1枚の写真・・・その１－「１９７１年全日本モトクロス選手権」

　　　この写真は1971年全日本モトクロス選手権神鍋スキー場特設コースでの
　　　ピット風景である。まだ私は正式にレースグループのメンバーでなく量産開発
　　　グループでキットパーツの開発を担当していたのでサポートとして参加していた。

　　左から当時エキスパートジュニア（現国際Ｂ級）の「安井　隆志」選手
　　その隣がセニア（現国際Ａ級）の「山本　隆」選手。そして同じく「従野　孝司」選手
　　背中しか映ってないがグリーンのスェットシャツが当時ジュニア（現国内Ａ級）の
　　「清原　明彦」選手そしてカーリーヘアーは多分「風間」選手と思うが・・・

　　「安井　隆志」選手は大学生で名古屋のカワサキ系チームのライダー・・・
　　当時大学生のライダーは非常に珍しく「学士ライダー」と言われていた。
　　また「従野　孝司」選手の兄は元マツダのレーサー「片山　義美」選手である
　　その関係で後ろに写っている「従野」君の車は赤の「マツダルーチェ」・・・
　　この「従野」君の赤の「マツダルーチェ」・・・後々譲ってもらい私の愛車になった。

　　私はその後正式にレースグループの配属になり、少しの間「安井」選手のメカを務めた
　　その「安井さん」も大学卒業後川崎重工に入社。ライダーから一転して今度は開発の立場に・・・
　　そして設計、モトクロスチーム監督、ロードレースチーム監督を経て現在は営業部でレースを
　　サポートする側に・・・
　　「清原選手」ことキヨさんは「プロショップ　ＫＩＹＯ」の社長・・・
　　「山本選手」もショップを経営する傍ら、いまだ現役と言わんばかりにモトクロスレースを
　　楽しんでおられる。