近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「ボタンウキクサ」 特定外来生物の植物

2006年11月15日 08時06分51秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難うございます。滋賀県に生息する水草の紹介、今日の1株はボタンウキクサ。先日、琵琶湖でボタンウキクサの群生(岸に流れ着いた?)を発見しました。護岸を埋め尽くす勢いで、タモ網を水の中に入れるのも一苦労という感じでした。外来魚のブラックバスも問題ですが、外来植物の繁殖力もかなり深刻です。
<データ>
名前:
ボタンウキクサ
分布:
琵琶湖を中心に滋賀県全域(特に南に多い気が?) 
体長:
葉長で100mm程度
生息:
 琵琶湖、溜池、河川や水路の緩流もしくは止水域 
特徴:
漢字で「牡丹浮草」と書く特定外来生物の浮草。葉の形状は最初は円形から楕円ですが、扇形に近くなります。葉自体は厚みがあり毛に覆われ、その葉が花状に広がって全体を形成していますね。葉の色は淡い黄緑色で、表面の毛は白色です。ビオトープや観賞用に流通しものが、各地で放流されて繁殖。それが問題を引き起こしています。淀川ワンドは、流下から数週間で一面を覆われ、水中の光や酸素不足から多くの魚介類への悪影響のおそれがあったため駆除が実施されたらしいですね。水中の酸素濃度が下がると川底の貝が死に、タナゴ(特にイタセンパラ等)が産卵できずに絶滅という死の連鎖を起こします。残念ながら、琵琶湖内でも越冬していますね。
参考・引用文献
私見:
 夏場、琵琶湖の一部の水域では、水面を埋め尽くしています・・・
採取:
 護岸などに浮かんでいる為、タモ網で掬って駆除。持ち帰りは禁止です。
飼育:
 特定外来生物の為、一般の栽培禁止。
動画:

画像:
    

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