、ね、あー。


という、なんか、今日は、すごい感傷的な感じでした。
泣きそう。
悲しいね。

「愛している」って、いい言葉だな。

神様、
彼女が、
永遠の命を授かりますように。
アーメン

知り合いでもないのに、なんか、そんな気分。
次は、ちゃんと寝坊しないでミサいこう。