世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

神代桜

2017年04月16日 01時20分27秒 | Weblog
今年も山梨の神代桜に会うべく、山梨の実相寺へ。今年は開花が一週間ほど遅かった。
新宿から3時間。
天気もよくてワクワクしながら車窓を愉しむ。
途中の山々に「私は桜ですよ」とアピールする桜がぽつぽつと見えるのが、とてもいじらしくてかわいい。








日野春駅に到着。
必殺相乗り作戦。
駅から降りて「どうしよう」と思っている人に声をかける。

「あの、神代桜ですか?」
「ええ」
「タクシーで相乗りしませんか」
「いいですねえ!そうしましょう」

ということで横浜から来た女性と相乗りをしたので半額800円少々で実相寺にたどり着いた。

帰りも彼女と相乗りするべく、時間を決めて解散。

てか、到着した途端、雨が降ってきたんだが!
いくら雨女っていったって、今日ばかりは勘弁してくれよ!と心の中で叫ぶ。

しかしちょうどタクシーの相乗り女性との待ち合わせ時間になったら、青空が・・・!
せっかくここまで来たのだもの。
やはり青空をバックに神代桜を拝みたいではないか。
ということで彼女に謝罪をし、私はもう少し滞在することにした。

やはりここは山が近いので、天候が変わりやすい。
あっという間に晴れた。

神代桜。
樹齢2000年の生命力、ここにあり。




所々補修が施されてとても痛々しい。
しかし、それでも健気に咲く神代桜を愛おしく思う。








幹の空洞の部分を見ていると、まるで吸い込まれそうになる。





この2000年の間、人々を見続けていた神代桜。
様々な人を見つめ、或いは見つめられてきた悠久の営みを感じた。



境内は相変わらず綺麗に整備されていて、居心地がいい。
水仙とのハーモニー。


まるで天国のよう。





吉熊もご満悦。





今日のお気に入りのショットは以下。










今年最後の桜になるであろう今日の桜を心に焼き付ける。





宇宙を旅した種から咲いた宇宙桜も元気だった。


さくらジェラートは超絶美味。



境内を何周しただろう。



境内にその他の桜も大変美しく、見飽きない。











「これが最後」と思っても、日が傾くまで、眺めては撮り続けてしまう。
まるで中毒である。


最後の最後と自分に言い聞かせてまた一周する。
もう振り返らない。

縁あって、昨年会った人と再会を果たした。
その人が甲府駅まで送ってくださるというではないか。
ご好意に甘え、しかも途中、わに塚の桜(樹齢320年)も見ることができた。











遠くに富士山が!!


車に乗せてくれた人おススメの花。桃だろうか。





車内では甲州弁「こぴっと」「て!?」「わにわに」をレクチャーされた。
私の大好きな林真理子先生の「葡萄が目にしみる」の冒頭に出てくるジベ(種をなくす作業)についても色々教えてもらった。
ドラマ版「葡萄が目にしみる」のロケ地が彼の実家の近所だそうで、そのときの様子を得意気に語っていた。


彼と甲府駅で別れて、駅の近くの「小作」でほうとうを食べた。8年ぶりぐらい。



かぼちゃほうとう。




これこれ!これが食べたかったのである!!
野菜たっぷりで、ポトフのようだった。
辛みそが効いていて、麺ももちもち。
嗚呼、ここにも天国が・・・!!




また三時間かけて東京に戻る。
しかし大学時代は2時間半かけて通っていたので、電車の旅はそんなに苦痛を感じない。
眼を閉じると、今日見た桜がはらはらと舞うのが見える。
今年もありがとう、桜。

また来年。
神代桜に会えることを楽しみに頑張ろう。



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2 コメント

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2000年でも (Maru)
2017-04-16 03:15:05
花は同じですね。
人より長い歴史を持つ桜。
争いごとばかりして
人間はバカだなと呆れているかもしれません。
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本当に (亮子&吉熊)
2017-04-17 00:05:24
Maru殿

こんばんは!!

本当にそうですよね。
咲いて散って、また春になると咲く・・・。
キナ臭さがうっすらと漂う現代を、桜はどう思っているのでしょうかね。

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