田中上奏文とは
【中・韓が仕掛ける「超限戦」に打ち勝つために【連載第4回】
2014年6月19日
http://yanai-hissho.hr-party.jp/china/2201.html 転載、させていただいた記事です
幸福実現党 総務会長(兼)出版局長 やない筆勝公式サイト
日本も先の大戦では「情報戦」で負けていた!
スペインだけではありません。実は日本も、先の大戦で「情報戦」で負けていました。
これは「田中上奏文」と言われる文書です。
田中上奏文は、田中義一首相が天皇陛下に行った上奏文とされます。
その中には、「大日本帝国はこれから全世界を侵略します。手始めに満州、次に中国、
さらに東南アジア、オーストラリア、そしてアメリカも日本の領土にし、日本が
全世界を支配するのです」という内容が書かれていました。
もちろん、日本にとってはまったくの寝耳に水。
この田中上奏文の写真をよく見てください。何かおかしいとは思いませんか?
日本の首相が天皇陛下に送った文書なのに、なぜ日本語ではなく、中国語で書かれているのでしょう?
この田中上奏文は、中国が勝手に作った偽書(怪文書)だったのです。
中国は、田中義一氏が死去した昭和4年ごろから、自分たちでねつ造したこの「田中上奏文」を
反日宣伝に利用しました。10種類の中国語版が出版され、組織的に大陸各地で流布されたほか、
英語版「タナカ・メモリアル」が昭和6年、上海の英語雑誌『チャイナ・クリティク』に掲載され、同誌から
転載された小冊子がアメリカ、欧州、東南アジアに配布されました。
また、ソ連に本部のあるコミンテルンも同年、雑誌『コミュニスト・インターナショナル』に全文を掲載し、
ロシア語、ドイツ語、フランス語で発行。あっという間に、
「日本は、世界征服を企むきわめて危険な国家である」というレッテルを貼られ、
世界中がそれを信じ込んでしまったのです。
そして、日本はついに国際連盟脱退へ
満州事変後の昭和7年、中国はジュネーブで開催された国際連盟理事会で
「田中上奏文」を持ち出し、そのシナリオ通りに満州で侵略が起きていると訴えました。
もちろん日本は、「田中上奏文は偽物である」と国連の場で反論したのですが、
中国代表の顧維鈞(こいきん)は、「この文書が本物かどうかが問題なのではない。
「田中上奏文」にある政策は、日本がいま進めている現実の政策そのままではないか。
これをみれば、田中上奏文が真実であることは明白だ」と主張し、日本は国連での論争に負けてしまいました。
中国は、「日本は世界征服をもくろんでいる」と強調することで、国際世論に日本の不当性を訴えたのです。
その結果、日本は当時、国連の常任理事国であったのですが、その地位を捨て、
国連を脱退せざるを得ない状況に追い込まれました。日本は孤立の道を余儀なくされ、
やがて日中戦争から大東亜戦争へと突入していったのです。
(続く)
<4月5日 中国・マスコミ問題研究会緊急セミナーでの講演より>
中・韓が仕掛ける「超限戦」に打ち勝つために 【連載第1回】
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/6cc877e0946cd4bc1b310c490f5981c3?fm=entry_awp
「歴史修正主義」とは?
【中・韓が仕掛ける「超限戦」に打ち勝つために 【連載第2回】
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/aa54e2a6a1e3da64dff87000aff03062
中国による「超限戦」の戦時下体制にある日本【中・韓が仕掛ける「超限戦」に打ち勝つために 第3回】
2014年6月17日
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/3fbb0b76c4f81252f9949e4c29fa3f9c
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