モノを売る商店が「これからの時代、どうすればいいのか?」についてシロウト的に考えてみました

2016-07-22 | 思ったこととか



商店街も商店も、商品を仕入れて売ること、つまりサプライチェーンの末端を担っていた。モノがない時代、さらに人が自由に移動できない時代、生活圏内で適切かつ安定的にモノを供給してくれるというサプライチェーンを維持すること自体が、とてつもなく大切でした。商店街はモノがない時代、人がダイナミックに移動できない時代に機能していたわけです。だからこそ、モノが世の中に溢れ、人の移動が自由になった現代では、伝統的な商店街という存在はその役割を終えつつあるのだと思います。


「地域再生絵の失敗学(光文社新書)」という本を読んでいて、上記の文章がありました。


この文章を読んで、ふと思いました。

自分が中の人だったとしたら...
「商店とか商店街がどうあるべきか?」
というQに対しての自分なりのAが欲しいな、と。


そんなこんなで、少しだけ考えてみます。


現代では、「仕入れて売る」という旧来の商店街の商店にあるビジネスはオワコンになりつつあります。
確かに、私も含め同世代以下は確実に街の商店街は利用していないと感じています。
飲食店は行きますけど、「都内のどっかにあるようなモノを売る」という機能は求めていないんですよね。


とういことで、商店経営はしたことがない自分が、素人ながら以下のように考えました。


別に新しい世代向けに用意しなくても、「モノが世の中に溢れていることをあまり知らない、そして移動に制限のある人をターゲットにしていけば、旧来の商店のやり方でも何かしらビジネスになる可能性がある」のではないか、と。
もともとのターゲットが高齢者である場合はさらにそう思います。


例えば、こんな感じの考え方です。


1、歩行に難があったり、ITを使わないシニア層を徹底サポート


これから増加するシニア層。歳はとっていきますので身体が弱くなったりすることで生活スタイルが変わっているはず。そこがチャンスなのではないでしょうか。こういった方に、商店までの行き来をサポートしたり、家に商品情報を定期的に届け注文を受ければ配達するようなより個に対して接するようなやり方に変えていく。ご自宅まで届けたり、+αのサービスやモノを売っていくことで1顧客あたりの単価を上げていく。そんなモデルです。

もしかしたら、小さい子どもがいて忙しいから外に出る暇もないお母さんたちもターゲット層になるかもしれません。シニアに比べればパイが少なそうですし、ITをある程度、使うのであればネットで色々やってるかもしれないです。まぁ、その地域によってだいぶ違いそうです。


2、健康を重んじるアクティブなシニア世代にとって楽しい店・場所に


「来ること自体が運動になる」「人と話せる」「人の役に立てる」など、商店や商店街に来ることがその人の生きがいやりがいのように感じられるような状態を作っていく。例えば、今までのスキルや知識が活きてくるような出番を商店街が用意することで、商店街に遊びや散歩にいく感覚で訪れるようになるのではないでしょうか。

どちらも、お客さん1人あたりの接客時間が増えるため、客単価が高い高収益モデルへの転換が必要ではないかと考えます。


商店単体は旧来のやり方から少し変えることがポイントでは


ある程度、安定収入のある既存事業をしながら、新たなものも模索していけるのが強みです。
既存の「強み」を自商店で分析し、見出された「強み」を生かした新しいビジネスモデルにしていくことが成功確率をあげることにつながりそうですよね。

右肩下がりの既存事業をやりながら、右肩上がりのビジネスを作ることも目的として、いろんなことを数打ってやるのが大事なのではないかと。成功の方程式ってないですからね。もちろん、数を打つことを前提に、1つやる投資を少なくするのも大事になりそうです。

一番大事なのは、今の既存事業が成り立っている構造から何かのパーツ少し変えて、新しく見せることじゃないでしょうか。1つやって、うまくいく確率は高くないかもしれません。ただ、何もしなければ何も変わらないのは間違いないですよね。


自分の役割と商店への期待


上記の考えがあっていない可能性も大いにありますが、1つだけ間違いなさそうなのは、何かを変えないとモノを売るような旧来の商店はそのまま終わりに向かうだけ。ということ。

自分たちの役割は、何かしら手を打っている人を、(微力だと思うけど)サポートしていくことなんだと思います。


商店は、後継者がいれば、代が変わることで、
ビジネスモデル自体を大きく変える動きにも期待したいです。

後継者がいればですがなかなかいないケースが多そうですよね...

商店主が子どもに継がせたいと思うような商店がどんどん出てくると街が面白くなりそうです。
そんなお店がたくさんある街になるといいなぁ、と思います。


引き続き、定期的に商店街や商店のあり方について考え、
ブラッシュアップしていくことで自分なりのあるべき姿を作っていきます。


ということで、あんまり関係ないですが
三鷹中央通り商店街にあるコミュニティスペース「みたかスペースあい」で開催の「連続トークライブ「ミタカイズムⅡ」@ふるさと三鷹ふれあい夏まつり(7/31・日)」にて、JA東京むさし三鷹地区青壮年部の根岸隆好さんとパネルディスカッションで参戦することになりました。

Code for Mitaka / Musashino準備会の中の人として、15時〜15時50分の間に出ますので、「三鷹野菜」とか「都市農業」とか「IT」とか興味ある方はお越しください。


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