昨晩は、神戸港新港第一突堤に、練習帆船「日本丸」(右)と「海王丸」(左)が停泊しているというので、メリケンパークに、夜景を撮影しに行ってきました。
この2船は、3年半ぶりのランデブーになるそうです。
めったに見ることの出来ない夜景です。
全長約110m、海面からメーンマストのトップまで高さ約50mの両艇に、計約600個の電球が取り付けられています。
電飾は日本丸が出航する6月30日の前日の午後10時まで、行われています。
(今晩までです。)
~日本丸~
現在航行しているのは、日本丸Ⅱ世。日本丸の後継として、1984年(昭和59年)に日本丸II世が就航した。日本丸II世は帆装艤装設計から製作まで、すべて日本国内で行われた初の大型帆船である。住友重機械工業浦賀工場で建造された。 先代の日本丸に比べて帆走性能が大幅に向上しており、世界でも有数の高速帆船として名をつらねている。その年で最速の帆船に贈られる「ボストン・ティーポットトロフィー」を1986年,1989年,1993年と三回受賞している。
~海王丸~
海王丸の後継として、1989年(平成元年)に全通船楼甲板船の海王丸Ⅱ世が就航した。 先代の海王丸に比べて大型化がなされ、また、日本丸Ⅱ世で培われた建造技術をさらに進歩させ、フェザリング機能(帆走時には抵抗となるプロペラの、迎え角を水流に平行とすることにより抵抗を減少)を有する可変ピッチプロペラの採用などにより、日本丸Ⅱ世をしのぐ帆走性能を得た。その年で最速の帆船に贈られる「ボストン・ティーポットトロフィー」を1990年,1991年,1994年,1995年と四回受賞(日本丸II世は三回受賞)している。なかでも1995年には124時間で1394マイルを帆走するという大記録を打ち立てている。海王丸II世は国有ではなく、民間の寄付により建造された。 そして、現在は独立行政法人航海訓練所に傭船(つまりチャーター)されている、 という形で運行されている。
日本丸Ⅱ世と姉妹船の海王丸Ⅱ世(1989年就航)を見分けるための大きな違いは、舳先にある船首像である。日本丸II世の船首像は手を合わせて祈る女性の姿をしており、「藍青(らんじょう)」と名付けられている。海王丸II世の船首像は横笛を吹く女性で、「紺青」と名付けられている。
メリケンシアターから、日本丸、海王丸を撮影しました。
~メリケンシアター~
日本で最初の「活動写真」は今からおよそ百年前の明治29年(1896年)に公開されました。これはエジソンが発明した「キネトスコープ」と呼ばれる箱の中に映写した 画面をのぞき込んで見るもので、花隈の神港倶楽部で上映されました。スクリーンに映写する方法はこの翌年、明治30年に登場しました。
これを記念して建てられたのが、メリケンパーク内にある「メリケンシアター」です。石でできたモニュメントの真ん中には、スクリーンをイメージした四角い 空間が開けられています。顔を寄せると、その中に移りゆく海の風景が望め、世界にひとつしかない自分だけの映画を見ることができます。この石の前には客席に見立て られた40個の玉石が配置されており、その一つ一つに神戸出身の映画評論家、淀川長治さんが選んだ国内外の有名映画スターの名が刻まれています。
日本丸を見るカップルです。
何時、撮影に行っても、ハーバーランドやメリケンパークは恋人であふれています。
さすが、ハーバーランドは恋人の聖地ですね。