閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる日本淡水魚の紹介、今日の1匹はメダカ南日本集団。住宅地を流れる水路で、体長2cm程のメダカを捕獲しました。最近はメダカを余り見かけないですね、でもいるところにはまだまだ沢山いるんです。こういうポイントが長く残ると良いのだが・・・
<データ>
名前:メダカ南日本集団
分布:滋賀県全域
体長:30~40mmくらい
生息:琵琶湖、河川、水路、浅い池沼の止水域の水面近く
特徴:
漢字で「目高南日本集団」と書く、ビオトープで人気の魚。形状は背面は平らで腹部が膨らんだ弓型でして、上向きの口をしています。体色は淡い灰褐色から飴色ですね。成魚は日本で一番小さな淡水魚らしく、その中でも雄は雌よりも一回り小さいです(雌雄判別は、背鰭と尻鰭に切れめが有るのが♂)。野生では寿命が1~2年くらいで、1年を通して見られる魚ですね(冬の低水温時には休眠状態に入りますが)。繁殖期は春から秋(大体で水温20度以上の高水温時)で、水草に粘着質の卵を産み付けます。外来種のカダヤシの勢力拡大と水田の用排水路分離化で棲息範囲を狭めているそうです。メダカと一口に言っても、『北日本集団』と『南日本集団』がいるそうでして、放流個体などが混じっている事もあり、滋賀県内全てが南日本集団とも言えないのが実情ですね。類似種の違い
グッピー:オスは色が派手、側面から見たメスの尻鰭が背鰭とほぼ同じ位置
カダヤシ:オスの色は変わらず、側面から見たメスの尻鰭が背鰭より前方に位置
メダカ :オスの色は変わらず、尻鰭形状が長い(他2種は短く丸い)
参考・引用文献
私見:
めだか~♪ のがっこうは~♪、直ぐに廃校になるのでハードな採取は控えめに!
採取:
水面をタモ網で掬う。
※捕り易いので、群れを根こそぎ捕るような行為は止めましょう
飼育:
飼育:
①容器:30㎝サイズの水槽に飼育数は5~10匹程度
②底床:砂及び砂利。ベアタンクでも可
③濾過:無くて良い。使うなら水流の弱いもの
④設備:ヒーター×、エアーポンプ×、ファンorクラー×
⑤水草:アナカリスやマツモ、浮草などが良い
⑥餌 :人工配合飼料に容易に餌付く
⑦混泳:ドジョウ類なら可
⑧置物:石でも流木でも炭でも可
⑨繁殖:比較的容易
基本的に水質変化や高水温に強い為、丈夫で飼育し易い魚です。また、繁殖も容易ですが、成魚は卵も稚魚も捕食するので産卵後は隔離した方が良いです。強いエアレーションや水流を嫌いますので、水槽よりも野外飼育に適しているのでしょうね。特に稚魚の口は小さいので、餌の人工飼料はメダカ専用か、砕いて細かくしたものを与えましょう(成魚は冷凍赤虫でも食べられます)
動画:
画像:
08.09.19追加画像、天然採取ヒメダカ(色素異常個体)。
10.01.12追加画像、孵化したばかりのメダカの稚魚。
よろしければこちらにもお越し下さい。
<データ>
名前:メダカ南日本集団
分布:滋賀県全域
体長:30~40mmくらい
生息:琵琶湖、河川、水路、浅い池沼の止水域の水面近く
特徴:
漢字で「目高南日本集団」と書く、ビオトープで人気の魚。形状は背面は平らで腹部が膨らんだ弓型でして、上向きの口をしています。体色は淡い灰褐色から飴色ですね。成魚は日本で一番小さな淡水魚らしく、その中でも雄は雌よりも一回り小さいです(雌雄判別は、背鰭と尻鰭に切れめが有るのが♂)。野生では寿命が1~2年くらいで、1年を通して見られる魚ですね(冬の低水温時には休眠状態に入りますが)。繁殖期は春から秋(大体で水温20度以上の高水温時)で、水草に粘着質の卵を産み付けます。外来種のカダヤシの勢力拡大と水田の用排水路分離化で棲息範囲を狭めているそうです。メダカと一口に言っても、『北日本集団』と『南日本集団』がいるそうでして、放流個体などが混じっている事もあり、滋賀県内全てが南日本集団とも言えないのが実情ですね。類似種の違い
グッピー:オスは色が派手、側面から見たメスの尻鰭が背鰭とほぼ同じ位置
カダヤシ:オスの色は変わらず、側面から見たメスの尻鰭が背鰭より前方に位置
メダカ :オスの色は変わらず、尻鰭形状が長い(他2種は短く丸い)
参考・引用文献
私見:
めだか~♪ のがっこうは~♪、直ぐに廃校になるのでハードな採取は控えめに!
採取:
水面をタモ網で掬う。
※捕り易いので、群れを根こそぎ捕るような行為は止めましょう
飼育:
飼育:
①容器:30㎝サイズの水槽に飼育数は5~10匹程度
②底床:砂及び砂利。ベアタンクでも可
③濾過:無くて良い。使うなら水流の弱いもの
④設備:ヒーター×、エアーポンプ×、ファンorクラー×
⑤水草:アナカリスやマツモ、浮草などが良い
⑥餌 :人工配合飼料に容易に餌付く
⑦混泳:ドジョウ類なら可
⑧置物:石でも流木でも炭でも可
⑨繁殖:比較的容易
基本的に水質変化や高水温に強い為、丈夫で飼育し易い魚です。また、繁殖も容易ですが、成魚は卵も稚魚も捕食するので産卵後は隔離した方が良いです。強いエアレーションや水流を嫌いますので、水槽よりも野外飼育に適しているのでしょうね。特に稚魚の口は小さいので、餌の人工飼料はメダカ専用か、砕いて細かくしたものを与えましょう(成魚は冷凍赤虫でも食べられます)
動画:
画像:
08.09.19追加画像、天然採取ヒメダカ(色素異常個体)。
10.01.12追加画像、孵化したばかりのメダカの稚魚。
よろしければこちらにもお越し下さい。
メダカだと思って捕獲するとシロハエの子供だったりします。
いなくなりましたね環境破壊のせいなのかな?
私はじっくり見すぎて、夢に出てきたことがあるのですが。(笑)
意外に迫力がありますよ。
メダカが捕れた水路がありましたっ
そこは三面護岸ですが底が細かい砂底で
水草が所々生えています。
水路の脇を歩いていると、数十匹のメダカの群れが!
メダカの学校という奴です。
10匹くらいの群れならばある程度は見つかりますが
これだけの群れは何年くらい見てないでしょうか。
捕まえようと思えば捕まえられる状況でしたが
特に荒らさず帰ってきました。
これからも学級閉鎖にならないよう祈ります。
私の所では、昔メダカの居た所へ行くとカワムツの稚魚ばかりですが、岐阜県もそうですか。メダカの学校って見なくなりましたよね。本当は、私の様なオッサンでは無く、小さい子供が野生のメダカと触れ合って欲しいのですが。
>Zaccoさん
ビオトープで泳いでいる状態を、上から見るのも可愛いですが、水槽で側面を眺めると思った以上に美しい魚ですよね。それだけに最近の生息数の減少が残念です。
>うみへびさん
メダカは、比較的簡単に取れるため、地域個体群を悪意も無しに、学級閉鎖へ追い込む可能性が有りますよね。次に見つける人も「うみへびさん」の様に、その次の人が観賞できる状態を保ってくれることを願います。(私も捕らないでは無く、良識の範囲内で捕ることを心掛けています。)
いまビオトープにハマっていまして、メダカを入れたいと思っています。よろしければメダカの生息地域を教えていただけませんか?
もちろん絶滅危惧種だとは既知で乱獲はするつもりはないのですが、、、
申し訳ありません、原則、生息地情報は公開していません。水草が多く、水深も浅めで流れが弱いところなら、琵琶湖内でも採取できました。がんばって探しで下さいね!