コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

魔法少女まどか★マギカ 第3話「もう何も恐くない」感想

2011-01-22 04:48:03 | 魔法少女まどか★マギカ(2011冬)

 今回もまどか・さやかがマミに付き合いつつ、契約するか考える話。マミとも徐々に打ち解けてきて、これから3人で戦うことになるのかと思っていましたが、今回まさかの展開が待ち受けていました…。これから何が起きてもおかしくない…そう感じた1話でした。さすがは虚淵さん脚本…。とにかく「衝撃」な1話です――。


 はじめはさやかが病院へ。思いを寄せている少年・上条にCDを持ってお見舞いにやってきます。CDショップに寄っていたのはこの伏線だったんですねー。
 上条は昔バイオリニストとして有名で、さやかはその演奏を聴いて以来、ファンになったようです。でも病気で上条は左手が思うように動かせなくなり、バイオリンが弾けなくなってしまったようで…。そしてCDを聴くうちにバイオリンへの思いを思い出し、涙を流します…。左手がまた…。この少年がさやかの願いに関わってきそうです。

 あれからもマミの魔女退治に付き合いつつ、契約するかどうか考えるまどか・さやか。マミ今回の攻撃も派手です。まどかの肩に乗るキュゥべえ…すっかりまどかがお気に入りのようで。
 契約のことについて訊ねるマミ。そこでまどかはマミに願いを聞いてみることに。マミの過去。マミは何らかの事故に巻き込まれ死にかけている時にキュゥべえと会い契約したみたいです。マミも色々大変な目にあってきたんですね…。だからこそマミは自分のように迫られてではなく、まどか達にはじっくり考えて契約してほしいようです。
 そんな中、さやかは自分なんかがと他の人=上条のことを気にします。前回のさやかの発言はここに繋がっていたんですね。まどかも事情を知っているようで。
 そんなさやかの疑問にマミは厳しい言葉を。


「あなたは彼に夢を叶えて欲しいの?
 それとも彼の夢を叶えた恩人になりたいの?
 同じことでも全然違うことよ、これ」


 他人の願いならば願いをはっきりさせておくべきだというマミ。
自分のためなのか、他人のためなのか…それによって確かにその願いは似ているようで違いますね…。
 そんなマミの言葉に動揺するさやかですが、これもさやかを大事に思っているから…。願いも色々です。そしてまたもやブラックなキュゥべえ~。とりあえず選択を急には迫ってこないみたいですが…?
 ここでの会話を聞く限り、過去にも色々魔法少女がいたみたいですね。どんな戦いが繰り広げられていたのか地味に気になります。

 迷うまどか。まどかはマミに憧れているようです。そんな中、キュゥべえは契約すればマミよりずっと強くなれるとまどかを誘惑してきます…。キュゥべえ黒すぎです…。影の落とし方的にも意図的にやっているとしか…。まったくかわいく見えません…。どうやらまどかには他の子より更に魔法少女の素質があるようです。
 酔いつぶれて帰って来たまどか母。酔いつぶれていました…。そして母親を慣れたように寝かすまどか父。まどか父はまどか母が頑張るのが好きで、それが夢なんだとまどかに話します。そしてまどか父もそんなまどか母を好きになったようです。まどか父はまどか母の一番の理解者のようです。まどかにとっても家族はかけがいのない存在でした。

 夜、ほむらと対峙するマミ。ほむらはやっぱりまどかが魔法少女になるのを好ましく思っていないようです。そして二人もまたまどかの魔法少女の素質があることを知っていました…。
 会話する二人ですが、話せば話すほど、険悪な雰囲気に…。


「彼女だけは契約させるわけにはいかない」

「自分より強い相手は邪魔者ってわけ?
 いじめられっ子の発想ね」


 二人の会話が黒い、黒いです……!アップのほむらの迫力が~。そして相容れず戦うことになる二人ですが…?構えるほむらの表情が良い感じでした。ムキになっているように見えましたが、それだけではない気もしました。一体何を思っていたんでしょう…?

 病院にお見舞い。この日さやかは上条とは会えず。何事もなければいいのですが…。
 そして帰る途中、二人はグリーフシールドを見つけてしまい…。早くしないとまた異空間に迷い込み、魔女と出くわすことに…。最初は逃げようとしますが、さやかはやる気満々。先走り気味に見えます。こういうのって大抵よくない方に向かっていくんですよね…。
 キュゥべえも止めますが、さやかのやる気に負けて付き合うことに。キュゥべえがさやかを守ります。そこでまどかがマミを呼びに行くことに――。この流れ的に今回は何かよくないことが起きそうです…。


 後半。異空間を進むさやか・キュゥべえ。今回も異空間個性的ですねー。進む中でもキュゥべえはしつこく魔法少女にならないかと勧誘してきますー。なんだか悪徳商法に見えてきた…。でもさやかはちゃんと願いを決めてから契約したいと答えます。さやかのこういうところは良いかも。
 まどかもマミと合流し、異空間へ。二人も静かに二人の元へ向かいます。ほむらもやってきますが、マミ・ほむらまたもや険悪に…。そこでマミはほむらを縛り付けて足止めしてしまいます。縛られるほむらがなんだか可愛かったです。
 でもほむらはそれとは別に、今回の魔女は今までとは違うと、どこか焦っていました…。ほむらはこの先のことを予見しているように見えましたが…。

 歩く中、願い事の話をマミにするまどか。まどかはマミに自分の願いを語ります。まどかはマミは魔法少女として誰かの役に立っていることをしていると、誰の役にも立てない自分でも役に立って同じことができるかもしれないと希望を抱いていました。そしてそのことにまどかは喜びを感じていました。“魔法少女”になることがこの時点でのまどかの夢でした――。
 マミは魔法少女になったら時間がなくなるといいますが、マミに憧れているというまどかの言葉に心動かされていき、そしてこれまでの自分のことについて語ります――。マミの自分語りはなんだか危険な感じがしましたが、二人が思いを通わせるシーンは良い感じでした。

「本当に私と戦ってくれるの?
 傍にいてくれるの?」
「はい。私なんかでよかったら…」

 心を通わせる二人…。二人は仲良しに。そしてマミは願いがないというまどかを明るく導きます。


「この魔女をやっつけるまでに願い事が決まらなかったら
 キュゥべえにごちそうとケーキを頼みましょう!」

「それでみんなでパーティするの!             
 わたしと鹿目さんの魔法少女コンビ結成記念よ!」


 楽しげな会話ではありましたが、なんだか死亡フラグ的な言葉がどんどん出てきます…。とても死亡フラグっぽくてヒヤヒヤしました…。キャラの一人一人の言動にドキドキです…。でもこの発言で今回まどかを変える出来事が起きるんだろうなとなんとなく思い始めました。でなきゃこんなのんきな発言にはならないですし…。


 そこにキュゥべえからグリーフシードの孵化が始まるとテレパシーが…。ほのぼのしたムードから、一気にシリアスムードになってしまいました…。
 そして変身して魔女と戦おうとするマミ。いつも以上に張り切っています!

『体が軽い…
 こんな幸せな気持ちで戦うのなんて初めて。
 もう何も怖くない。
 もう私一人ぼっちじゃないんだもの――』

 でもやっぱりこの流れで人生に満足しかけた発言は危険ですね…。その先がないということは――。
 そうしてまどかを連れてさやか・キュゥべえと合流。そしていよいよ魔女との戦いに…。今回の魔女は前回と比べてかわいい外見はしていますが、それがかえって怖いです…。
 1回魔女を仕留めたことで安心したマミ。ですが本番はここからで…。最初はぬいぐるみサイズな魔女でしたが、1回やられたことで本体が中から出てきて…。そのことにあっけにとられるマミですが、時間は止まってくれず…。



 そしてその次の瞬間、
 マミ(頭)が魔女に食われてしまいます――。



 そうあっさりと魔女はマミの頭を食らってしまいます…。魔女の好物は頭であり、胴体には興味がなく。胴体はそのまま落下……。さり気にグロすぎです…。とにかくこのシーンは衝撃でした…。最初見た時はまどか達のように何が起こったのかすぐに受け入れず放心状態でした…。
 マミの死でほむらの縛りも解けてしまい…。マミが死んだことで解けたようです。それでほむらもどういう事態になっているか気付き、急ぎます。
 マミが死んだことで二人に契約を急かすキュゥべえですが、二人はショックを受けて放心状態に…。契約どころではありません。
 そして二人にも危機が迫ったという状況の中、そこにほむらが駆けつけ、応戦。ほむらは簡単にはやられず、クールに相手をかく乱し翻弄します。なかなかほむらを食べることができず、魔女にも焦りが…。ほむら強いです。
 そして見事魔女を仕留め、3人は現実世界へ帰ってきます――。そしてほむらは二人に警告し、卵を確保し去ろうとします。


「命拾いしたわね、貴方達
 目に焼き付けておきなさい。
 魔法少女になるって、そういうことよ」


 ほむらのこの言葉が強く印象に残りました。やっぱりまどかはただの魔法少女モノではありませんでした。
 さやかはマミのものだと卵を返せよと泣きながら主張しますが、ほむらは2人は魔法少女ですらないと冷たくあしらいます。その言葉が今は重いです…。
 今回は突然のマミの死に涙を流すまどか・さやかの二人でおしまい…。いよいよ血溜まってきてしまいました…。キュゥべえが冷静なのが怖かったです。こういうことに慣れているんでしょうか。

 今回からED付きに。EDの入り方が今回よかったですー。あの歌はEDテーマだったんですね。OPとは正反対な黒と赤のシリアスな雰囲気です。シルエットにはまだ出番がないキャラもいるんでしょうか?
 歌はこれまではほんわかした雰囲気にあっているのかちょっと疑問でしたが、今ならあっているように思えます。今回観た後聞くとまた違った感じがしました。
 あとこのEDを見て、今回からがある意味「はじまり」なのかもなと感じました。駆けていくまどかに希望を感じますが、一体どうなっていくんでしょうか…。


 次回は「奇跡も、魔法も、あるんだよ」マミの死が物語にどう影響してくるのかどうか気になります。異空間で死んだら現実世界ではそのキャラの記憶とかどうなるんでしょうか。存在がなかったことになっていたら寂しいですね…。特にOPの最後とか。
 今回もまどかが変身しませんでしたが、今回そこはラストがショッキングすぎてあまり気になりませんでした…。マミがいなくなったということでそろそろ契約しないとマズい気がしますが、どうなるんでしょうか。まどかが願いでマミを生き返らせるのかどうかも含め、次回が待ち遠しいです…!

 とにかく今回は「衝撃」の一言でした…。虚淵さん脚本と聞いた時点で主要キャラが死にまくってもおかしくないと思っていましたが、まさかマミが3話で無残に死ぬとは思っていませんでした…。この辺はまどかの願い次第で変わるかもしれませんが、思っていた以上に「死」が早かったです…。マミは捨てキャラだったのか…。
 ほむらは終盤までは生き残れそうな気がしますが、このぶんだとさやかも早い段階で死んでしまうのかもしれませんね。これから毎週油断できなさそうです…。

 まどかは虚淵さんのツイッター発言と照らし合わせて観ると、更に楽しんで見ることができると思います。虚淵さんの明るいノリノリ発言は危険です…。もうキュゥべえをかわいいと思うことができません~。

 ではまた次回に!


 



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ガイル)
2011-01-23 10:11:20
こんにちは

今回は、私もビックリしました。途中のまどかとの会話辺りからマミやばそうだと思ったら、まさか死んでしまうとは。
倒したと思って油断してたのがダメだったな..
この後、生き返ったりするかはわかりませんが正直ビックリしました。


あと、キュウべぇが怪しいですね。マミが死んだのに冷静というか、悲しんだりしてないですし。なんか企んでそう
返信する
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2011-01-25 03:17:38
ガイルさんコメントありがとうございます~。
虚淵さん脚本ということで、どんな展開が待っていてもおかしくないとは思っていましたが、まさか3話にして仲間一人が死ぬとは思っていませんでした…。マミの死亡フラグの立て方にはドキドキしましたね…。色々ショッキングでしたが、更に次回が待ち遠しく感じる1話でした…。

キュゥべえは本当怪しいですよね…。マミの死になんの反応もないとは…。意図的にキュゥべえを怖く見せている部分もあるみたいですし、何か裏がありそうですよね…。ラスボスでももう驚きません…。

ではでは~。
返信する
裏山 (円環の名無しさん)
2013-07-24 23:54:45
僕も躯が軽くなりたいです。ブートキャンプより幸せにスリムに。もうダイエットも怖くない
返信する
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2013-11-16 01:40:37
 円環の名無しさんコメントありがとうございます~。
 コメ返し遅れすいませんでした…。
 あまりのコメントの面白さに腹筋がもっていかれました…!ダイエット頑張ってください!!

 ではでは~。
返信する