コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

マクロス FRONTIER 第2話 「ハード・チェイス」 感想

2008-04-12 22:17:17 | マクロス FRONTIER(2008春夏)

 今回は前回の戦闘の続き、そしてそれからのアルト達の姿が描かれて行きます。前半の戦闘シーンの動きにはとにかく驚くばかりでした。これがTV放送だとは思えません。ここは是非大画面で見たいところ。
 またここでメイン3人が対面するシーンもあり、今後の恋愛模様が楽しみになってきました。


 今回前半は前回の戦闘シーンの続き、後半はその戦い後の翌日のアルト始めバシュラとの戦いを受けての各キャラの動きが描かれて行きます。
 まず前半。アルトがVF-25に乗って宇宙生物バジュラと戦います。はじめは弾を撃ってバシュラへ攻撃していましたが、次第に弾が尽きて防戦一方に。ランカをVF-25で掴み、バジュラから逃げ続けます。ここの戦闘描写は動きは凄くて、見入ってしまいました。動きがすごすぎて途中からもう目が追いつかないくらいです。音楽の方も素晴らしかったです。でもちょっと音楽の音量が大きすぎてアルト達のセリフが聞き取りづらかったのが唯一残念でした。
 途中にはランカの兄、オズマの姿も。どうやらオズマもS.M.Sスカル小隊のパイロットのようで。小西さんの声がバッチリあっています。しかし小西さんのアニキキャラということである意味ちょっと心配な部分もあるかも…。でもランカにはこうして戦場で戦っていることは内緒にしているようで。この辺今後ランカが知ったらどうなるのか気になる部分です。
 あとはアルトの友人ミハエル、ルカの姿も戦場に。この2人もS.M.Sスカル小隊パイロットのようですね。なんだか謎な部分です。
 それからどうにかバシュラを撃退することに成功。まあ最後おいしいところは

「まったく、詰めの甘い奴め…」

 と、ミハエルに持っていかれてしまいましたが…。油断は禁物です。

 戦いが一段落した後のアルトとランカ。アルトを間違えてお兄ちゃんと呼ぶランカが可愛かったです~。その後はまあ不可抗力といった感じでしょうか…これを見たらオズマが黙っていそうにありません。
 それから気を取り直しランカはアルトに助けてくれたことへのお礼を言います。アルトもそれにまんざらではない様子でそれに答えようとしますが…

「今日は助けてもらってばっかりだね。
 ほんっとうに、ほんっとうにありがとう!」

「え…ああ、こいつのおかげ…」

 その瞬間、VF-25のパイロットが無残な死を思い出し、アルトは沈んだ様子に…。そして

「礼を言われるのは…俺じゃない」

 とランカの前から去っていきます。それにランカは「忘れないで」とアルトに自分の名前を呼び続けます…。
 でも街に戻ったアルトが見たのはバジュラ襲撃で被害を受けた街の姿。これにアルトは愕然とするしかありませんでした…。アルトのメンタル面での弱さを感じえうシーンでした。まあ普通の反応だと思いますが。戦闘する中で強くなってくれればと思います。

 そうして戦いの翌日、アルトは学園に。その中には女キャラがちらほらと。教室の片隅で外を眺めているアルトでしたが、その時教室に軍人を引き連れたキャサリンが教室に入ってきて、アルトに同行するようにと命令します。なんだか不穏な感じがするこのキャサリンの行動。アルトはこの先どうなるのでしょうか。
 次は軍病院でのランカ、オズマのやり取り。ランカは自分を助けてくれたアルトのことが気になっているようで、オズマにアルトのことを調べてほしいと頼みます。アルト、美化されすぎ。これにオズマは渋々受け入れますが、オズマも

「俺も用があるしな…」

 と、アルトに何か用がある様子。それからアルトのことを頼むと言い、ランカはそこから去っていきます。
 そこに入れ違いになるように連行されたアルトの姿が。このすれ違い、なんとも言えない歯がゆさがあります。それを見たオズマはアルトを追います。
 アルトはというとあれから軍病院に連行され、血液検査を受けていました。検査を受ける理由としては正体不明な生物と接触したからのこと。なんだか怪しい検査です。
 その最中アルトはキャサリンから軍事秘密に関わったとして軍はアルトを訴えると話します。これに反発するアルト。ここでキャサリンは譲歩案としてVF-25のパイロットになればそれを帳消しにすると言います。ここの歌舞伎をやっている過去のアルトが可愛すぎでした。これはもう女の子に見えても不思議じゃないです。
 そんな検査をしている中、オズマもそこに。そしてキャサリンを説得し、アルトを連れ出します。そしてアルトはオズマに連れられS.M.Sスカル小隊の基地へ。ここでアルトはオズマからVF-25の戦死したパイロットの遺留品を見せられ、

「ギリアムは死んだ…。
 お前は見ていたはずだな。話せ!奴がどんな風に戦って死んだか!
 見取った奴は残った奴に、死に様を語って聞かせる。
 それがここの礼儀だ」

 と、言われます。これにアルトは動揺するばかり…。しかも周りに、そこの隊員達も大勢集まってきます。大勢に詰め寄られるアルト。…これはなんともいえない恐怖です。その騒ぎに気がつき、そこにいたルカ、ミハエルもアルトの存在に気がつきます。この2人はやはりもう前々からS.M.Sスカル小隊の一員になっていたようですね。何のために学園にいるのか気になるところです。
 そんなアルトにとって混乱とも言える状況が続く中、そこにまた宇宙生物襲来のアナウンスが!これにオズマ始め、隊員達はそれどころではなくなったという様子で出撃準備に。オズマも戦闘準備にかかります。と、ここでアルトはオズマに

「俺もバルキリーに乗せろ!」

 
と、またVF-25に乗せてくれと頼みますが、オズマは―

「ノリでほざいてんじゃねえ!このガキが!!」

 とアルトを殴り、これを断ります!ああ遺留品が~。殴られたアルトは悔しそうにオズマを見るばかり…。ここは見ていて暗くなりました。やっぱりあっさりと乗せてはくれないようですね。アルトは打ちのめされ、基地から放り出されてしまいます…。

 一方シェリル。シェリルは何故か昨日のコンサートの映像を見返したりして、アルトを探しているようです。何か無くしたんでしょうか。それからシェリルは大胆にも部屋から抜け出し、アルトを探しにいくことにします!この行動力、流石はシェリルというか。しかも変装が変なグラサンに帽子と何ともバレバレな変装。シェリル、これでいいのか…。ちょっとシェリルの好感度が上がったような気がします。
 が、街に出たもののシェリルは早速迷ってしまいます…。行動力だけはあるんですけどね~。と、そこに都合よく、ランカが通り過ぎます!これにシェリルはランカを引きとめ、案内するように頼みます。ここでランカの歌っていた歌も気になるところ。
 そして道中のシェリルとランカの会話。これは予想した通りランカがシェリルへの憧れを当の本人シェリルに話すという状況に。シェリルのそれが当たり前っぽい態度は何だかここまでくると微笑ましく感じるから不思議です。ランカはシェリルへの憧れを話し、それから自分も歌手になりたいと自分の夢を語ります。この中でのシェリルの怪しい笑みが怖かったです。何を思っていたんでしょう…。ランカもやっぱり歌手になるんでしょうか。これでシェリルと張り合うようになれればいいんですが…。

 そうしているうちに2人は基地前に。階段での立ち位置が今の2人の距離をあらわしているように思えます。そんな中飛び立つ戦闘機を見て「きれいね…」と呟くシェリル。でもランカはその戦闘機を見て、兄オズマを思い出し不安になってしまいます。
 でもランカは落ち込まず歌を歌いだします。ここのオズマの手を振る姿は死亡フラグに思えて仕方ありませんでした…。そしてシェリルも気まぐれなのかランカのその歌に続き、ランカに歌を聞かせます。それにランカは目の前にシェリルがいると気がつき感激のあまり涙。それにシェリルは、

「こんなサービス…めったにしないんだからね」

 と、言いながら変装を解きます。ここのシェリルは何だかツンデレっぽくて良かったかも。シェリルも良いところがあるようです。ちょっと見直しました。
 と、そんな中そこにアルトが。

「お前達…」
「昨日の、お姫様…」
「見つけたわ、早乙女アルト!」

 そのシェリルの勝気な言葉に戸惑う2人。こうしていよいよこの物語のメイン3人が出会いました。今後この3人の関係がどうなっていくのか気になる場面でしたが…ここでお約束のようにまた宇宙生物襲来。果たして3人はこの戦いによってどうなっていくのでしょうか。気になるところでまた次回へ持ち越しです。
 EDは今回も違うようでシェリルの歌「ダイヤモンド クレバス」。今回の曲もまた良い感じでした。前回よりこちらの方が好きかも。回によってEDが違うというのも面白い試みですね。


 次回は「オン・ユア・マークス」メイン3人が出会ったのもつかの間、3人もまた戦いに巻き込まれていきそうです。その中で3人がどう動くのか気になります。アルトはまたバルキリーに乗り込むことになるんでしょうか。次回も見逃せません。
 しかしマクロス2話もクオリティがすごいことになっていましたね…。戦闘シーン描写においては今期ナンバー1は間違いないと思います。動きがすごすぎて目が追いつきませんでした。
 これからもこのクオリティを維持してくれることを祈りつつ、引き続き追って行きたいと思います!