コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

機動戦士ガンダム00 第15話「折れた翼」 感想

2008-01-19 22:22:42 | 機動戦士ガンダム00 1&2期(2008-2009)

 今回はタイトル通り、刹那達ガンダムマイスター達が最大の危機を迎える回。敵の戦力を前にして次々とマイスター達は敵に捕らわれていきます。いつになくピンチなマイスターの姿にガンダム00を見始めてから初めてドキドキしました。これからマイスター達がどうなっていくのか気になります。

 
 演習日当日。AEU、ユニオン、人革と今まで出てきた部隊が結集していきます。これ以上なくガンダムの手ごわい相手です。その分敵の戦力も多く、この連合で部隊総数52、MSが約831機。とてもガンダム4機で立ち向かえる相手だとは思えません。
 途中のコーラと大佐のやり取りが面白かったです。声が高山さんで驚き。「無理だな」って大佐正直過ぎ。でもその分ガンダムにとってコーラは手ごわい相手になってきそうです。
 一方グラハムも部隊を率いてガンダムを鹵獲しようと本気。卑怯な手は嫌いそうなグラハムですが、

「卑怯者と罵られようと、軍の決定には従わせてもらうぞ、ガンダム!!」

 と、開き直り決戦に挑みます。今回ばかりはガンダムもピンチになる予感が・・・。

 それから沙慈、ルイスの平和なやり取りに。違うところでは戦いになっているのにのんきです。ルイスは母が帰って寂しそうにしていると思いきゃ、沙慈にブランド物のリングをおねだりしてきて沙慈を困らせます。ルイスのこういうところはやっぱり好きになれそうにないです・・・。沙慈がかわいそう。
 それを車から見ていた絹江は「何やってるの、あの子達・・・」と呆れるばかり。東京は平和です。
 
 それから演習開始。各国はガンダムを罠にかけようと策を張り巡らせます。まずはそんな演習所にロックオン、アレルヤが向かいます。始めこそ順調にミッションをこなしていくものの、2機は次第に多くの敵MSを相手に苦戦を強いられていくことになります。いくら倒しても敵MS、攻撃は減らず、2人は危機に陥ります。
 そんな中、ソレスタルビーイングの面々はただ静かに4機のガンダムを心配し、見守ります。そうして段階は第2フェーズ、エクシア、ヴァーチェを投入することになります。しかし2機投入され、他のガンダムと合流しても状況は良くなりません・・・。

 しかし敵側は攻撃の手を緩めずに、ガンダムを鹵獲すべく策を張り巡らせ追い詰めていくばかり。ここでもコーラと大佐のやりとりが面白かったです。今回の笑いどころです。

「大佐、何故自分に出撃命令を出さないのですか!?俺はガンダムを・・・」
「今は待機だ」
「しかし・・・!」
「信用しろ。私がお前を男にしてやる」

 ちょっと大佐がカッコよく見えました。これにコーラは沈黙。そして今までコーラに足りなかったのはこういう部分だったんだなと思ったり。コーラも使いようによっては、まともな戦力になるのかもしれません。
 そんな状況下、アレルヤの前に最大の敵ソーマがやってきます!アレルヤはソーマの接近を感じ取り頭を抱え、苦しみます。そしてソーマはキュリオスに攻撃を仕掛けてきます!ロックオンがアレルヤを助けようとしますが、他のMSに足止めをくって身動きがとれない状況に。
 そうしてアレルヤはソーマに銃を打ち付けられ追い詰められていきます。ソーマは任務に忠実にあたろうとしていました。

「今度こそ任務を完遂させる・・・超兵として!」

 苦しさのせいで身動きが取れず苦しむアレルヤ。そんな状況下唯一助けになるのはハレルヤ。ここでハレルヤが出てきます。そしていつもの調子で通信を使い、ソーマに、

「おい名前は・・・教えろよ」
「超兵一号、ソーマ・ピーリス少尉だ!」

 と名前を聞き出します。そして名前を聞いたあとハレルヤは、

「ソーマ・ピーリスか・・・良い名前だ・・・!
 殺しがいがある!!」

 とこういう時は頼りになりそうな感じでソーマに反撃していきます!が、セルゲイ達がソーマに一時その場から離れるように指示したことから、ソーマは一時戦線離脱。これによりハレルヤは戦意を失い、

「ち、つまんねぇな。・・・後は任せたぜ、アレルヤ」
「ハレルヤ!!」

 とまた引っ込んでしまいました。ここぞということにはやっぱり役にたちません。ハレルヤは対ソーマ戦にしか力になってくれないようです・・・。
 この後はアレルヤではこの状況を乗り切ることはできず、戦闘不能に。そして遂にソーマ、セルゲイによって人革にガンダムは捕らえられてしまうことに。これは2クール始まってからいきなり急展開になってきましたね・・・。

 傍観者であるアレハンドロとリボンズ。この戦況を見てアレハンドロは

「ほかの監視者たちの意見を聞きに行く。
 私の仕事もここまでかもしれんしな」

 と手を引く準備をしようとします。そんなアレハンドロを見送った後のリボンズ。リボンズは

「そんな気なんかないくせに。大人は嫌いだね」

 とアレハンドロの考えを見透かしているようです。しかしこのキャラ声がこの声である必要があるのかちょっと謎…。それともそれに見合う役割が今後あるのでしょうか。


 その頃のコーラ。コーラはここにきて大佐に、

「出番は近いぞ、少尉。出撃準備急げよ」

 と命令されます。コーラはやる気満々で準備に。あとやっと後半でグラハムの出番も!グラハムもオーバーフラッグス隊を率いて

「了解した。グラハム・エーカー出るぞ」

 と、いよいよ出撃です。そしてこの2機もソーマと同じくそれぞれガンダムを追い詰めていくことになります。
 ティエリアの乗るヴァーチェは、AEUの大佐率いるコーラの部隊によって鹵獲。

「よくやった!俺のおかげだな」

 とティエリアにまたあっさりやられるかと思えば、今回ばかりは大佐効果からか作戦成功。コーラが遂に活躍しました。しかしコーラに捕まるのって、かなり屈辱的そうですね…。
 一方グラハムもオーバーフラッグス隊を使いフォメーションを取り、作戦開始。ですがその中で前回グラハムに因縁をつけてきたジョシュアが「ふん。隊長づらして」と勝手にフォメーションから外れ、我先にとガンダムに仕掛けようとします。これにグラハムは怒るものの、ジョシュアは次の瞬間にロックオンの攻撃によって打ち落とされてしまいました…。これによってジョシュア早くも戦死。あっけない死でした…。
 とにかくこれによりグラハム達はガンダムを発見。早速デュラメスに攻撃をしかけます。前回決着がつかなかった2人の戦いでしたが、今回はオーバーフラッグス隊の戦力もあり、ロックオンは追い詰められていきます。グラハム優勢です。それからグラハムはロックオンの頭を掴み…

「抱きしめたいな、ガンダム!!」

 と笑いの一言!!一人で見ていて思わず吹き、笑い転げました。これはヤバい~。誤解を招きそうな一言です。やっぱりグラハムさんは常に期待を裏切りません!!
 そしてこの後とどめのデュラメスをフラッグで抱きかかえての一言!!この一言で私も撃沈です!

「まさに、眠り姫だ!」

 一体どういう育ちをすればこういうセリフが言えるようになるのか…ちょっと気になってしまいました。でもグラハムが遂にガンダムを手にしました!!…見ている側として喜んではダメなんでしょうけど、嬉しく思いました。グラハムだけに関しては。
 こうしてエクシア以外ののガンダム3機は鹵獲されてしまいました…。今回の結果を見てみると、一応今までそれぞれ何らかの接触・接点があった敵にガンダムが捕まってしまったと、結構面白いですね。それでもコーラにティエリアが捕まるとは考えていませんでしたが…。
 この状況にソレスタルビーイングの面々は4人からの連絡がなく不安になるばかり。そんな中スメラギが

「消えていく、ガンダムマイスターの命が…」

 と不吉な言葉を呟きます。残りは刹那…刹那も捕らわれる運命なのでしょうか。

 そして最後のひとりとなった刹那。刹那は空を飛び他のマイスターの状況を確認しようとしていました。と、その時、刹那めがけてイナクトが飛んできます!相手は…

「この前の借りをかえしてもらうぜ。え!ガンダムさんよぉ!!」

 と残りの刹那関係の人物アリー!!アリーは前回軍から託されたアグリッサに乗り、「いっちまいな!」と刹那に襲い掛かります。その強力なアグリッサの攻撃により刹那は追い詰められ、

「どうだ?アグリッサのプラズマフィールドの味は?
 機体だけ残してきえちまいな!クルジスのガキが!!」

 とアリーのえげつない攻撃によって内部で殺されそうになります。かってなく刹那は苦しそうです…。アリーも酷い攻撃をしますね…。ここは宮野さんの演技がすごいと素直に思いました。
 その頃アザディスタンのマリナの元にもシーリンによってソレスタルビーイングの今の状況が報告されます。マリナはそのシーリンの報告を聞いて「刹那…」と心配になります。そして前回の刹那から問われた言葉を思い出します。

『何故、この世界は歪んでいる。神のせいか、人のせいか…』

 それを思い出したマリナは

「まさか。あのとき。あなたは…」

 と思います。刹那はこの時すでに今の結果を分かっていたんでしょうか…。
 そして今の刹那。刹那は死に逝く、その寸前昔自分を救ってくれたガンダムの姿を思い浮かべ、このまま死ぬのかと思います。

『死ぬ…死ぬのか…?この歪んだ世界の中で、何にもなれぬまま…
 失い…続けたまま…朽ち果てるのか…?』

 と、その時空から赤のような、黒のようなガンダムが現れ、刹那を助けようとアグリッサに攻撃します。これは新しいガンダムでしょうか。そのガンダムを見た刹那は驚き、そして…

「ガンダム…ガン…ダム……ガンダァァム―――!!」

 と叫びます。今回はここで終わり。次回このガンダムの正体が明かされるのでしょうか…。先が気になります。


 次回は「トリニティ」タイトルからしていよいよ新キャラ3人組登場でしょうか。楽しみです。マイスター達はこの状況を乗りきれるのでしょうか。次回が今までになく、気になります。
 今回もやっぱりグラハムのセリフが最高で満足でした。グラハム以外にあのセリフを言えるキャラはいないんじゃないかと…。でもジョシュア、早く死にすぎ…。
 2クール目に入ってきて展開も激しくなってきました。これからのガンダムマイスター達の行く末から目が離せなくなってきました。2クール目はストーリー的にも面白そうです。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も嬉しかったです♪ (空想野郎)
2008-01-20 08:37:12
おはようございます♪私も貴公子がデュナメスを
打ち倒したときは本当に嬉しかったですよ♪
彼の場合無謀じゃなくて、キチンと自身の技術と経験に
基づいてあんな怒濤のアタックかましてるワケですからね♪
…まあ元々CBに対して関心が薄いせいもあるんなですけど(汗)

それにしてもジョシュアにはもちょっと頑張って欲しかったです!
やはりユニオン内部では身内争いは厳禁という監督と脚本の
意向なんですかねぇ…。
返信する
コメントありがとうございます! (管理人:ソウキ)
2008-01-20 22:09:43
空想野郎さん、コメントありがとうございました~。やっぱりグラハムがデュラメスを倒した瞬間は最高でしたよね!その時の動きと台詞も!!…まあ本来はガンダムを応援しなきゃいけないとは思いますが、それはおいておいて。今までのグラハムの執念がやっと報われて嬉しかったです!
ジョシュアはちょっと残念な結果に終わってしまいましたね…。前回あそこまで言っておいてあっさり逝ってしまうとは…。グラハムが対抗するところをもう少し見てみたかったんですけどねー。何の為に出てきたキャラなのか疑問が残ってしましました。監督さん達の狙いが気になります。
返信する