そよかぜから-映画

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タイヨウのうた

2006年07月02日 | ラブロマンス/青春


2006年 日本 119分
2006.7.1 TOHOシネマズ緑井
■監督 小泉徳宏
■出演 YUI(雨音薫)  塚本高史(孝治)  麻木久仁子(母-雨音由紀)  岸谷五朗 (父-雨音 謙) 通山愛里(松前美咲)

《story》

「太陽にあたれない彼女に恋をした」

「彼女は太陽に帰っていった。僕の心に、歌をのこして」


薫は16才の高校生。でも、学校には行くことができない。夜起きて、昼は眠る。太陽の紫外線を浴びると死んでしまう、XP(色素性乾皮症)だった。朝方、日が昇る前、部屋から見下ろすバス停に、いつも孝治はやってきた。薫は、密かに彼を見ることが楽しみになり、次第にあこがれるようになっていった。日が暮れると、ギターを持って駅前に行き、歌をうたった。ある日、薫がいつもの駅前で歌っていると、孝治が通りかかった。薫は孝治を追いかけ、不器用に自己紹介するのだった。二度目はバス停で出会った。そして孝治は薫の歌を聞こうと、横浜までバイクで二人乗りで行くのだった。薫の歌に、たくさんの人が集まった。帰りに二人で海に行った。朝日を見ようと言う孝治に、時間を忘れていたことに気づいた薫は、あわてて家に帰るのだった。そこで、孝治は初めて薫の病気を知ることとなった。そして二人は・・・。

◎少し薫は素人ぽかった。もう少し演技力がほしいところ。でも、ストーリーはよかった。歌えることのすばらしさをあらためて感じた。彼女には歌があった。だから、それを通して、人の心とつながった。「1リットルの涙」では詩や日記を書いていた。それを出版することで生きがいを見つけた。何かをやろうとする、やりとげようとするところに、生きることのすばらしさがあるのだと思う。でも、そこには必ず支える人がいる。その人たちが、彼女のくじけそうになる気持ちを支え、がんばらせて、がんばった感動を味合わせることができる。そんな傍らにいる人こそ、すばらしいと思う。孝治、父親、そして親友の美咲。美咲はビデオまで撮って美咲を喜ばそうとしている。しかも、「してあげている」ではななく、自分も楽しみながらやっているところが自然でいい。世の中には難病がいっぱいあるのだと思った。見えないけど、私の住んでいる町でも、難病に苦しんでいる人はいるんだろうな。

公式サイト「タイヨウのうた」



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