今回は遂に超合集国構想が実現し、世界が超合集国とブリタニアに2分化される話。これにより話は黒の騎士団とブリタニアの全面戦争に入っていきます。 そんな中色々今後への複線が出てきて、ここがどう消化されるのか気になるところ。
ルルーシュとC.C.のやり取り、ルルーシュがスザクにあるお願いをするシーンは必見です!
前回での出来事からブリタニアでは皇帝が不在の状況に。これによりブリタニアの皇族達は動揺しつつもそれを外部に悟られないように、隠そうとします。しかも皇帝の宣戦布告がなければ中華連邦への攻撃もできず、色々と不都合が。そんな中スザクは皇帝がいないということは、ナナリーの命は助かるんだと、皇帝の不在に複雑な様子を見せます。
一方ルル―シュは皇帝が今ブリタニアにいないと気付くと、
『やった。
ブリタニアのこの動きは、皇帝が不在だということ。
あの時、向こうの世界に置き去りになったようだな。
あいつが言っていたことは気になるが、
今はナナリーの安全を喜ぶべきか』
と、一安心し、この隙にある作戦を実行に移そうとしていました。と、そんな中ルルーシュの傍にいたのは…
「あの、私は何をすれば…」
と、すっかりギアスを得る前に戻ってしまったC.C.。C.C.は何かルルーシュに言われると、頭を手で庇って、
「ごめんなさい!だからひどいことしないで!」
の一点張り。このC.C.の記憶喪失にルルーシュは手を焼かされます。とりあえずルルーシュは、
「安心しろ。俺は君にひどいことはしないよ。
約束する。本当だ」
と、C.C.の警戒を解こうとします。今回のルルーシュのC.C.に対する態度は何だか普通の少年っぽくていいなと思います。あと何だか優しい気もしますし。
そんな中、ルルーシュはジェレミアから連絡を受け、ジェレミアの元へ。と、そこにいたのはジェレミアとコーネリア。ジェレミアはV.V.との戦いの時、コーネリアを助けていました。助けた理由についてジェレミアは、
「お許しください、ルルーシュ様。
ご命令はせん滅とのことでしたが、ブリタニア皇族を手にかけることは…」
と相変わらずの紳士っぷり。相変わらずカッコいいです。これにルルーシュはジェレミアによくやったと言い、許します。それからコーネリアはルルーシュを見て質問をします。それにルルーシュは、
「ルルーシュ。
お前はその呪われた力で何を求める?」
「姉上。俺はただ妹を助けたいだけなんです」
「何を今更…」
と、妹を助けたいと答えます。これにコーネリアは何を思うのでしょうか。
一方黒の騎士団では前のゼロの作戦に朝比奈が不信感を抱いていました。どうやら着々と内部分裂フラグが立ってきているようです。ブリタニアとの戦闘が終わってエリア11を取り戻した時が心配です。
一方カレンとスザク。あれからスザクはカレンに無礼な真似をしたことを謝りにいくのですが、カレンはもちろんこれを許さず…
「何言ってるんだ!
やっていいことと、悪いことがあるだろう!!
良い人ぶって、勝手におしまい?
収まらないんだよ!紅月カレンを、安くみるな!!」
とスザクをとにかくこてんぱんにします!ここはあまりの暴れっぷりに、一瞬何が起こっているのか分からなくなりました。とにかくこれでカレン好きな方はすっきりしたのではないでしょうか。
それからカレンはスザクを殴ったことに対して、
「さあ、私を殺しなさいよ。
捕虜がナイトオブラウンズに手を出したんだから、覚悟はしてる」
と、言い罰を求めます。ここはカレンの強さを感じました。でもスザクはそのカレンの言葉に応えず、
「まさか。いけなかったのは僕だから」
「あんたなんか、大っ嫌い!」
と偽善者のような言動でカレンをまた怒らせます。何と言うかスザクは中途半端なような気がします。
黒の騎士団の中ではその頃ゼロが、超合集国の設立を宣言していました。これで黒の騎士団は解放戦争という大義名分を得て動けることに。これにメンバー達はやる気を見せます。でもブリタニアが動く前に、超合集国を作りあげられないとブリタニアに勝つことはできません。皆は急いでそのための準備に取り掛かっていきます。
その後ルルーシュは部屋に戻り、C.C.にピザを差し出します。ピザを差し出す辺り、ルルーシュも分かっていますね。これに最初ピザのことも忘れていて、怯えた様子を見せていたC.C.でしたが、ルルーシュがピザを食べる仕草をみせると、お腹をすいていたこともあり、C.C.はピザを食べ出します。
「おいしいか?」
「はい。すごく、すごく!」
「そうか。それは良かった」
これを見てルルーシュも安心した様子。ここは何だか見ていて心が暖かくなってきました。C.C.も徐々にルルーシュに心を許していきます。
と、TVにはミレイが出演していました。でもペンギンの着ぐるみを着ているなど扱いが変。これを見て思わずルルーシュも…
「会長。キャラの作り方を間違えているんじゃ…?」
と思わず呟いてしまいます。これはルルーシュの言う通りだと思います。でもその後のニュースでは普通の扱いに戻っていて安心です。ルルーシュは記憶喪失のC.C.に色々戸惑っているようです。でもその方がルルーシュが幸せで良いんじゃないかとも思ったり…。
一方スザクはアーニャと会話中。そこでスザクは過去に決めたことについて悩んでいると話しますが、それにアーニャは、
「人の記憶なんて曖昧なもの、信じる程の価値はない」
と言い、自分の記憶は食い違っていて、今でもそうなんだととスザクに話します。それにスザクは、
『まさか。皇帝陛下のギアス…?何故アーニャに?』
と疑問を持ちます。アーニャの謎は深まるばかりです。やっぱりアーニャはマリアンヌと関わりがあるのでしょうか。
と、ここでスザクにナイトオブテン・ルキアーノがつっかかってきます。ルキアーノは何だか谷口作品らしいキャラのように思えます。何だか小物っぽい気が。
ルキアーノは暴言を言ってスザクを挑発しようとしますが、そこにナイトオブワンが現れ、それを止めます。どうやらルキアーノ始め、黒の騎士団を迎え撃つためのようで。ブリタニアは本気のようです。
と、ここでルキアーノの出番が終わったと思いましたが、次はなんとカレンにつっかかりに行きます。懲りない人です…。しかもナナリーとカレンの憩いの時をジャマするとは許せないです。ルキアーノはまたカレンに手を出そうとしますが、ここで…
「プライドはないんですか?ブラッドリー卿。
武器を持たない女性相手に」
とジノが現れてカレンを庇います。ジノ良いタイミングでの登場です!それからジノはルキアーノに挑発されても、
「甘いな。家柄だけのおぼっちゃんは」
「ふーん。家の名前だけで認められるなんて、そんなに軽いのですか。
ナイトオブラウンズは」
と軽くかわします。今回のジノはカッコよかったです。
その頃ロイド達はこれからの作戦に使う機体のことについて話していました。ロイド達は相変わらずのようです。そんな中ニーナは、ランスロットに戦略兵器・フレイヤを撃たせようにと提案します。これにロイド達は反対。そういえば1期からニーナはスザクのことを嫌っていましたね…。でもこれはあんまりなのでは?
同じ民族を虐殺しろと言っているかのようなニーナの提案。
「スザク、まだイレヴンと同族意識があるの?
私は、あなたにフレイヤを委ねたい」
「僕に、背負えと?」
「ユーフェミア様の騎士でしょ、あなたは」
スザクにはやはり迷いがあるようです。しかしニーナが更にウザく感じてきました…。と、ここでロイドがニーナに警告をします。
「ニーナ君。
この矛盾はさ、スザクくんだけじゃない、君を殺すよ~」
きっとその兵器のもたらす戦果を目の当りにした時、スザクだけでなく、ニーナも苦しむことになるのではないかと思います。とにかくフレイヤの存在が恐ろしく思えます…。
そこからは超合集国の設立にために動く面々の様子が。天子が頑張る姿が特に良い感じでした。その中では宴会も行われていました。酔っ払った玉城がやっぱり面白すぎます。そんな中で藤堂は千葉に化粧をしてもらっていました。と、その中で千葉が…
「あの、この戦いが終わったら私…」
「ん?」
「と、藤堂鏡志郎に聞いてもらいことがあります!」
と、藤堂にそう話します。これは関係進展までもう少しのようですね。これかなり千葉さんの死亡フラグっぽく思えるのですが…。生き残って欲しいです。
その後扇が部屋に入ってきます!でも何だか咲世子のような気もします。ヴィレッタの安否が気になります。それから藤堂はそれよしにと、そっちへ行ってしまいます。これに千葉は「逃げた」と一言。とりあえず戦いが終わるまでおあずけのようです。
そうして始まる蓬莱島での式典。生徒会で一人ニュースを見ているリヴァルの姿が寂しさを感じました。ちょっと前までは賑やかだったのに…。
この式典の途中でギルフォードのところにジェレミアから電話が。オレンジ君という呼び方には笑ってしまいました。これも作戦なんでしょうか。
そこからは式典の様子に。47カ国すべてが合集国憲章への批准を終え、神楽耶・天子が、黒の騎士団との契約を宣言。ここから番組が終わったかのように黒の騎士団のメンバー名のテロップが出てくるのですが、ここはどうしても見ていて笑いが…!ゼロが中心というのが何だか笑えます。
そして神楽耶は黒の騎士団に日本解放を要請!ゼロもそれに、
「いいでしょう。超合集国決議第壱號、
進軍目標は…日本!」
と、これに同意。こうして超合集国として黒の騎士団はエリア11へと向かおうとします。
が、ここで皇帝が回線を割り込ませ、
「ゼロよ。それでわしを出し抜いたつもりか?」
と、皇帝登場。またまた皇帝にすべて持っていかれてしまいました。皇帝はこのゼロの挑戦を受け、宣戦布告をします。これでブリタニア側の士気も高まり、ゼロの作戦にもズレが出てきました。ここで気になったのはシュナイゼルのこのセリフ。
「偽りの劇場を気取られますか、父上…」
一体これがどういうことなのか気になります。これにルルーシュも後退してしまいます…。これを見ていた藤堂でしたが、それでも藤堂は「日本万歳!」と叫びます。こうして黒の騎士団とブリタニアの全面戦争が始まることになりました。
それからルルーシュは皇帝が生きていたことに動揺します。これじゃあ今気持ち的にも皇帝には勝てないですね…。それからルルーシュは
「いけない。今すぐにナナリーを助けなければ。今すぐに!」
とナナリーの危機を感じ、どうすればいいか迷います。そうして部屋に入ったルルーシュは余裕がなく、C.C.が1枚だけ取っておいたピザを振り払ってしまい、C.C.の好意を踏みにじってしまいます。これに動揺するC.C.。C.C.の手には傷が残っていました。どうやらこの状態のC.C.は不死身ではないようですが…。ここでルルーシュは我に返り自分のしたことに気付いて、
「そうじゃない。血がでているじゃないか」
とC.C.の傷を手当てしようとします。相変わらずルルーシュはC.C.に優しいです。それからルルーシュはC.C.の過酷な過去を思い出して、
「お前は中から痛いとき、どうしていたんだ?」
と質問します。それにC.C.は「私は、友達…」と、
「友達がいたらよかったんですけど、
親とか兄弟と違って友達なら後からでも作れるし。
でも私にはそんな味方もいなくって…」
「味方…」
と話します。それにルルーシュも同意。
「あの、そう聞いたんですけど、違うんですか?」
「いや、違わない。それが友達だ」
C.C.の友達という言葉に何か思いついたルルーシュは、ここでなんとスザクに電話することにします!そうしてルルーシュはスザクに電話し、自分がゼロだということ、ナナリーを助けるためには隠れて動くしかなかったと、今まで隠していたことを明かします。が、それにスザクは、
「頼む、スザク。お前以外に、頼める人間がいないんだ!」
「君の頼みなんか、僕が引き受けると思うのか?」
「思わない。それでもお前しかいないんだ!」
「身勝手だな」
と、当然の反応をします。でもルルーシュはここで引き下がらず。そしてルルーシュはスザクに心からあるお願いをします。それは――
「頼む、ナナリーを…ナナリーを…
守って下さい」
ここはルルーシュらしくなく、頭を下げてお願いするシーンに驚きました。ルルーシュのナナリーを大切にする気持ちがよく分かりました。
そのルルーシュの必死の願いにスザクも何か感じるものがあったのか、それを了承しましたが、ここでスザクはルルーシュにある条件を提示します。それは――
「分かった。ただし、条件がある。
ナナリーを守るというのなら、
ナナリーがいるこのエリア11に、君が一人で来るべきだ。
場所は枢木神社。
二人っきりで、会おう」
と、2人で会うこと。ルルーシュにとって危険な条件のようですが、ルルーシュはナナリーを助けるためにスザクの元へ向かうようです。ここのシーンを見ていた時は、ルルーシュがお願いするまでもなく、スザクはナナリーを助けてくれるんじゃないかと思って見ていましたが、いつかこういう機会は必要だったのかもしれません。
2人がここで会うからには、1期でも意味深なシーンだった、あの幼い頃の神社での出来事に関してもふれてほしいなと思います。次2人が会う時、どんなやりとりが交わされることになるのか、気になるばかりです。
次回は「土 の 味」いよいよエリア11で黒の騎士団とブリタニア軍の最強部隊との戦いが始まるようです。いかにもルルーシュが打ちのめされそうなタイトルですが、どうなることやら…。もしスザクと決闘とかになったら絶対ルルーシュは負けるでしょう…。どうにか戦いは回避してほしいところ。とりあえず2人がここで何を話すことになるのか気になります。今回EDカードが面白すぎでした。皇帝~!
ではまた次回に!