日米が激怒、韓国が北ミサイル発射直前に人道支援伝達 識者「国際社会の取り組みが水泡に帰す『逆効果』」
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の「異常な従北」姿勢が、また明らかになった。
北朝鮮のミサイル発射兆候が確認されていた今週初め、北朝鮮への人道支援を実施する
手続きに入ることを日本政府に伝えていたというのだ。北朝鮮の暴走を阻止するため、
「最大限の圧力」を模索している国際社会から見れば、韓国は「結束を乱す敵」といえそうだ。
北朝鮮が、米全土を射程に入れるICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射したのは
11月29日未明。文政権はその直前に人道支援について伝達してきたが、
すでにミサイルの発射兆候は報じられていた。ミサイル発射後も、手続きを凍結したとの連絡はないという。
文政権はこれまでも、「世界の脅威」となった北朝鮮に対する日米韓の緊密な連携に
水を差すかのように、露骨な「従北」姿勢を示してきた。
北朝鮮が「6度目の核実験」と、中距離弾道ミサイル「火星12」の発射を強行した直後の
9月21日、文政権は国連児童基金(ユニセフ)や世界食糧計画(WFP)を通じて、
北朝鮮に800万ドル(約8億9000万円)相当の人道支援を実施することを決めた。
これには、日米両国が激怒した。
ドナルド・トランプ米大統領は9月21日、ニューヨークで開かれた日米韓首脳会談で
「韓国の人道支援は逆のメッセージで良くない」などと、かなり強い口調で文氏に不満をぶつけ、
安倍晋三首相も否定的な見解を伝えたという。
文氏は「人道支援を実際に行うタイミングは慎重に考える。日米の足並みを乱すことはしない」
と応じたというが、今回、最悪のタイミングでの支援決断であり、伝達というしかない。
東アジアの平和を守る「日米韓の連携」を壊そうとしているのか。
朝鮮近現代史研究所の松木國俊所長は「最悪だ。文政権はどうしようもない。
北朝鮮への人道支援は『何をしても韓国は北朝鮮を支援する』という間違ったシグナルを与える。
北朝鮮に圧力をかける国際社会の取り組みが水泡に帰す『逆効果』しかもたらさず、
危険な北朝鮮に隣接する当事者としての自覚がまったくない。韓国は孤立化する」と語っている。
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