空知太神社訴訟のその後
公有地に建つ北海道砂川市の空知太(そらちぶと)神社の「違憲判決」に対し、同神社を守る運動を続けて来た北海道本部参議院選挙区代表の大林まこと氏より、2回に分けてメッセージをお届け致します。
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【大林まこと氏寄稿】
「空知太神社違憲訴訟」問題の続報をお届け致します。
去る5月27日、私は、空知太神社を守る運動をして下さっている北海道の皆さまを代表して、幸福実現党・大江康弘参議院議員を通じて「公有地上の宗教施設を救済する特別措置法」の成立を求め、国会請願を行いました。
その際、地元および全国から寄せられた「空知太神社を守る署名」も併せて国会に提出致しました。
ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
署名は引き続き集めて参りますので、ぜひ今後ともご協力お願い申し上げます。
ここで「空知太神社訴訟」問題を簡単に振り返ってみます。
原告の一人は、同市に住む元中学校教諭の79歳のクリスチャンです。
同氏は2003年4月、共産党推薦で砂川市長選に出馬し、現市長に敗れて落選しましたが、その直後から、公有地に建つ空知太神社の撤去を市に訴え始めました。
2004年12月には住民監査請求の結果を不服として札幌地裁に提訴。一審、二審とも原告側の勝訴となり、裁判は最高裁へと進みました。
最高裁では今年1月20日、北海道砂川市が市内の空知太神社に敷地を無償提供しているのは、憲法の「政教分離」原則に照らして違憲との判断を示しました。
幸福実現党はこの判決に対して、「一般人の評価」という曖昧な基準を持ち出し、これまでの「目的・効果基準」による判例を逸脱した、
「宗教弾圧につながりかねない危険な判決」であるとして、空知太神社を守る活動に取り組んできました。
ここからは、その後の情報です。
判決を受けた被告側の砂川市は4月20日、「違憲状態」を解消するための解決案を発表しました。
町内会館の壁にある「神社」という看板を外し、約1500平方メートルの市有地にあるほこらや鳥居を60~70平方メートルの敷地内に集約して氏子らに年4万~4万6千円程度で貸し出すというものです。
なぜ何の罪もない神社が窮屈な土地に押し込まれ、このような憂き目にあわなければならないのでしょうか?
市としては神社を守るためには、これしかなかったのでしょうが、素朴な信仰が虐げられることに涙を禁じ得ません。(つづく)
幸福実現党 大林 まこと氏
http://www.obayashi-makoto.net/
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