コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

Fate/Zero 第12話 「聖杯の招き」 感想

2011-12-18 03:11:23 | Fate/Zero(2011秋-2012春)

 今回は何というか嵐の前の静けさ的な回。会話メインでしたが、静かに何かが着実に進んでいきます…。ギルガメッシュは一体綺礼をどこに導こうとしているんでしょうか…?今回チラチラしているギル様についニヤリとしてしまいました。
 また今回衛宮邸も遂に登場…!SNがまたプレイしたくなってしまいましたー。


 今回はセイバー・アーチャー・アサシン陣営の会話メインで話が進んでいきます。特に戦闘はありませんでしたが、会話の引きが上手くて終わるのがあっという間で驚きました。演出恐るべし。嵐の前の静けさ的な感じがしてドキドキしてしまいました。
 息抜き・閑話的な話で、1話かけてこの話!?と最初は驚きましたが、後々の展開をさり気に匂わせてくる、zeroらしい回だなと感じました。特にセイバーとアイリのやり取りは2クール目観てから観返すと違った感じに見えるかもしれません。


 では以下個別感想ー。今回は陣営が少なくて助かりました。

・衛宮切嗣(セイバー/アーサー王)(アイリ、舞弥)

 切嗣パートは他の陣営のデータを思い出してまた動き出すと、これまでのおさらい、総集編パートだったような。
 ですが今回遂にFate/stay nightでも出てくる衛宮邸登場…!SNでは士郎の家としてかなり出てくる場所で、今後切嗣にとっても大事な場所になってくると思います。そんなこんなでSNをプレイ済な方にはニヤニヤだったんじゃないかと…!またSNに話が繋がって来ました。

 そして一足早く衛宮邸にアインツベルン城から第2の住処・工房として案内されてきたセイバー・アイリ。ドライブシーンはzeroに珍しく鮮やかなに描かれていて癒されました。
 衛宮邸、この時はまだ廃墟同然ということで、二人とも最初は戸惑いが。アインツベルン城と比べるとやっぱり落差ありすぎますね…。日本家屋が見たかったと、嫌がらないアイリ流石でした。
 そうして家を探索した後、アイリは工房で魔方陣を張ろうとするのですが、アイリは調子がよくないようで、作業をセイバーに任せっきりに。大好きな車の運転もセイバーに任せていました。どうやらアイリは体調がよくないようで、ホムンクルスとしての力を使い、触覚を遮断することでどうにか普段通りの姿を見せていたようです。
 でもアイリがセイバーの手を握るシーンはなんともいえないやるせなさが…。一体アイリ不調の原因は…?聖杯戦争が進むことで、アイリにも何か変化が起こっているようです…。
 そんな健気なアイリの姿を見て、セイバーは改めてアイリを守ろうと決意。この二人がペアだったら結構上手くいったんじゃないかと思ったり。二人の絆を更に深めた1シーンでした。


・遠坂 時臣(アーチャー/ギルガメッシュ)

 アサシンが聖杯戦争から脱落したことで、いよいよ動き出した時臣。作中では凛回以外で椅子から立った姿をあまり見なかったので、立ち上がるシーンはつい興奮してしまいました~。いよいよ時臣も屋敷の外に出て戦う時が!時臣がどんなふうに戦うのか、この先楽しみですー。
 でもライダーの力を測るためとはいえ、アサシンを前回捨て駒にしてしまったのは失敗だったような…。アサシンをまだしばらく保持していたらどうなっていたのかとついつい考えてしまいます。

 時臣のサーヴァントであるギルガメッシュ。ギルガメッシュ、今回は綺礼をたぶらかしてばっかりだったような。やっぱり髪を下ろしたギルガメッシュ最高です!
 そして今回はギルガメッシュは綺礼に愉悦の話の続きを聞かせます。この話が後半延々と続きましたが、関さんの演技が上手かったのか、ついつい聞き入ってしまいました。
 綺礼にアサシンを使い、マスターの事情を調べさせたギルガメッシュ。それは綺礼に愉悦とは何か気づいてもらうためでした。でもまだ綺礼はそのことに気付こうとせず…。それでも綺礼の愉悦を引き出そうとしつこく誘導を続けるギルガメッシュ。なんかこういうことにすぐ飽きそうなイメージがあったので、ここまで綺礼にこだわるのが意外でした。それほど綺礼の愉悦は魅力的なものなんでしょうか。

 サーヴァント達に見立てたチェス駒も良い感じでした。これ実際あったら欲しいかも…。そしてその中の駒のアーチャーを綺礼に見せびらかすシーンにはついつい笑ってしまったり。なんだかもうギル様、綺礼に寝返る気満々なようで…。こっちもまたFate/stay nightに向けて着々と進み続けているようです――。


・言峰 綺礼(アサシン脱落)

 前回アサシンが死んだということで、もうリタイアかと思われた綺礼。ですがまだ綺礼の話は終わらないようで…。思わぬ方向に話は向かっていきます。
 ギルガメッシュにマスターのことを調べさせられてうんざりした綺礼。ですが無関心というわけではなく…。特にバーサーカーのマスター=雁夜に関しては興味を抱いているようで…。雁夜の事情の一体何に興味を抱いたのか…そこが綺礼の愉悦が何なのか知るヒントになりそうです。とりあえず歪んでいるのは確かそう…。
 ギルガメッシュに愉悦とはどういうものなのか説かれて、自分にとっての愉悦がどういうものなのか気づき始める綺礼。ですがまだ綺礼はそれを受け入れきれずに、否定しようとします――。ここで受け入れない辺り、この頃の綺礼は若いなーと感じます。これがああなるなんて…。
 あと追い詰められていく綺礼の表情がまた良い感じでした。今回どの表情にも綺礼の苦悩や揺らぎが込められている気がしました。

 ですが今回最後に綺礼の手に、またもや令呪が浮かび上がってきて――。それを喜ぶギルガメッシュ。このことをギルガメッシュは聖杯の招きだと語ります。これが聖杯の導きとなると聖杯って実は禍々しい何かなのでは…。なんというか目覚めなくていいこともあるんだろうな…と感じた今回のギルガメッシュ・綺礼の会話でした。


 次回は「禁断の狂宴」予告、キャスター陣営が死亡フラグを立てまくりな件…。この戦争が終わったら~ネタをつい思い出してしまいました。次回は戦闘シーンがたくさん見れそうで楽しみです。1クール最後回ということで期待が…!

 また次回は1シーズン目ラスト回で、その続きが見れるのは2シーズンが始まる来年4月になります。原作を読んだ感じどこで終わっても「ここで3ヶ月待ち!?」という感じなので、原作未読の方にとっては生殺しになるんじゃないかと…。でもどこで一旦終了になるのかは気になるところ。
 分割2クールは個人的には、期待外れという 反対派なのですが、Fate/zeroはクオリティ維持が一番の理由らしいのでこれでよかったと思います。前回観た後だと特に…。

 ではまた次回に!



1 コメント

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stay night (osafumi)
2011-12-22 17:20:42
なぜセイバーがstay nightであんな所から出てきたのか分かったような気がします。
士郎の家はあんなボロ家だったんですねえ~
切嗣がハンバーガー食べてるなんてちょっと意外...店屋物取るよりはマシですが。

来年4月までお預けですかっ!
それは辛いですねえ...
次回はスッキリとキャスター沈めて欲しいですね。
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