Dreaming Dragon

ryuu's diary and more...

分岐点

2005年12月15日 | lesson
 一ヶ月ぶりの日舞の稽古。来年1月末に催される恒例の踊り初めの演目を最終決定。みんなそれぞれ仕事があって、家庭があって、夢があって。寂しいけど、同年代の門下生が稽古時間を合わせて組みものをやるというのはもう無理みたいだ。結局、今年に入ってから習った「船揃」を一人で踊ることに。音を聞くまでどんな踊りだったかすっかり忘れていたが、稽古を重ねると身体が覚えているもので、前半部分のお浚いはほぼ完璧。次回は年明けになってしまうが、スムーズに後半の稽古ができるようちゃんと復習していかなければ。
 終わってから、池袋の「Denny's」で『最後の約束』の購入を希望してくれた友人に会う。近況報告や屋久島の話で盛り上がってあっという間に終電。この時間になると外は半端じゃなく冷え込む。でっかい風呂のある部屋に住みたいなぁ。実家にいる頃は帰宅すると当たり前のようにお風呂が沸いてたわけだけど、あれってとっても幸せなことだったんだなぁ。熱々のシチュー、あったかいお風呂、ぽかぽかのお布団。一人暮らしでこんな時間に帰ってたら縁ないわな。
 日舞の稽古が終わって池袋に向かう道すがら、昨冬舞台で共演した役者さんから電話をもらった。来年9月に予定している舞台の制作を手伝ってくれないかと。面白そうな話だし、やり甲斐もあるだろうし、一年前の今日にもらった話なら二つ返事で引き受けたに違いない。
 現状を脱却すべく動き始めて、昨日今日でとんとんと進展している話があって。だからこのタイミングでもらった電話にはきっと意味があるんだろうなと思う。「本当にそれでいいのか?」って言いたいんでしょうよ。「いいんだ」なんて断言できるわけないじゃない。ないけど……。

人間関係

2005年10月14日 | lesson
 昨夜届いたメールにひどく傷つき、朝から平常心が保てない。生きていることが虚しくなってなかなか眠れず、重い気分一日が始まる。

 さらにお昼頃に久しぶりにもらった知人からの電話で聞かされる衝撃的な事実。いろんな人がいるのは分かっているけど、身近な人間や、信じていた相手からもたらされるショックは、到底軽く受け流せない。 

 そして仕事の後、久しぶりに日本舞踊の先生宅へ。なんとか気持ちを切り替えて行ったつもりだったが、いともあっさり見破られ…。

 自分の状況が今かなり微妙なところにあって、立場的に追い込まれている。自分の人生は自分だけのものだと突っ走れる期間が終わろうとしている。残されたわずかな時間で、なるべく後悔を少なめにできるよう、あがけるだけあがいてみる。

 日舞の新年会の日程が来年の一月末に決まった。当初の予定ではそこで「連獅子」という大物を踊る予定だったのだが、今月から3ヶ月連続(9月末締め切りから合わせると4ヶ月で5本!)締め切りを乗り切るために、基本的には稽古をお休みさせていただくことに。締め切り明けて少し余裕があれば、ちょこっとだけでも来させてもらおうかなと。度重なる我儘をお許しください。

 一時は爆発的に増えた門下生も昨年春の踊り初めを機に減少の一途を辿り、今ではコンスタントに通う人間は10人足らずだという。中には先生から何度連絡をしても全く返事もよこさない不届きな輩もいるらしい。散々お世話になっておいてその恩を仇で返すような真似がよくできるものだ。あまり人のことを強くは言えないが、先生はひどく傷ついており、涙を浮かべて寂しそうに語る姿を見るに耐えない。

 昨夜から引きずっている精神的なダメージに加えて、今日もいろいろあった。最近は職場で一番気のあっていたオッチャンとも空気微妙だし、人間関係が非常にマズい。執筆に集中したいのに、気持ちは草臥れる一方だ。なんとか立て直さなければ…。

WOW'D入会

2005年10月11日 | lesson
 念願の「WOW'D渋谷」に入会。ここのところすっかり運動不足で、身体が固いは重いはで何とかしないとヤバいなとずっと思っていた。「東京ヒルトン」でイントラをしていた頃は仕事の合間、客の引いた時間でトレーニングができていたのだが、最近はジョギングやなわとびもすっかりサボっていたし、下腹の肉は増える一方だった。
 
 昨年、駅から明治通りを少し歩いたところにできた渋谷のお洒落ビル「PICASSO347」。その高層階にオープンした「WOW'D渋谷」は、マシンジムなどの最新設備がバッチリ整っている。さらに職場から近いのでシューズやウェアなど毎回ウチから持参する必要もないし、何より夜は東京の夜景を眺めながらトレーニングができるのは嬉しい。早朝には富士山も見えるらしい。プールとお風呂がないのは残念だけど、汗は個室シャワーで落とせる。

 今日はとりあえず初回ということで、入会手続きなどもあったし軽く汗をかく程度。バイクとトレッドミル、上半身メインの筋力トレーニングと腹筋、あとはストレッチを入念に。ちょっと身体動かしただけだけど、とっても気持ちいい。これから最低週に2回は通えるようにしたい。

 吃驚したのは施設の案内から入会の手続きまで受け持ってくれたスタッフの女性が、なんと生年月日とさらに血液型まで一致したこと。ここまで全て同じ人に会ったのは流石に初めて。性格まで似ているんだろうか。

 因みに「WOW'D渋谷」はオープン1周年記念で只今「トリプル0」キャンペーンを実施中。今月見学もしくは体験当日に入会すると、入会金・事務手数料・10月分の月謝が無料。これはかなりお得。自宅や職場が近い運動不足の人にはオススメです。

また地震。

2005年07月28日 | lesson
 仕事を終えて日舞へ。毎週ちゃんと通いだしてから1週間が早い。先週の稽古のことを書いたのが今週に入ってからってのもあるけど。
 今日は先生の青春時代の話に耳を傾けていたらついつい喋りすぎて稽古の時間が随分少なくなってしまった。50年前の東京。朝早く隅田川に沿って歩きながら歌う先生の姿を想像してみる。長閑で、なんとも微笑ましいいくつかのエピソード。古き良き日本の情景を思い描きつつ、故郷を想ってみたりして。
 稽古の途中で少し強い揺れ。先週土曜の地震では交通機関はもちろん、都内各所のエレベーターが停止した。東京は地震王国の首都であり、いつ阪神や新潟に匹敵する規模の震災が起きても不思議ではないということは誰もが知っている。なのにこの程度の地震で把握すべき正確な情報が素早く伝達されず、通信は遮断される。交通機関に乱れが生じるのは仕方がないにしても、本当に大地震が起きた場合、東京はひたすら混乱し、首都機能はあっさり沈黙するんじゃないだろうか。
 昨日のブログに載っけた「ホワイトバンド」、気にしてみるとつけてる人は結構いるもんだ。見かけるとちょっと嬉しくなります。

ニッポンの未来

2005年07月22日 | lesson
 夜、日舞。教わったところをたくさん忘れてしまっていた。先週のブログにも書いたが「連獅子」は数ある踊りの中でも一、二を争う大作で、一つ一つのフリも今までに習ったものの応用が効くものが少なく、どちらかというと新しい「手」の方が多い。親獅子は悠然として威厳がなくてはならず、踊りが大きくなる分運動量も増える。1時間以上みっちり踊って汗びっしょり。
 帰り際、次に稽古をつけてもらうために待っていた中学校教師の門下生と現在の学校教育についてしばし論議。ニュースでは度々耳にするホームレス襲撃事件が、つい先日自分の学校でも起こってしまったらしく、学校崩壊の危機は身近なところに迫っていることを憂えていた。「ごくせん」など学園ドラマでは救世主的教師による奇跡的で感動的な物語が展開しているが、あくまでドラマはドラマ。生徒の学校・教師不信は依然変わらず、問題解決に真摯に取り組もうと頑張っている教師は理事会やら校長の経営的・打算的示唆により出る杭は打たれてしまう荒んだ現状がある。日本の未来は決して明るくないなと肩を落として帰路についたのでした。