イランが「米ステルス偵察機」の映像公開、
機体に損傷見られず
2011年 12月 9日
[テヘラン 8日 ロイター]
イランの国営テレビは8日、同国軍が撃墜したとする
米軍の無人偵察機の映像を公開した。
映像では、機体には大きな損傷は見られず、最新の
米軍事技術がイランに渡った可能性が高まっている。
映像によると、機体の公開場所には米国旗を
やゆした幕もつるされ、革命防衛軍の司令官は
「神の助けにより、米国の最新鋭機を最小の損害で
撃ち落とすことができた」と語った。
イランのメディアは4日、軍部筋の話として、
同国東部の領空に侵入した米無人機をイラン軍が撃墜、
回収したと報道。イラン側は、同機がレーダーに
捕えられにくいステルス性能を備えたRQ─170型機だとしている。
これに対し、アフガニスタンの国際治安支援部隊
(ISAF)は、イラン側が撃墜したとする航空機が
先週末にアフガン西部を飛行中に行方不明になった
非武装無人機の可能性があると発表。機種についての情報は
明らかにされていない。
また、国営テレビによると、イラン外務省は8日、
同国における米国の利益代表であるスイス大使を呼び、
米無人機による領空侵犯について抗議した。
イラン外務省はスイス側に、米政府の説明と補償的な対応を要求したという
過去の報道
不明の米偵察機はCIAの任務に、
イラン軍の撃墜報道に疑問も
2011年 12月 7日
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7B604Z20111207?rpc=122
[ワシントン 7日 ロイター]
イランが同国東部で撃墜したと発表した米軍の無人偵察機について、
匿名の米政府関係者は、同機が米中央情報局(CIA)の
任務に当たっていたと明らかにした。同機は制御不能になっても
自動で帰還するようプログラムされており、撃墜されたのではなく
、故障したとみられるという。
イランのメディアは4日、軍部筋の話として、同国東部の領空に
侵入した米無人機をイラン軍が撃墜、回収したと報道。
イラン側は、同機がレーダーに捕えられにくいステルス
性能を備えたRQ─170型機だとしている。
これに対し、アフガニスタンの国際治安支援部隊
(ISAF)は、イラン側が撃墜したとする
航空機が先週末にアフガン西部を飛行中に行方不明になった
非武装無人機の可能性があると発表。機種についての
情報は明らかにされていない。
ロッキード・マーチン(LMT.N: 株価, 企業情報, レポート)製の
RQ─170型機は、2009年12月に米空軍が初めて
その存在を認めた偵察機で、今年5月のウサマ・ビンラディン
殺害作戦で隠れ家を監視する際にも用いられた
ビデオセンサーを搭載している。
RQ─170型機に詳しい軍関係者は、イラン政府が機体の
写真を公開していないことから、イラン軍が
同機を撃墜したとする報道には疑問が残ると話している。
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アメリカは気を揉んでいたでしょうが、公開されてしまいました。
ちょっと、屈辱的。。( ̄▽ ̄;)気の毒。。
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