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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

Fate/Zero 第4話 「魔槍の刃」 感想

2011-10-23 03:08:29 | Fate/Zero(2011秋-2012春)

 いよいよ始まった第四次聖杯戦争、最初の戦い。今回はセイバー対ランサーの戦いメインで進行していきます。戦闘シーンとても楽しみにしていました!動く時はかなり動き、空気ひとつとっても臨場感があり、見応えばっちりでした。もはやTVアニメの枠を超えているとしか…。
 ですがおいしいところはあのキャラに持っていかれてしまいました…!もうあの陣営主人公でいいんじゃないでしょうか。


 今回は第四次聖杯戦争初めての本格的な戦闘シーンである、セイバー対ランサーの戦いメインに話が進行していきました。2陣営だけでなく、他の陣営の出番もあり、聖杯戦争が単なるサーヴァント同士の戦いではなく、裏での相手との駆け引き・知力戦ということも実感することができる1話だったんじゃないかと思います。
 セイバー対ランサー戦は最初はセイバー圧勝で終わるかと思っていましたが、そうはならず。ランサーの宝具捌きにセイバー苦戦。序盤からセイバーがここまで苦戦すると思わなかったので驚きでした。ランサーも確かに強いサーヴァントのようです。
 で、セイバー対ランサーの戦いが大詰めというところでまさかのライダー陣営乱入…!しかも乱入して早々自ら正体を明かしてしまうという豪快さ。イスカンダル本当に大物過ぎます…。ますます荒れていく第四次聖杯戦争、どうなってしまうんでしょうか。

 今回は派手な戦闘シーンが堪能できていつも以上に満足しましたー。いつものように会話シーンも多めでしたが、ここも一つ一つの間がしっかりしていて観ていて飽きませんでした。

 では以下個別感想ー。

・衛宮切嗣(セイバー/アーサー王)(アイリ、舞弥)

 いよいよセイバーが戦う時が。セイバーの戦いぶりはFateという作品の大きな見せ場なのでどう表現するのか気になっていましたが、これまた素晴らしい出来栄えで満足です!動く時は動き、戦闘の間合い・緊張感もしっかり再現されていて文句のつけどころがありません…!普段のセイバーと比べてたくましく描かれていて「戦う騎士」という感じがしました。セリフ一つ一つが長すぎな気もしましたが、原作通りに再現しようとした結果なんだと思います。
 また今回の戦い、セイバーは自分の真名(弱点)を知られないように、風王結界(インビジブル・エア)で剣を隠して戦うことに。ステイナイトのアニメの方でも前半は同じ技を使っていましたが、表現方法がまったく違っていて驚きました…。ステイナイトではセイバーがただ振り回すフリをしているようにしか見えませんでしたが、zeroではもや効果を使って、透明でも確かにそこに剣がある感じがしました。制作会社が違うと表現方法も違うんだな…と改めて実感しました。でもディーン版もディーン版でよかったと思います。というかアニメ版がなかったら自分、ステイナイトをプレイしようとは思わなかったかもしれません…。
 セイバーには約束された勝利の剣(エクスカリバー)という無敵に近い絶対の力があり、これがあればどの戦いも圧勝するだろうなーと最初は思っていましたが、ランサーの戦いぶりにセイバー大苦戦!宝具も封じられてしまいます…。ランサーの宝具の力について甘く見ていたようです。でも鎧を外したセイバー良い感じでした。
 に、してもテイナイトの方での遅れをとることはなかったというセイバーの発言って…。この戦いはこの戦いで、セイバーにも色々困難があったんでしょうね…。

 セイバーが戦っている時、アイリはセイバーを治癒魔法を使いながら見守り、切嗣・舞弥は他のマスターやサーヴァントを銃で狙い撃ちしようとしていました――。この戦い方、本当に切嗣らしいです。今回は暗躍しているところで終わりましたが、次回見せ場はあるんでしょうか…?


・ケイネス(ランサー/ディルムッド)

 今回ここにこうして書くのは初めてなランサー陣営。個人的にランサー陣営を見ると妙に切ない気持ちになります…。
 最初はランサー?セイバーにあっさりやられて終わりかなと思っていましたが、意外にもセイバーとの戦いはランサー優勢。所持する宝具は、接触している物の魔力を打ち消す長槍「破魔の紅薔薇」(ゲイ・ジャルグ)、決して治癒のできない傷を与える呪いの短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」。 最初は一本しか宝具がないと見せかけていましたが、実は二本の宝具持ちでした…!これにはセイバーも上手く騙され、手を負傷してしまいます…。戦いも武器が強いだけじゃ勝てないようです。
 またランサーの頬のほくろには異性を魅了する魔力(呪い)「魅了」という力もあって…。セイバーにはあまり効果がなかったようですが、今後誰かがかかる可能性があるようでどうなるか気になります。とにかくランサーは「美しさは罪」なキャラなんじゃないかと。ランサーの緑川さんの声がまたイケメンで困りますー。
 セイバーとランサー、どちらも騎士として正々堂々と戦い、決着をつけることを望んでいましたが、状況はそれを許さないようで…。今後それに振り回されていく二人の姿にも注目です。正々堂々戦えば勝てるという戦いじゃないのが、また聖杯戦争という気がします。

 マスターの方ははっきりと姿を現しませんでしたが、1話にも出てきた時計塔のウェイバーの講師です。どうやらあれからまた聖遺物を取り寄せて契約したようですね。ランサーとの相性は如何に。
 ケイネスも熟練の魔術師ということで、今度手強い相手になるんでしょうか?ウェイバーと再会した時の反応が気になるところです…。


・遠坂時臣(アーチャー/ギルガメッシュ)

 今回は綺礼(アサシン)から届くセイバー対ランサー戦の状況報告を聞いていただけのような。本格的に動くのはまだ先のようです。
 また今回時臣もセイバーのマスターがアインツベルンのアイリだと思い込んでいて、切嗣の狙い通りという感じが。確かにあの策は効果あったようで。


・言峰 綺礼(アサシン)

 綺礼も今回は時臣にセイバー対ランサー戦について報告する係で、派手な動きはなし。セイバーのマスターがアインツベルンのアイリだと思い込んでがっかりしているようでした。
 あと綺礼が現場に送り込んでいたアサシンですが、アサシン丸見え過ぎ~!状況を綺礼に視覚的に伝えるためとはいえ、見つかるのがあまりに早すぎて驚きました…。遠坂と言峰の策、早くも企みが誰かにバレてしまいそうな予感が。


・ウェイバー・ベルベット(ライダー/イスカンダル)

 今回出番ないなーと思っていたら、後半の方で出番が…!イスカンダルが威張り、それにいちいちウェイバーが文句を言ったり、怯えたりするなど、この二人は今回も相変わらずといった感じでした。緊迫した戦闘が続く中の良い休憩ポイントになりました~。
 我先にと最初にランサーのところに飛び込んでいきそうだったイスカンダルですが、意外にも最初はこの戦いを静観していました。ですがセイバー対ランサー戦が大詰めを迎えたところで、どちらも死なせたくない(戦いたい)と考え、戦いに乱入することに…!この無茶なイスカンダルの考えに反対するウェイバーが面白かったです~。浪川さんの演技が素晴らしすぎる…。まあ結局押し切られてしまうのですが。
 そしてセイバー対ランサー戦に乱入したイスカンダル・ウェイバー!着いて行かせて欲しいと頼んだウェイバー。意外に勇気があるのかもしれません。ですがイスカンダルが真名を皆にあっさりバラしたことでウェイバーまたもや仰天!イスカンダルやっぱり豪快すぎます…。ウェイバーも顔バレすると色々厄介そうですが、大丈夫なんでしょうか…。イスカンダルが乱入したことでどういう状況になってしまうのか気になります…。


 次回は「凶獣咆吼」多分次回で1巻最後の方まで行くと思います。そして予告的に色々なキャラの出番がありそうで楽しみですー。しかも展開も更に盛り上がっていきそうな雰囲気で…!原作の流れ的に賑やかな1話になるんじゃないかと思います。Fate/zero、早くも盛り上がって来ましたー。

 あとアニメを観て我慢できず、部屋から原作を探し出し再読始めましたー。まだ1巻半分くらいですが…。アニメを観た後観返すとあのシーンはああなっていたのか~と、なんだか二度得した気分になります。
 中でも一番おお~と思ったのが虚淵さんのあとがき!エントロピー、人々に勇気と希望を与える物語を作りたいと願望しているなど、ストレートにまどか☆マギカへ繋がっていて驚きました…!このあとがきをまどか☆マギカの放送中に読み返せばよかった…!と後悔中。このあとがきを初めて読んだ時は、虚淵さんが本当に「人々に勇気と希望を与える物語」を書くことになるとはまったく思っていなかったです…。虚淵さんもバッドエンド依存症から脱却できたようで安心しました。

 ではまた次回に!

 



4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ウェイバー (ten)
2011-10-23 10:36:02
ウェイバーは勇気があるとかじゃなくてきっとあそこに放置されるのがいやだったんだよw
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Unknown (あるるかん)
2011-10-24 09:50:19
緑川さんの演じるディルムッドは『刀語』の錆白兵を思い出しました。せっかく魅了する黒子があるのだから「拙者にときめいてもらうでござる!」と言ってほしかった(笑)


クーフーリンもカッコいいですが、ディルムッドと戦ったらどっちが勝つんでしょうね?


佐々木小次郎はあっさりセイバーの不可視の剣を看破しちゃった分、ディルムッドより佐々木小次郎のほうが強者って感じがしますね(笑)。
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Unknown (Unknown)
2011-10-27 09:53:30
コンプティークの質問コーナーに四次と五次のランサーが戦ったらどうなるか、という質問がありましたね。
奈須きのこさんの回答によれば、マスターからのバックアップ(魔力供給)の差で四次ランサーの勝ちだそうです。
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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2011-10-28 01:11:44
>tenさん

tenさんコメントありがとうございますー。
確かにウェイバー的にそうなのかもしれませんが、
他の陣営が監視している中、あんな激しい戦闘が繰り広げている中、
飛び込もうとするだけでもすごいなとは思います。
無謀なのは確かですが…。
ではでは~。


>あるるかんさん

あるるかんさんコメントありがとうございますー。
確かにランサーのキャラは錆白兵にどこか近いものがありますね。
正々堂々と勝負しようとする辺りがなんとなく似ている気がします。
「拙者にときめいてもらうでござる!」
…なんだか観てみたくなって来ました!
ではでは~。


>次の方

次の方コメントありがとうございますー。
ランサー同士の戦いについて奈須さんの解答があったんですね~。
私はなんとなく五次のランサーの方が強そうだと思っていましたが、
四次ランサーの方が有利なんですね…!
貴重な情報ありがとうございましたー。
ではでは~。
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