地獄のファンファーレ

鍵盤奏者、坂和也のブログです。

カジくんのツアーが始まっております

2007-09-26 00:54:45 | Weblog
 20日と21日、原宿アストロホールでのカジヒデキライブ、観に来て頂いた皆様どうもありがとうございます。20日はドラムのヨシエさんがちょいと具合が悪くなってしまって演奏が出来なくなってしまったので、急きょセットリストを組み直してアコースティックコーナーを長めにしたり、ドラムのアラカワさんにヘルプを求めて参加して貰ったり、曲によってはチャーベさんと僕が交替でドラムを叩いたり、なかなかなんちゅうかこうザ・綱渡りな感じでありました。でも演奏している方としては逆に普段よりも集中力が増したり、違う角度から曲が見えたりして、どんな出来ごとでも栄養になるもんだなあと思ったりもします。ヨシエさんは翌21日にはばっちり復帰、いつも以上に気合いに満ちたドラムを披露してくれました。ヨシエさんのドラムは一緒に演奏していて気合いが入ります。で、次は明日、あさって、しあさっての28日に名古屋ELLであります。カモンみなさん!今のカジバンドは調子いいっすよ!

 STINGで大好きな曲がありまして、もうほんとに好きなんだけどなぜだか今まで音源を持っていなかった。と、ふいに数日前突然それを猛烈に聞きたくなってしまったので、ちっくしょーオイラはどうすりゃいいんだヘイブラザー!つって深夜ビリー・ザ・ブートキャンプをやけくそになってやってみても聞きたさは増進するばかりで一向におだやかになる見込みがなかったので、翌日CD屋に向かいました。ここでひとつ問題があって、何ということか、件の曲のタイトルを知らない。以前は覚えていたんだけど忘れてしまったんです。で、何だっけあれ、あの切ないギターのアルペジオのあの感じ、うーんと確かあれは“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”ではなかったか。そうだそうだ確かあれは“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”だ“イングリッシュマン・イン・ニューヨークだ”とぶつぶつぶつぶつ呟きながらショップのSTINGコーナーを探索すると、アルバム「NOTHING LIKE THE SUN」に収録されていることが判明。やった見つけたぞここにいたのかイングリッシュマン!ユリイカ!つって喜びのアイリッシュダンスをキメつつ、レジで支払いを済ませ、期待に胸を膨らませ一路帰途についたのでした。

 帰りの電車の中でうおおもう読みたい!ブックレットを!つって包装をぺりりと剥がしてブックレットを開くと、“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”について触れたくだりがありまして、ポリスも得意としたレゲエ調のナンバート云々、とあります。レゲエ調のナンバー。んっちゃっんっちゃっんっちゃっ。親?もとい。おや?確かそんな脳天気な風情ではなかった筈だな“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”はんっちゃっんっちゃっ。もっとこう切ない、クラウディーでアーバンで眉間に皺が寄ったジェントルメンがパーラメントをくゆらすモノクロームな感じだったぞこんちくしょうんっちゃっんっちゃっんっちゃっんっちゃっ。大体なぜ英国人が米国に高っ跳びしてジャマイカが横っ飛びなんだよおいんっちゃっ。と毒づきつつそのくだりを再読してみても確かにレゲエ調のナンバー、とそう書いてあります。自分の誤読でないことは確かに判明したとはいえども、ブックレットが誤植である可能性も決して排除できない筈である。間違ってんじゃねぇぞんっちゃっんっちゃっ。と強がってみても不安は募るばかり。

 帰宅し、大急ぎでプレーヤーにCDをセットし、“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”は3曲目だからボタンをんっちゃっんっちゃっんっちゃっつって3回プッシュ。果たして聞こえてきたのは、ものの見事なレゲエのリズム。うおおう。んっちゃっ。誤。違。異。つまりこれは、整理すると、俺が聞きたかったあの曲は“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”ではなかったのだベイベー。試しに他の曲も全て頭出ししてみたがお目当ての曲は結局収録されていなかったのであった。がっくし。ああ、聞きたい曲を聞きたい時に聞けないのは大層悲しいことであるなあ。

 悔しいので、以前あの曲が入ったMDを貸してくれた知人に尋ねることにしました、そのタイトルを、メールで。彼曰くそいつぁ“SHAPE OF MY HEART”という曲だそうで。ああなるほど、“ENGLISH~”の最後の“SH”と“SHAPE”の頭の“SH”を取り違えたのであったのかあ~あはははは、俺のうっかり屋さん、と無理やり笑おうとしてあまりの強引さに“ぎゃふん”と呟くアフターミッドナイト。結局彼からはそれを貸し受ける約束を取り付けはしたものの、何だかもやもやした気持ちの収まらなかった僕は、翌日半ばやけくそでMOTORHEADの“ACE OF SPADES”を紙ジャケで購入。歪みすぎなレミーのリッケンバッカーサウンドに痺れたのでした。




淡路島に行きました

2007-09-19 10:26:34 | Weblog
 カジくんのサポートで淡路島でのビークル主催イベント“BOYZ OF SUMMER”に出演しました。前日に現地に入ってリハをしたんですが、まあぱらぱらっと小雨が降ったりしたものの、この日は何とか大丈夫だったんです。ところが翌日の昼過ぎに会場入りするとざばざばざばとものっすごい雨が降ってきやがって、カジくんの一つ前はASPARAGUSだったんだけどもうそりゃあ客席はずぶ濡れです。しかし、客席が濡れてんだからこっちもテントなんか張るわけには行かないっつって彼らはノーテントで30分のステージを乗り切ったんですね。すげぇ~かっこいいなあ~とか思いつつ、やっぱ正直なとこ俺達の番までには何とか上がって欲しいよなあとか考えてたら、スパッと上がっちゃってしかも太陽も出て来ちゃって、セーフ、という感じでした。

 カジくんはまだツアー自体は始まっていなくて、初っ端は今週木曜&金曜の原宿アストロホールなんですけど(チケットはお早めに!19時スタート!)、本編に先駆けてこういうステージに立てたというのはもうこれはとても良かったですね。ツアーに向けて弾みがつく。

 つうわけでカジくんツアー“SHOUT TO THE TOP”は間もなく始まります。お楽しみにするべきである!



大阪に行きました

2007-09-11 19:48:57 | Weblog
 つじさんのワンマンライブアットBIG CAT、観に来て下さったみなさん、どうもありがとうございます。今回は東京、大阪合わせて2本だけのワンマンライブでしたがなかなか評判もよろしくて、早くも次回が楽しみです。一緒に演奏するメンバーによって引き出されるものは違ってくるもんですけど、僕的には今回また違う引き出しが増えたような気がします。つじさんの歌を後押しするというサポートとしての部分と、自分個人のプレイヤーとしての部分と。今までとは別人に見える、なんて言って下さる方がいたりして、いたりしてというか、いて、有頂天になろうかと思いましたが、2秒間熟考してそれはよしました。これからも地に足をつけて一所懸命這いつくばってしかしまあ一生うだつの上がらねぇ野郎だったなあいつぁよ~ああ確かに這いつくばりっぱなしだったな、ああはなりたくねぇもんだな全く。なんてことにはならぬよう、いいところで有頂天になろうと思います。

 カジくんのリハーサルも進んでいて、今週末はもうライブです。淡路島で行われるビークル主催のフェス。淡路島。初だなあ。気合い入れて行きます。お楽しみに!



ライブが色々ありました

2007-09-02 22:31:14 | Weblog
 幾つかライブが立て込んでいて忙しい日々でした。まずはつじさんの池上本門寺ライブ。本門寺は初めて行ったんですが、木と坂道が多くてとてもいい所でした。ライブが始まる前に周囲を散歩したんですが、急な階段の道を上がっている時、鬱蒼とした木々に囲まれながら既に開場時間が過ぎていてああやばいぞと思いつつ、ああこれはくぬぎの木だからカブト&クワガタもいたりするのかな、なんて小学生時代を懐かしんでみたのをまるで昨日のことのように思い出します、つってまだそんなに前の話でもない。3人編成のライブの中ではかなりいい方ではなかったかな。

 翌日は宮城県名取市でのやはりつじさんライブ。共演にジェイク・シマブクロさんがいまして、この方がきさくでとても腰の低い方でありまして、きさくでとても腰の低い方はジェイク・シマブクロさんでして、ジェイク・シマブクロさんはきさくでとても腰の低い方でありましてって藪から棒にループにはまってみました。

 そしてつじさんのワンマンライブアットリキッドルーム。三部構成で僕は弾き語り以外に出演。最後はドラムのトム君を含めた4人編成でやんした。しかしつじさんの予告アンコールにはぎゃふんと呟きそうになりました。なかなかやるな。全体的に評判も上々で、次の大阪BIG CATも楽しみであります。観に来てくださる方々、どうぞお楽しみに。

 そしてとどめは猫沢エミワンマンライブ。代官山の晴れたら空に豆まいて、というライブハウスなんですが、びっくりしたことに僕が以前働いていた店の後の後に入った店が現在のライブハウスでして、つまりその同じ場所で10年くらい前に僕は働いていたのでありました。店を辞めて以来初めて訪れたもんで、懐かしいな~なんつってたら、昔よく出させて頂いていたライブハウスの方とか、RUNT STARやCymbalsをよく観てくれていた方などがスタッフの中にいらっしゃって、何だか初めてなのにちっともアウェイ感がないぞ!ダー!(猪木)って塩梅で気持ち良く演奏できました。またこの猫沢バンドがほんとに素晴らしくて、おたがいがおたがいの音を好きな上に楽曲がなんつったって素晴らしいんだから、ミュージシャン冥利に尽きる場であります。気になった方はぜひ次回いらして下さい。いいですよ。

 つうわけでまもなくカジくんのリハが始まります。こちらのライブもお楽しみに!